松前城と松前藩屋敷
実写(ライセンス済み)MaedaAkihiko / CC0

北海道南・松前No.710★★地図で見る →

松前城と松前藩屋敷

〜北海道唯一の日本式城郭〜

history穴場——実はすごい

北海道の南端、津軽海峡を見下ろす高台に建つ、道内で唯一の日本式城郭。城跡を囲む松前公園には、江戸期の城下町を実物大で再現した一角と、国内屈指の品種数を誇る桜が広がる。

  1. 起点木古内駅
  2. 約90分函館バス・木古内から
  3. 降車松城バス停(函館バス松前線)
  4. 徒歩
  5. 松前城と松前藩屋敷

狙い目

ここは北海道ではよく知られた行き先で、穴場ではない。桜の時期には公園が人で埋まる。それ以外の季節が落ち着いているのは距離のためだ。町に鉄道はなく、訪れる人は皆1日数便のバスでやってくる。

場所

北海道のほかの記事 102件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

松前公園の桜pakku / CC BY 3.0
  1. 松前城 天守海峡を見下ろす再建天守。内部は町の城資料館になっている
  2. 本丸御門築城時から残る門。坂を上りきった、天守の手前に立つ
  3. 松前公園の桜旧城内と堀端の斜面いっぱいに植えられた、品種の異なる桜の群れ
  4. 寺町古い寺が並ぶ一角。山門のひとつは松前城から移された門
  5. 松前藩屋敷天守から坂を上がった先、江戸の城下町を実物大の木造で再現した通り

実際の行き方

  1. 木古内駅→松城バス停(函館バス松前行き、約1時間30分)。
  2. 松城バス停→松前城の天守と本丸御門(松前公園へ坂を上がる)。
  3. 松前城→寺町→松前藩屋敷(そのまま坂を上って徒歩)。
  4. 松前藩屋敷→松城バス停へ下り、木古内行きのバスに乗る。
木古内駅から函館バス
北海道新幹線の木古内駅→函館バス松前行き、約1時間30分、松城で下車。函館からの直通便はなく、木古内で乗り換えて合計およそ3時間かかる。便数が少ないので、駅の時刻表を見てから一日の予定を決めるとよい。
木古内駅へ戻る
松城から函館バスで木古内駅へ戻り、そこで新幹線に乗り継ぐ。バスは一日に数便しかないため、歩き終わってから考えるのではなく、歩き始める前に帰りの便を決めておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

松前町は北海道の南端にあり、津軽海峡をはさんで青森と向かい合っている。江戸期を通じて松前藩はこの島で唯一の藩であり、政治の中心は札幌ではなくここにあった。城跡は現在の松前公園で、約250品種という国内でも屈指の幅を持つ桜が植わっている。品種の幅は、そのまま花期の長さになる。園内の花は一週間で終わらず、波のように移っていく。天守から坂を上がった先には、その城下町の通りを実物大の木造で組み直した松前藩屋敷がある。城と町並み、同じ歴史を二通りの形で読める場所だ。

おすすめの楽しみ方

松前城資料館も松前藩屋敷も9時に開き、最終入館は16時30分。木古内からの早い便に乗れば、一日で両方をゆっくり回れる。まず海峡が見える低いほうの天守から入り、寺町を抜けて坂の上の再現された通りへ。気にすべきは閉館時刻より帰りのバスの時刻で、その日の終わりを決めるのはバスのほうだ。

歴史・背景

松前藩は、当時蝦夷地と呼ばれた土地で唯一の藩だった。異国船に備えて海岸を固めよという幕命を受け、藩が福山城を完成させたのが1854年。日本で旧式の築城が行われた、最後期の城のひとつにあたる。天守は1949年、隣接する町役場から燃え移った火で焼け落ち、現在の姿は1961年に再建されたものだ。ただし築城当時の建物も残っていて、本丸御門は往時のまま立ち、城の門のひとつは今も阿吽寺の山門として使われている。

行く前に

現金
松前城資料館と松前藩屋敷はどちらも有料で、確認時点で大人360円。両方に入れる共通券もある。地方のバスや小さな窓口はカードが使えないこともあるので、現金を用意しておくと安心だ。
知っておきたいこと
北海道の南端とはいえ、12月から3月は雪と強い海風がある。冬の運用は夏と異なることがある。桜の季節は一年で最も混み合う時期で、公園は人でいっぱいになる。
別ルート
函館からは函館バスで木古内方面へ向かい、そこで松前行きに乗り換える。レンタカーなら木古内駅から海沿いの道を約1時間。
降りたあと
松城バス停から大通りを北西へ歩き、松前公園へ上がる。白い天守が屋根の上に見えるので、それを目印にすればよい。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。