
愛媛中央・大洲No.640★地図で見る →
おはなはん通り
〜大洲に残る江戸期の町割〜
大洲の古い町の東の端、肱川に近い一角に、妙に道幅の広い通りがある。北側は商家の蔵、南側は武家屋敷。その境目に引かれた町割りが、今もそのまま残っている。
- 起点松山駅
- 約65分JR特急・1時間おき
- 降車伊予大洲駅(JR予讃線)
- そこから
- おはなはん通り
狙い目
資料も案内も揃っている町で、隠れているわけではない。ただ通過されているだけだ。この路線に乗る人の多くは内子か宇和島まで行ってしまうし、この通りは門も改札もない生活道路なので、そもそも混みようがない。
場所
愛媛のほかの記事 29件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 大洲城肱川を見下ろす城。古い町並みの西の端にあたる
- おはなはん通り家並みに沿って水路が流れる、幅の広い通りそのもの
- 明治の家並腰板張りの武家屋敷となまこ壁の土蔵が続く一角
- 臥龍山荘東の端、肱川に臨む山荘。庭園は国の名勝
実際の行き方
- 松山駅→伊予大洲駅(JR予讃線・特急「宇和海」、およそ45分、1時間に1本ほど)。
- 伊予大洲駅→肱南の古い町並み(南へ、殿町・常磐町の商店街を抜ける)。
- 城の側から川に向かって通りを歩き、明治の家並を過ぎる。
- 東の端の臥龍山荘まで行き、来た道を戻る。
- 松山から特急「宇和海」で
- 松山駅→(JR予讃線・特急「宇和海」)→伊予大洲駅、およそ45分。列車は1時間に1本ほど走っている。駅から古い町並みまでは南へ、肱川の方向。通りに近い大洲本町のあたりには路線バスも通っているが、歩いても分かりやすい道のりだ。
- 伊予大洲駅から戻る
- 北へ歩いて伊予大洲駅に戻り、特急で松山へ。そのまま南下して宇和島へ抜けることもできる。駅は早朝と夜間が無人になり、その時間帯は車内で切符を回収されるので、手元に持っておきたい。
どんな場所か
大洲は愛媛の中ほど、肱川が曲がるあたりに開けた城下町で、「伊予の小京都」を名乗っている。古い町並みが残る肱南は歩いて回れる広さで、この通りはその東の端を走る。目を引くのは道幅だ。ここは商家の蔵と武家屋敷が向かい合う境界であり、同時に、藩主が城から川下の別邸へ向かうときのお成道でもあった。だから他の道より広く取られている。市の観光ページも観光協会も、江戸期の町割りと家並みがこの一帯にそのまま残っていると書いている。
おすすめの楽しみ方
屋外の通りで料金もいらないから、一日のどこに差し込んでもいい。伊予大洲駅から南西へ徒歩20分ほどなので、城・通り・山荘をひとまわりして半日、という組み立てがちょうどいい。特急「宇和海」はおよそ1時間おきに走るので、一本の列車に予定を合わせる必要もない。
歴史・背景
通りの名は、実はそう古いものではない。1966年、NHKの連続テレビ小説『おはなはん』がこの一帯でロケをして、以来その名で呼ばれるようになった。伊予大洲駅の駅名標が今も「おはなはんと鵜飼いの駅」と名乗るほど、町に定着している。ただしカメラが求めたものは、もっと古い。なまこ壁の土蔵、腰板張りの武家屋敷の構え、そして車が来る前に決まった道幅である。川を見下ろす城と、東の端の別邸が、この短い散歩の両端になっている。
行く前に
- 現金
- 通りは公道で、歩くのに料金はいらない。両端の城と山荘はそれぞれ別に管理されているので、中に入るつもりなら当日の条件を確かめておきたい。
- 知っておきたいこと
- 門も閉門時刻もないが、ここは人が住んでいる通りだ。家々は今も私有の住宅や店舗なので、道の上を歩くこと。雨をしのげる場所はほとんどない。
- 別ルート
- 南から来るなら、宇和島からも同じ予讃線で伊予大洲に着く。宇和島と松山のあいだに、無理なく立ち寄れる位置だ。
- 降りたあと
- 伊予大洲駅から南へ、殿町・常磐町の商店街を抜けて川の方へ進む。通りは古い町並みのいちばん東の端で、ホームからおよそ20分の道のりになる。
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