
宮崎内陸・西都No.1229★★地図で見る →
西都原古墳群
西都の市街地の西に広がる台地に、古代の墳丘がいちめんに残る特別史跡。門も入場料もない。園路も駐車場もトイレも、一年中、昼夜を問わず開いている。
- 起点宮崎駅
- 約70分宮交バス・ほぼ1時間に1本
- 降車西都バスセンター(宮崎交通バス)
- そこから
- 西都原古墳群
狙い目
西都原は無名の場所ではない。国の最上位の指定を受けているし、春の花の時期には人も集まる。ただ、門も券売所も閉園時刻もないので、いつ着いても台地は開いている。花の二週間を外せば、広さのほうが人数を上回る。
場所
宮崎のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- このはな館台地の南側に建つ案内所。直売所があり、古墳めぐりの起点になる
- 鬼の窟古墳直径約36mの円墳。この群で唯一、横穴式石室をもつ
- 男狭穂塚・女狭穂塚群内最大の二基。陵墓参考地として柵の内側にあり、女狭穂塚は九州最大の前方後円墳
- 御陵墓前の花畑約2,000本の桜と30万本の菜の花が、柵に囲まれた二基の前に広がる
- 宮崎県立西都原考古博物館台地の北側に建つ県立館。この古墳群から出た埴輪や鏡を収める
実際の行き方
- 宮崎駅→西都バスセンター(宮崎交通バス・西都行きで約60分)。
- 西都バスセンター→このはな館(タクシーで北西へ、台地の上まで)。
- このはな館→鬼の窟古墳→男狭穂塚・女狭穂塚→考古博物館。草地を歩いて回る。
- 宮崎交通バスで西都バスセンターへ
- 宮崎駅または宮交シティ→(宮崎交通バス・西都行きで約60分)→西都バスセンター。日中はおよそ30〜60分おきに出ているので、時刻表を細かく調べる必要はない。バスセンターからの最後の区間はタクシーで、県の観光サイトは車で10分たらずとしている。
- 西都バスセンターから戻る
- 台地でタクシーを拾えるとは限らないので、このはな館か博物館で呼んでもらってバスセンターへ戻る。西都バスセンターから宮崎方面へのバスは夕方の早い時間で終わるため、着いたときに掲示の時刻表を読んでおきたい。
どんな場所か
西都原は、一ツ瀬川の右岸に持ち上がった台地だ。その上に墳丘が散らばっている。台帳に載る数は三百十九基。低い円墳から細長い前方後円墳まで形はさまざまで、南北およそ4.2キロの帯に広がっている。ここの特徴は、古墳そのものより周りの空きぐあいにある。墳丘のあいだにほとんど建物がなく、草地ごしに次の墳丘の輪郭が見える。造られた当時の地面の見え方が、そのまま残っているということだ。園路と道が台地を貫き、最大の二基は中央に柵で囲まれて立っている。
おすすめの楽しみ方
桜と菜の花は三月下旬から四月上旬にかけて同時に見ごろを迎え、大古墳の前の一帯が白と黄に染まる。その時期を外しても、朝の早い光と日没前の一時間はいい。墳丘の影が草地に長く伸びるからだ。古墳の内部は考古博物館の開いている日しか見学できないので、午後をまるごと使う予定なら先に確かめておきたい。
歴史・背景
築造は三世紀の末から七世紀にかけて。大正元年(1912年)の冬、宮崎県が各地の大学から学者を招いて発掘に着手し、大正六年(1917年)まで続いたこの調査は、日本で最初の本格的・組織的な古墳発掘として記録されている。のちに国の史跡に指定され、昭和二十七年(1952年)には特別史跡へ格上げされた。文化庁が認定する日本遺産のストーリーにも、南国宮崎の古墳景観を語る場所として名を連ねている。
行く前に
- 現金
- 古墳公園も駐車場もトイレも料金はかからず、同じ台地に建つ県立西都原考古博物館も入場無料とされている。公園が無料でもバスとタクシーは別なので、その分の現金は持っておきたい。
- 知っておきたいこと
- 園内も駐車場もトイレも年中利用できるが、古墳の内部を見られるのは考古博物館が開いている日だけ。日陰の少ない開けた土地で、暗くなってからの照明はほとんどない。火の使用(バーベキュー・花火を含む)は禁止されている。
- 別ルート
- 車なら東九州自動車道・西都インターチェンジから約15分、宮崎空港からは約1時間。台地の道は広く駐車場も大きいので、多くの人が車で来る。
- 降りたあと
- 西都バスセンターは古墳群の南東、約2キロ下った市街地にある。バスセンターからタクシーで台地へ上がり、古墳めぐりの起点であるこのはな館へ向かう。
近くのノート
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。

