和倉温泉
実写(ライセンス済み)Totti / CC BY-SA 4.0

能登・七尾和倉No.502★★地図で見る →

和倉温泉

onsen穴場——実はすごい

七尾湾に面した温泉街。湯は沖合の海底から湧き、山の湯にはない塩気をもつ。石川県の公式サイトは北陸で唯一の海の温泉と紹介している。

  1. 起点金沢駅
  2. 約1時間30分JR特急+徒歩20分
  3. 降車和倉温泉駅(JR七尾線)
  4. そこから
  5. 和倉温泉

狙い目

和倉に隠れた要素はない。日本海側でも指折りに知られた温泉地で、名の通った旅館が並ぶ。変わったのは町の状態のほうだ。2024年の能登半島地震で全館が止まり、観光協会はいまも旅館一覧ではなく営業・休業の一覧を出している。再開した宿もあれば、建て替えを経た宿も、まだ休んでいる老舗もある。

場所

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見どころ

和倉温泉街Totti / CC BY-SA 4.0
  1. 和倉温泉総湯地元の人と旅行者が同じ湯船を使う共同浴場。源泉をそのまま引いている
  2. 湯元の広場シラサギの銅像が立つ源泉の広場。湧き口の熱で生たまごを温泉たまごにできる
  3. 弁天崎源泉公園温泉街の真ん中の小さな公園。手湯と飲泉、湯で温まるベンチがある
  4. 湯っ足りパーク 妻恋舟の湯七尾湾を正面に見ながら浸かれる、水際の無料足湯

実際の行き方

  1. 金沢駅→和倉温泉駅(JR七尾線特急・約70分)。
  2. 和倉温泉駅→温泉街(徒歩20〜25分、またはタクシー・路線バス)。
  3. 総湯と、そのすぐ裏手の源泉の広場から歩きはじめる。
  4. 最後に湾に面した無料の足湯で足を温めてから駅へ戻る。
金沢から特急一本
金沢駅→(JR七尾線の特急で約70分)→和倉温泉駅。特急は一日に数本しかないので、行き当たりばったりではなく列車を決めてから動きたい。駅から温泉街までは北東へ約1.5km、徒歩20〜25分。タクシーか路線バスなら5〜6分。
和倉温泉駅から戻る
帰りも和倉温泉駅から。金沢方面の特急は本数が少なく、夜の早い時間で終わる。一日の予定を立てる前に帰りの列車を押さえておきたい。半島側に泊まるなら、のと鉄道の普通列車で七尾へ出る手もある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

和倉は能登半島の付け根、七尾湾の低い岸辺に広がる。ここの湯は谷から湧いたのではない。沖合の海底から噴き出したもので、浴槽に届く湯はナトリウム・カルシウム塩化物泉、透きとおっていて塩気が強い。この一点が町のかたちを決めた。湯口のまわりを埋め立てて陸をつくり、その造成地から温泉街が水辺へ伸びていった。島影に守られた平らな湾が、どの湯からも正面に見える。

おすすめの楽しみ方

無料の湯を主役に、旅館は選択肢と考えるといい。湾の足湯、街なかの手湯、源泉の広場は一時間あればひと回りできる。この温泉の変わったところが一番よく分かるのは源泉の広場で、生たまごが温泉たまごになるほどの熱さで湧いている。タオルを一枚鞄に入れて出かけたい。泊まるなら、まず観光協会の営業一覧を見ること。再建の進み具合で顔ぶれは月ごとに変わる。

歴史・背景

最初に湯が使われたのは約1200年前、薬師嶽の西側の谷だったと伝わる。11世紀に地殻が動いて湧き口は沖の海中へ移り、泡立つ海面で傷ついたシラサギが身を癒すのを漁師の夫婦が見つけた——湯の湧き出づる浦、すなわち涌浦が和倉の語源になった。1641年、前田利常が湯口の整備と周囲の埋め立てを命じ、こうしてできた造成地の上に今の温泉街が載っている。

行く前に

現金
共同浴場の総湯は入口で入浴料がいる。湯っ足りパークの足湯と弁天崎源泉公園の手湯は無料で、源泉の広場も自由に歩ける。小さな町でカードが使える場所は限られるので、現金を持っていくといい。
知っておきたいこと
2024年の地震からの復旧はまだ途上にある。観光協会が営業中・仮営業・休業中の旅館一覧を随時更新しており、総湯も震災後に定休日を変えている。日程を決める前に両方を確かめたい。
別ルート
車ならのと里山海道の和倉ICから約5分。のと里山空港から入る場合、観光協会はタクシーを予約して向かうことをすすめている。
降りたあと
和倉温泉駅から海の方角、北東へ。舗装路を歩いて20〜25分で温泉街に入る。タクシーか駅に接続する路線バスなら5〜6分。

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