
大分北・別府鉄輪No.854★★★地図で見る →
別府地獄めぐり
〜湯に入らず眺めるための源泉群〜
鉄輪の斜面には、熱すぎて入れない源泉が並ぶ。町はそれを囲い、庭に仕立て、眺めるための入場券を売った。コバルト色の池、鉄分で赤い泥、坊主頭のように膨らむ灰色の泥、そして石屋根の下の間欠泉。
- 起点別府駅
- 約20分亀の井バス・複数系統
- 降車海地獄前(亀の井バス)
- 徒歩
- 別府地獄めぐり
場所
大分のほかの記事 12件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 海地獄約98度のコバルトブルーの池。組合の地獄で最も広い
- 鬼石坊主地獄灰色の熱泥が坊主頭のように膨れては弾ける一帯
- かまど地獄小さな噴気が一丁目から順に番地のように並ぶ園内
- 白池地獄噴出時は透明な約95度の湯が、池に落ちて冷えると白く濁る
- 血の池地獄鉄分で赤く染まる約78度の熱泥。鉄輪からバスで坂を下った先
実際の行き方
- 別府駅西口→鉄輪(亀の井バス・約20分)。
- 海地獄で共通観覧券を買い、鉄輪の入口を順に歩く。
- バスで坂を下り、血の池地獄前へ。
- 血の池から龍巻まで歩き、同じバス停から帰りの便に乗る。
- 別府駅から亀の井バス
- 別府駅西口から鉄輪方面へ、亀の井バスで約20分。同じ道を複数の系統が走るので、待たされることは少ない。海地獄前で降りるか、鉄輪で降りて1分ほど戻る。
- 海地獄前から戻る
- 別府駅方面のバスは道路の向かい側から出る。地獄が閉まる時間を過ぎると本数が落ちるので、着いたときに時刻表を見ておくといい。最後の一つを回ってからでは遅い。
どんな場所か
地獄とは、この土地では湯を張るのではなく噴き上げる源泉を指す呼び名だ。そのうち七つが、所有者の組合によってひとつの周遊コースとしてまとめられている。五つは鉄輪に固まっていて、切符売り場や土産物の棚、足湯の前を通りながら歩いて渡れる距離にある。残る二つは亀川寄りの坂の下で、バスか車が要る。しかも造り方がそれぞれ違う。池を中心に据えたもの、ワニ園を抱えたもの、熱帯魚の温室を持つもの。湯そのものと同じくらい、湯の見せ方を見に行く場所だと言っていい。
おすすめの楽しみ方
朝の早い時間に入るのがいい。開くのは観光バスの時間割よりだいぶ前で、空気が冷えているうちは湯気の立ち方がまるで違う。鉄輪の五つは歩いてひと回りし、戻らずにそのままバスで血の池・龍巻へ下るのが素直な順路だ。券に含まれる足湯があるので、タオルは持っていくといい。
歴史・背景
豊後の古い風土記にはすでに、この一帯が噴気を上げる近寄れない土地として記されている。地獄という呼び名もそこから離れなかった。長いあいだ、ここは観に行く場所ではなく避ける場所だった。海地獄は約1200年前、鶴見岳の爆発でできたとされる。囲いを設けて庭を整え、料金を取って見せるようになるのはずっと後のことだ。2009年、海地獄・血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄の四つが、色と形の多様さを理由に国の名勝に指定された。
行く前に
- 現金
- 共通観覧券は七つすべてに使えて、大人2,400円、小・中学生1,200円。最初に着いた地獄の窓口で買う。バス代は別。
- 知っておきたいこと
- 遮るものがない地形なので、湯気がどれだけ通路を流れるかは風次第。寒い日ほど噴気はよく見えるが、そのぶん体にこたえる。龍巻地獄の噴出は時計ではなく、間欠泉自身の間隔で決まる。
- 別ルート
- JR日豊本線の亀川駅からは亀の井バスで血の池地獄前へ入れる。離れた二つを先に見て、鉄輪の五つで締める順番も取れる。
- 降りたあと
- 海地獄前のバス停から入口までは、坂の上側へ1分ほど。鉄輪の残りの入口は同じ道を東へ進めば順に現れる。
近くのノート
漱石の猫 / CC BY-SA 4.0食 · 大分★★
とり天
直線5.1km
Kamakura / CC BY-SA 3.0自然 · 大分★★★
高崎山自然動物園
直線8.8km
HyunJae Park / Public domain温泉 · 大分★★★
金鱗湖
直線10.8km
Σ364 / CC BY 3.0歴史 · 大分★★
杵築城下町
直線18.3km
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。