日田 豆田町
実写(ライセンス済み)Mukai / CC BY-SA 3.0

大分西・日田No.890★★地図で見る →

日田 豆田町

〜天領日田の商家町〜

history穴場——実はすごい

大分の内陸、日田に残る商家の町並み。城下でも宿場でもなく、幕府の役所のもとで整えられた町割りが、そのまま通りとして残っている。駅から北へ歩いて行ける、今も現役の商店街だ。

  1. 起点博多駅
  2. 約2時間JR特急ゆふ
  3. 降車日田駅(JR久大本線)
  4. そこから
  5. 日田 豆田町

狙い目

豆田町は日本ではよく知られていて、「九州の小京都」と紹介されることもある。秘密の町ではない。訪れる人が少なめなのは位置のせいだ。日田は内陸にあり、久大本線に乗る人の多くは由布院へ向かう。別府と由布院をまわる大分の定番ルートは、日田をただ通り過ぎていく。平日の通りは、そこで暮らし商う人たちのものになる。

場所

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見どころ(歩く順)

草野本家皓月旗 / CC BY 4.0
  1. 御幸通りと上町通り町を南北に貫く長い通りと、そのあいだを結ぶ横町
  2. 草野本家南寄りに建つ商家、国の重要文化財
  3. 廣瀬資料館豪商・廣瀬家の屋敷と、そこに伝わる調度や資料
  4. 日本丸館看板と店構えを残したままの、旧薬舗の建物
  5. 長福寺町の北端に立つ寺、本堂は国の指定を受けている

実際の行き方

  1. 博多駅 → 日田駅(JR特急ゆふ・久大本線)。ゆふいんの森も同じ経路。
  2. 駅から北へ、花月川に向かって歩く。手前の岸から町並みが始まる。
  3. 二本の通りのうち片方を上がり、もう片方を下る。横町は気の向くままに。
  4. 資料館は全部でなく一、二館に絞る。入る前に休館日を確かめる。
博多から日田へ、久大本線で
JR特急ゆふが博多から久留米を経て、川沿いを内陸へ上がり日田に着く。観光列車のゆふいんの森も同じ経路をたどる。福岡からの高速バスも駅横のバスターミナルに入る。
博多へ戻る、あるいは東の由布院へ抜ける
同じ列車が由布院・大分へ続くので、日田は往復ではなく横断の途中として組める。ただしこの線の特急は本数が少ない。町に入る前に帰りの列車を決めておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

保存地区は花月川の北岸、およそ十・七ヘクタール。町割りは驚くほど読みやすい。南北に二本の通りが走り、それを東西に五本が横切って、あいだの街区がきれいに揃う。瓦葺きに土を塗り込めた商家が両側に並び、国の重要文化財に指定された家もあれば、今も人が住み続けている家もある。ここは重要伝統的建造物群保存地区であって、野外博物館ではない。だから店先には酒屋があり、醤油屋があり、喫茶店があり、金物屋がある。片方の通りを端まで行き、もう片方を戻る。それでこの町はひと通り歩ける。

おすすめの楽しみ方

通りを歩くだけなら一時間。家に上がるなら二、三時間を見ておきたい。館ごとに休みも開館時間も違う。日田駅からは北へ徒歩十五分ほどで、川に向かって歩く道のりもこの町の一部だ。おひなまつりの時期には店ごとに雛人形が出され、通りがいちばん賑わう。

歴史・背景

日田が幕府の直轄領となったのは一六三九年、統治のために代官所が置かれた。豆田町はその役所のそばに、商人の町として育っていく。一七六七年、代官は九州西部を束ねる西国筋郡代に格上げされ、日田の商人は貸付へと業を広げた。その資金は「日田金」と呼ばれた。町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたのは、二〇〇四年十二月十日のことだ。

行く前に

現金
通りを歩くのに費用はかからない。資料館はそれぞれ入館料があり、休館日も別々だ。小さな店ではカードが使えないこともあるので、小銭と現金を持っておきたい。
知っておきたいこと
週に一日休む家があり、年末年始も閉まる。おひなまつりの時期と秋の週末は、二本の通りも周りの駐車場も埋まる。屋根のある区間はないので、雨だと歩ける時間が短くなる。
別ルート
大分側から来るなら、同じ線が由布院を経て西へ延びている。九州を東から西へ横断し、久留米の手前の日田で降りる組み方もできる。車なら大分自動車道から入る。
降りたあと
日田駅は、本当に歩いて着ける降車駅だ。駅前から北へ進み、川の方へ向かうと、十五分ほどで町並みが始まる。歩くのがつらければ、駅横のバスターミナルから路線バスもある。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。