
飛騨・白川郷No.495★★★地図で見る →
白川郷 合掌造り集落
雪深い岐阜の谷底に、急勾配の茅葺き屋根が並ぶ世界遺産の集落。高山からは予約制のバスで入る。いまも人が暮らし、年に一度ほどは住民が集まって屋根を葺き替える。
- 起点高山駅
- 約50分予約制バス・約50分
- 降車白川郷バスターミナル(濃飛バス)
- そこから
- 白川郷 合掌造り集落
場所
岐阜のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 和田家白川郷でも最大級の合掌造り。国の重要文化財で、いまも人が住み、1階の一部と2階が公開されている
- 荻町の本通り人が住む家が一本の道沿いに並び、あいだを用水と田が抜けていく
- 明善寺集落の中ほどに立つ寺。鐘楼門と庫裏は県の重要文化財
- であい橋庄川に架かる歩行者用の吊り橋。駐車場側からの唯一の入口
- 荻町城跡展望台集落を見下ろす斜面の台地。屋根の連なりが一枚に収まる
実際の行き方
- 高山駅横の高山濃飛バスセンター→白川郷バスターミナル(予約制高速バス・約50分、2,800円)。
- バスターミナル→荻町の本通りを南へ、和田家まで。
- 通りをさらに南へ進んで明善寺、西へ折れてであい橋を渡り、また戻る。
- 荻町城跡展望台まで上って屋根の連なりを見てから、予約したバスに間に合うようターミナルへ。
- 高山から予約制バスで
- 高山駅となりの高山濃飛バスセンター→(予約制の高速バス・約50分、片道2,800円)→白川郷バスターミナル。この路線は全便が予約制なので、窓口に並ぶのではなく、乗る前に席を押さえておく。
- 白川郷バスターミナルから戻る
- 高山行きも、金沢・富山・高岡へ抜ける便も、同じターミナルから出る。高山行きは予約が要るので、行きと一緒に帰りの席も取っておきたい。五箇山・高岡へ向かう世界遺産バスには、予約なしで乗れる自由席もある。着いたらまず、掲示された最終便の時刻を見ておくこと。都市の時刻表ではない。
どんな場所か
荻町は、世界遺産に並んで登録された三つの合掌集落のうちでいちばん大きい。庄川と背後の山にはさまれた谷底の45.6ヘクタールが、その保存地区にあたる。合掌造りとは、手を合わせた形の急な切妻屋根を、釘ではなく縄で結んで組む造りのことだ。雪を落とすための形であり、そのぶん茅は傷む。葺き替えは、村の家々が「結(ゆい)」と呼ぶ助け合いで分け合ってきた。いまは業者に頼むことが多いが、年に一度ほどは住民が集まって屋根を葺き替える。家々のあいだの田はいまも耕され、玄関を開けるのは住んでいる人だ。
おすすめの楽しみ方
団体バスが動くのは日中なので、集落が落ち着いているのは時刻表の端のほうだ。まず通りを歩き、公開している家がまだせかされていないうちに中を見ておく。展望台は最後でいい。屋根の下に何があるかを知ってから見上げたほうが、あの俯瞰はよく読める。予約した帰りの便には、1時間の余裕を残しておきたい。バスは待ってくれない。
歴史・背景
荻町が国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたのは1976年、山村集落という区分でのことだった。1995年には、峠を越えた富山側の相倉・菅沼とともにユネスコの世界遺産に登録される。いま残る家々の多くは、江戸の末から明治の終わりまでのあいだに建てられたものだ。白川郷でも最大級の和田家は、この谷の江戸期の産業だった焔硝を扱った家で、国の重要文化財に指定されている。いまも一家が暮らし、家の一部が公開されている。
行く前に
- 現金
- 集落を歩くだけなら料金はかからない。内部を公開している家や、川向こうの野外博物館は、それぞれに入館料がある。予約制バスの支払いは、各社の案内に従う。
- 知っておきたいこと
- 自家用車で集落のなかへは入れない。川の手前のせせらぎ公園駐車場に停め、であい橋を歩いて渡ることになる。この駐車場には営業時間があり、午後には最終入庫が締まるので、車で来る日帰りは終わりの時刻が先に決まる。豪雪地帯に指定された谷で、冬は冬のまま来る。
- 別ルート
- 日本海側からなら、金沢駅発の予約制高速バスで約1時間15分。富山・高岡からの便もある。名古屋からは直行の高速バスが走っている。
- 降りたあと
- バスターミナルは集落の北の端にある。出口から南へ歩けば数分で本通りが始まり、最初に現れる大きな合掌造りが和田家だ。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。