
飛騨・古川No.747★★地図で見る →
飛騨古川 瀬戸川と白壁土蔵街
飛騨の小さな城下町で、商家の裏手を流れる石積みの水路。上には白漆喰の土蔵が並び、暖かい季節には鯉が泳ぐ。駅から近く、歩くだけなら料金はかからない。
- 起点飛騨古川駅(JR高山本線)
- 約5分飛騨古川駅から徒歩約5分
- 飛騨古川 瀬戸川と白壁土蔵街
狙い目
飛騨古川は高山と同じ路線の、ひとつ北の町だ。そして一日は高山に取られる。多くの行程は高山の古い町並みで時間を使い切り、そのまま南へ帰っていく。だから同じ線路の上にありながら、ここで降りる人は一部にとどまる。隠れているわけではない。駅は近いし、水路は町のまんなかを流れている。ただ、たいていの人が一番目までしかやらない一覧の、二番目にあるというだけである。
場所
岐阜のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 壱之町の瀬戸川駅から歩いて最初に着く区間。ここから土蔵が並び始める
- 白壁の土蔵黒い石積みの上に白漆喰。水路のきわに直に立っている
- 瀬戸川の鯉四月から十一月まで水路にいる色鯉。冬のあいだは近くの池へ移される
- 円光寺瀬戸川沿いの寺。山門は増島城の城門を移したと伝わり、本堂の屋根下には亀の彫り物がある
- 飛騨古川まつり会館祭りの屋台三台が常設で展示されている。水路からすぐ
実際の行き方
- 飛騨古川駅→町の中心へ徒歩約5分。瀬戸川が通りを横切るところまで。
- 土蔵沿いに水路を一方向へ歩き、橋を渡って反対側を戻る。
- 水路沿いの円光寺に寄り、壱之町通りへ抜けて酒蔵や店を見る。
- 飛騨古川まつり会館で屋台を見てから、来た道で駅へ戻る。
- 高山本線で飛騨古川へ
- 飛騨古川はJR高山本線の駅で、高山の北にある。普通列車のほか、特急ひだも停まる。駅から水路までは町なかを徒歩約5分。水路そのものに門も入場料もない。
- 飛騨古川駅から戻る
- 同じ駅から、南は高山・名古屋方面、北は富山方面へ戻れる。山あいの路線で、特急の本数は一日に数えるほどしかない。帰り際ではなく、町に着いた時点で発車時刻を見ておきたい。
どんな場所か
瀬戸川は川ではなく、水路である。両岸を切石で固め、商家の裏手を流れている。その上に立つのが白壁の土蔵だ。黒い石積みの上に白漆喰。見せるためではなく、しまうためにつくられた建物である。暖かい季節には水路が色鯉で埋まる。えさは専用のペレットと、地元の乳業がアイスをつくるときに出るモナカの皮。水は浅く、鯉はいつでも見えている。景色としてしつらえた水辺ではない。町の設備として引かれた水が、そのまま残っている。
おすすめの楽しみ方
水路に鯉がいるのは四月から十一月。町の一年は春の祭りで頂点に来て、そのときの通りは歩くためではなく屋台のためにある。水路そのものに開閉の時間はないので、時間の決まっている場所――まつり会館、壱之町の店や酒蔵――のほうに合わせて予定を組み、水路はそれをつなぐ線として歩くといい。
歴史・背景
町の始まりは、金森氏が増島城を築いた城下町である。城は一国一城令で取り壊された。その城門が、瀬戸川沿いの円光寺の山門として残ると伝えられている。金森の町割りが残したのは、商家の区画と、そこへ引かれた水と、四月十九日・二十日の古川祭だ。屋台と起し太鼓の祭りを、町はいまも組ごとに担いでいる。
行く前に
- 現金
- 水路を歩くだけなら無料。まつり会館や壱之町通りの店には、それぞれの料金と営業時間がある。会館は有料で、隣の匠文化館との共通券もある。カードだけでなく現金も持っておきたい。
- 知っておきたいこと
- 鯉がいるのは四月から十一月まで。十一月下旬から四月上旬までは越冬のため近くの池へ移され、水路は空になる。飛騨古川は雪の多い土地で、冬に見るのは魚ではなく、蔵と雪のほうだ。水路そのものに開閉の時間はない。
- 別ルート
- 車なら、町は高山と富山を結ぶ道筋の途中にある。駐車場は飛騨市役所と飛騨古川駅裏が無料。通り抜けるなら、国道41号沿いの道の駅アルプ飛騨古川が駅から車で7分で、乗鞍岳のほうを望む。
- 降りたあと
- 飛騨古川駅から町の中心へ向かって歩くと、五分ほどで水路に出る。壱之町で通りが水にぶつかるあたりから、土蔵が並び始める。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。