蔵王温泉と樹氷
実写(ライセンス済み)ZAO Ropeway / CC BY 4.0

山形・蔵王No.585★★★地図で見る →

蔵王温泉と樹氷

onsen王道を、いちばんいい形で

蔵王連峰の西斜面に湧く硫黄泉の温泉街。傷にしみるほど酸が強い。その頭上には二段のロープウェイが延び、冬の嵐が針葉樹を丸ごと氷で包む高原へ運んでくれる。

  1. 起点山形駅
  2. 約45分バス・40〜50分
  3. 降車蔵王温泉バスターミナル(山交バス)
  4. そこから
  5. 蔵王温泉と樹氷

場所

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見どころ(歩く順)

温泉街の坂道Raita Futo from Tokyo, Japan / CC BY 2.0
  1. 温泉街の坂道バスターミナルからロープウェイまで、宿と店と浴場が並ぶ急な通り
  2. 上湯・下湯・川原湯互いに数分の距離にある3つの共同浴場。下湯の前には足湯もある
  3. 蔵王温泉大露天風呂温泉街の上、渓流沿いに設けられた大きな露天風呂。暖かい季節だけ開く
  4. 蔵王ロープウェイ 蔵王山麓駅温泉街の上端に建つ乗り場。ここから二段の空中散歩がはじまる
  5. 地蔵山頂駅と樹氷原標高1,661mの山頂駅。降りた足もとから氷に覆われた針葉樹がひろがる

実際の行き方

  1. 山形新幹線で山形駅へ。
  2. 山形駅前→蔵王温泉バスターミナル(山交バス・40〜50分)。
  3. 共同浴場を拾いながら、温泉街の坂をロープウェイ山麓駅まで上る。
  4. ロープウェイを2区間乗り継いで地蔵山頂駅へ。樹氷原はその足もとにひろがる。
山形駅から山交バス
山形駅前から蔵王温泉行きの山交バスに乗り、終点の蔵王温泉バスターミナルまで。所要は公式の案内で40分から50分と幅がある。山形駅は山形新幹線の駅なので、東京からでも午前中でたどり着ける。温泉街に鉄道は通っていない。入口はこのバスだけだ。
山形へ戻る
帰りも同じバスがターミナルから山形駅へ走る。着いたらまず最終便を確かめておきたい。ライトアップの夜は終わりが遅く、そのあとに拾える便はない。氷が光るところまで見るつもりなら、時刻表に賭けるより温泉街に一泊するほうが確実だ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

蔵王温泉があるのは山形市の南東のはずれ、蔵王連峰の西の斜面だ。観光地の一本道ではなく、生活の続いている温泉場である。共同浴場が3つ、通りに開かれた足湯、坂に沿って大小の宿が積み上がる。湯は硫黄泉で、pHは1.6前後という強い酸性。湧出量は毎分およそ5,700リットルあり、それだけ出るからこの町の建物はたいてい自前の風呂を持っている。湯は白く濁っていて、姿より先に匂いで気づく。

おすすめの楽しみ方

樹氷がいちばん厚くなるのは2月。シーズン中は夜のライトアップも組まれるが、実施は特定の日に限られるので、遅い帰りを決める前に日付を確かめておきたい。共同浴場は通年で開いていて、料金は入口の箱に入れるだけ。予約も受付もいらない。上の氷と下の湯、その両方を一日に入れると、この山の輪郭がはっきりする。

歴史・背景

湯を見つけたのは、日本武尊の東征に従った吉備多賀由だと伝えられる。今からおよそ1900年前のことだという。長いあいだこの地は高湯と呼ばれ、奥羽三高湯のひとつに数えられてきた。江戸時代には蔵王権現へ登る西側の入口としてにぎわう。スキー場が開き、ロープウェイが架かり、山岳道路が通ったのは20世紀に入ってからで、そこで湯治場は山岳リゾートへ姿を変えた。

行く前に

現金
3つの共同浴場は受付ではなく、入口に置かれた箱に料金を入れる方式なので、小銭を持っていきたい。ロープウェイの切符は山麓駅で買う。冬季には山形駅発のバスとロープウェイをまとめた乗車券も売られている。規模の大きい日帰り入浴施設は、それぞれの受付で別に支払う。
知っておきたいこと
川沿いの大露天風呂は冬季休業で、おおむね11月下旬から4月中旬まで閉まり、暖かい季節に開く。樹氷はその逆の暦で動く。真冬にかけて厚みを増し、春先の暖かい風が吹けば数週間で消えてしまう。強風が出るとロープウェイは前ぶれなく止まる。山頂駅の寒さは、坂下の温泉街とは別ものだと思っていい。
別ルート
冬季には仙台駅東口から蔵王温泉への直行バスも走り、山形での乗り換えを省ける。車なら山形自動車道の山形蔵王ICか、東北中央自動車道の山形上山ICから上る。
降りたあと
バスターミナルは温泉街のいちばん下にある。共同浴場も足湯も、そこから坂を上った通り沿いに散らばっていて、ロープウェイの山麓駅は同じ坂を上りきったところだ。歩いてまわれる範囲ではあるが、坂であり、冬は雪の坂になる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。