
山形・山寺No.583★★★地図で見る →
山寺 立石寺
山形市の東、立谷川の谷にせり出す凝灰岩の岩山に建つ天台宗の古刹。長い石段を登った先の堂宇からは谷が一望できる。開門が早く、混み合う前に登りきれるのも利点だ。
- 起点山寺駅(JR仙山線)
- 徒歩5〜10分JR仙山線・駅が登り口
- 山寺 立石寺
場所
山形のほかの記事 9件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 根本中堂登り口に建つ本堂。延暦寺から分けられた法灯を守る
- せみ塚石段の途中に立つ石碑。芭蕉の句を書いた短冊を納めた場所
- 仁王門最後の登りの入口となる門。左右に一体ずつ仁王が立つ
- 納経堂・開山堂独立した岩柱の上の小さな朱塗りの堂と、その隣に建つ開山堂
- 五大堂断崖に張り出した木の舞台。谷と川がそのまま眼下に広がる
実際の行き方
- 山形または仙台→山寺駅(JR仙山線)。
- 山寺駅→石段の登り口(平坦な参道を歩く)。
- 登り口で入山料を納め、せみ塚・仁王門を過ぎて上の堂へ。
- 同じ石段を下り、最後に入口の根本中堂へ寄る。
- JR仙山線で山寺駅へ
- 仙山線は山形と仙台を結び、途中の山寺に停まる。この駅は立石寺の玄関口で、寺社造りの駅舎もそのために建てられたものだ。ホームからすでに岩山と堂宇が見え、石段の登り口までは平坦な道を5〜10分ほど。
- 山寺駅から戻る
- 同じ仙山線で仙台へ抜けることも、山形へ戻ることもできる。二つの都市のあいだに挟むにはちょうどいい場所だ。本数は多くないので、下山してからではなく、登る前にホームの時刻を見ておきたい。
どんな場所か
立石寺があるのは山形市の東、立谷川に迫る凝灰岩の岩壁だ。岩の脇に建つのではなく、岩そのものに食い込むように建っている。麓の門から山上の奥之院まで1015段の石段が続き、巨岩や岩を彫った窪み、点在する塔頭のあいだを縫っていく。堂は岩が棚をつくった場所にだけ据えられ、小さな納経堂は独立した岩柱の上に、開山堂を隣に従えて立つ。五大堂の舞台まで上がれば谷が一気にひらけ、川も駅も足の真下にある。
おすすめの楽しみ方
入山は4月から11月が朝8時から、12月から3月はその30分あと、閉まるのも早い。開門と同時に登り出せば、上の堂を人が増える前に歩ける。往復にかかるのは、たいてい1時間半から2時間ほどだ。順番も効く。根本中堂を下りの最後に回せば、行列に並ぶところからではなく、静かなところで締めくくれる。
歴史・背景
寺伝では貞観2年(860年)、慈覚大師と呼ばれる円仁が勅願によって開いたとされる。本堂にあたる根本中堂は、延文元年(1356年)に初代山形城主・斯波兼頼が再建したもので、主にブナ材で組まれた国指定重要文化財だ。堂内には天台宗の総本山・延暦寺から分けられた法灯がいまも燃えている。松尾芭蕉が山寺を訪れたのは元禄2年(1689年)、『おくのほそ道』の旅の途上で、蝉の声が岩にしみ入るという句を残したのもこの場所である。
行く前に
- 現金
- 入山料は中学生以上が500円、4歳以上の小人が200円で、石段の登り口で納める。宝物殿の拝観と根本中堂の内陣参拝には、これとは別に料金が定められている。
- 知っておきたいこと
- 12月から3月は開門が遅く閉山も早まり、石段には雪と氷が乗る。速さよりも、滑らない靴のほうが効いてくる。季節を問わず岩の上は天気が変わりやすく、上の堂は吹きさらしだ。
- 別ルート
- 仙台側からも仙山線一本で山寺に着くので、宮城から向かうのも山形から向かうのと手間は変わらない。車なら山形自動車道・山形北ICが最寄りで、駐車場は駅の周辺にある有料場を使うことになる。
- 降りたあと
- 山寺駅から川を渡ると、参道がそのまま石段の登り口まで続く。ここまでは平坦だ。登りが始まるのはその先から。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。