五島列島
実写(ライセンス済み)Alpsdake / CC BY-SA 4.0

長崎西・五島列島No.1218★★地図で見る →

五島列島

history穴場——実はすごい

長崎の西に浮かぶ五島列島の玄関口が、福江島の福江港ターミナルだ。小さな島へ渡る船も同じ建物から出ていく。この島々を世界遺産にした教会めぐりは、ここから始まる。

  1. 起点長崎駅
  2. ジェットフォイルで約1時間25分長崎港からジェットフォイル
  3. 降車福江港ターミナル(九州商船ジェットフォイル)
  4. そこから
  5. 五島列島

狙い目

五島は国内ではよく知られた島々で、教会は長崎の旅程にたいてい登場する。人が減るのは外洋を越えるからだ。片道の航路がある以上、ついでに寄る場所にはならず、行くと決めた人だけが着く。世界遺産の教会堂は事前連絡がなければ中に入れないので、なおさら計画の要る旅になる。

場所

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見どころ(歩く順)

堂崎天主堂Hiroaki Kaneko / CC BY-SA 3.0
  1. 福江港ターミナル観光案内所と島間航路の窓口がそろう到着ロビー
  2. 石田城跡(福江城)かつて三方を海に囲まれた五島氏の城跡。今は高校と庭園
  3. 堂崎天主堂福江島北東岸のレンガ造の教会堂。内部は五島のキリシタン史の資料館
  4. 久賀島 旧五輪教会堂船で渡る久賀島東岸の木造教会堂。国の重要文化財
  5. 奈留島 江上天主堂木立に囲まれた谷あいに建つ小さな木造の堂。世界遺産の構成資産

実際の行き方

  1. 長崎駅→大波止電停(長崎電気軌道)、そこから長崎港ターミナルまで歩いてすぐ。
  2. 長崎港ターミナル→福江港ターミナル(九州商船のジェットフォイルで約1時間25分/フェリーなら約3時間10分)。
  3. 乗船前に窓口で発券し、福江に着いたらその日の最終便の時刻を確かめておく。
  4. 福江港ターミナルから、島内バスかレンタカーで堂崎へ。久賀島・奈留島へは同じターミナルから船に乗る。
長崎港からジェットフォイル・大波止経由
長崎駅→(長崎電気軌道で大波止、そこから徒歩すぐ)→長崎港ターミナル→九州商船のジェットフォイルで福江港まで約1時間25分。同じ航路のフェリーなら約3時間10分。ネットや電話で予約したチケットも、乗船前にターミナルの窓口で発券する必要があるため、余裕をもって着いておきたい。
福江港から長崎へ戻る
帰りも福江港ターミナルから、同じジェットフォイルとフェリーが長崎港へ向かう。鉄道と違って便数は限られ、時刻も季節で変わる。帰りの最終便は、出発の直前ではなく着いた日のうちに窓口で確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

五島列島は長崎県の西の端、東シナ海に浮かぶ島々だ。陸地のほとんどを占めるのが福江島・久賀島・奈留島・若松島・中通島の五島で、土地では前の三島を下五島、後の二島を上五島と呼び分ける。列島全体にはカトリックの教会堂が五十を超えて残る。いちばん大きな福江島の到着口が福江港ターミナルで、長崎からのジェットフォイルはここに着き、久賀島や奈留島、さらに小さな島へ渡るフェリーも同じ岸壁から出ていく。各船会社の窓口も観光案内所も土産物店も、この一棟のなかにそろっている。

おすすめの楽しみ方

ジェットフォイルは片道およそ1時間25分。日帰りもできなくはないが、かなり詰まる。福江に一泊すれば、駆け足だった教会めぐりが一日ぶんの旅になる。世界遺産の教会堂はインフォメーションセンターに事前連絡をした人にしか開かないので、島間の船の手配と同じタイミングで連絡を入れておくといい。海が荒れるとまず止まるのがジェットフォイルなので、フェリーか空路を控えに置いておくと日程が崩れにくい。

歴史・背景

日本では二世紀を超えてキリスト教が禁じられ、長崎本土の信者は信仰を表に出さずに暮らしていた。1797年、五島藩が大村藩と移住の取り決めを結ぶと、外海地方の潜伏キリシタンが海を渡り、既存の集落の縁に土地を開いて住み着いた。禁教が解けたあと、彼らはその場所に教会堂を建てていく。世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の十二の構成資産のうち、四つがこの列島にある。

行く前に

現金
乗船券はターミナルの窓口で買える。ジェットフォイルはネット予約にも対応するが、予約済みでも乗船前に窓口で発券する。館内にはコンビニと土産物店、コインロッカーがあり、小さな島へ渡る前に買い物を済ませられる最後の場所になる。
知っておきたいこと
海が荒れるとまず欠航するのがジェットフォイルで、フェリーが続くこともある。風の予報はそのまま日程を揺らす。教会堂はミサや冠婚葬祭の最中は入堂できず、堂内の撮影も許されていない。
別ルート
空路なら長崎空港から五島つばき空港へ約30分、福岡空港からは約40分(ORC・ANA)。福岡からは博多港発の野母商船の夜行フェリーもあり、奈留島を経ておよそ8時間30分かかる。
降りたあと
ターミナルそのものが到着地点になる。1階に各船会社の窓口と観光案内所、2階にフェリー乗り場と展望所があり、ジェットフォイルの乗り場は1階の出口から桟橋方向へ少し歩く。