姫島
実写(ライセンス済み)ブルーノ・プラス / CC BY-SA 4.0

大分・姫島No.860★★地図で見る →

姫島

local穴場——実はすごい

国東半島の北に浮かび、島がそのままひとつの村になっている島。小さな火山が地面をつくり、黒曜石の断崖が海に向いて立ち、七つの言い伝えにはそれぞれ案内板がある。

  1. 起点国東・伊美港
  2. 航路約20分村営フェリー・伊美港から
  3. 降車姫島港(姫島村営フェリー)
  4. そこから
  5. 姫島

狙い目

秘密の島ではない。ジオパークの説明板は立っているし、盆踊りには人も集まる。県の観光サイトはサイクリングコースを勧めている。それでも静かなのはフェリーのせいだ。同時に島にいられる人数は便数で決まり、その大半は最終便より前に帰っていく。

場所

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見どころ(歩く順)

姫島灯台On-neko / CC BY-SA 4.0
  1. 姫島港フェリーが着く島の玄関。港の前が集落の本通りで、宿も店もこの周りに集まる
  2. 拍子水島の東側に湧く冷たい炭酸の水。七不思議のひとつに数えられている
  3. 姫島灯台東の岬に立つ灯台。瀬戸内に向いた断崖の上から海を見下ろす
  4. 観音崎北西の岬。高さ40メートル・幅120メートルの黒曜石の断崖がそのまま海へ落ちる

実際の行き方

  1. 国東半島の伊美港まで車で行き、桟橋横の無料駐車場に置く。
  2. 伊美港→姫島港(姫島村営フェリー・約20分)。
  3. 港のそばで自転車を借り、時計回りに一周する。東の拍子水、姫島灯台、北西の観音崎の順。
  4. 最後の一巡りに入る前に、帰りの便の時刻を確かめておく。
伊美港から姫島村営フェリー
国東半島北岸の伊美港→(姫島村営フェリー・約20分)→姫島港。村が1日12往復を走らせており、12月から3月は11往復に減る。島発の始発は早朝。切符はターミナルで買う。橋は架かっておらず、ほかの航路もない。
姫島港から戻る
伊美行きは日中を通して出ているが、最終は夕方の早い時間に切り上がる。帰りの便は夕方に考えるのではなく、着いた時点で決めておきたい。乗り遅れても代わりの足はなく、島の宿の数も限られている。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

姫島は火山がつくった島だ。それぞれ一度だけ噴いて終わった小さな火山が寄り集まって陸になり、その縁を海が削って今の輪郭になった。いちばん高い矢筈岳でも標高266.6メートル、自転車なら午前中で一周できる大きさで、家並みは南側の港のまわりに寄っている。島全体が瀬戸内海国立公園のなかにあり、海岸線は黒曜石の断崖、砂州、海食洞と、地形の見本のように続く。要所には説明板が立つ。漁と車えびの養殖は今も島の仕事で、観光は暮らしのすぐ隣にある。

おすすめの楽しみ方

早い便で渡れば、島を一周してから午後の便で戻れる。港から時計回りに走ると、まず東の拍子水と灯台に出て、光を背にして北西の黒い崖にたどり着く順になる。八月半ばに当たれば、日が落ちてから踊り手が集落の盆坪を巡っていく場面に行き合う。

歴史・背景

島をつくった火山の活動は約30万年前にさかのぼる。ひとつの火口が一度だけ噴いて終わる単成火山が並び、噴き出した黒曜石はのちに人の手で刃物になった。伝説の層も厚い。比売語曽社に伝わる姫の話をはじめ、島には「七不思議」と呼ばれる七つの言い伝えが残る。キツネ踊りを含む「姫島の盆踊」は国選択無形民俗文化財で、2013年には日本ジオパークにも認定された。

行く前に

現金
航路の運賃は村が定めていて、ターミナルと村のフェリーページに掲示がある。島では現金を持っておきたい。ここはリゾートではなく漁業の村で、上陸してからカードが使える場面は多くない。
知っておきたいこと
12月から3月は最終便が運休するため、冬の滞在時間は短くなる。単一航路のフェリーなので、時化れば欠航もありうる。真夏の海沿いの道は日陰が少ない。
別ルート
島に橋はない。渡り口は伊美港のひとつだけで、大分側からでも北九州側からでも国東半島を車で越えて着く。港には村外から来た人のための無料駐車場がある。
降りたあと
フェリーターミナルは港のいちばん奥に立つ。桟橋を降りると海沿いに集落の通りが伸び、村役場も港前の店も徒歩数分。自転車はこの周辺で借りられる。