
岐阜東・恵那 岩村No.750★★地図で見る →
岩村城下町
岐阜県東部の丘に抱かれた恵那市岩村町、その本通りが国の重要伝統的建造物群保存地区。塗屋造の壁と格子の店構え、そして高札場が、山城跡へ向かって上る坂に沿って続く。
- 起点恵那駅
- 約30分明知鉄道・ほぼ1時間に1本
- 降車岩村駅(明知鉄道)
- 徒歩
- 岩村城下町
狙い目
国が選定して案内板も立つ地区で、隠れ里ではない。それでも慌ただしくならないのは、行き方のせいだ。岩村へ入る明知鉄道は単線で、列車はおよそ1時間に1本。人はまとまって来て、あいだが長く空く。
場所
岐阜のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 西町地区の西端。塗屋造の商家の連なりがここから始まる
- 木村邸本町に建つ江戸期の商家。一般公開されている
- 土佐屋同じ並びにあるもう一軒の旧家。こちらも中を見られる
- 高札場となまこ壁本町に立つ藩の高札場と、店の外壁を格子状に飾るなまこ壁
- 鉄砲鍛冶の家藩政時代に火縄銃と槍を製造していた、一部土蔵造りの一軒
実際の行き方
- 名古屋駅→恵那駅(JR中央本線)。
- 恵那駅→岩村駅(明知鉄道・約30分、およそ1時間に1本)。
- 岩村駅から本通りの西端へ。西町から本町へと坂を上りながら地区を歩く。
- 城跡まで足を延ばすなら、藩主邸跡を過ぎてさらに上る。
- JR中央本線で恵那へ、明知鉄道に乗り換え
- 名古屋駅からJR中央本線で恵那駅へ。恵那で明知鉄道の明智行きに乗り換え、約30分の岩村駅で降りる。恵那発の列車はおおむね1時間に1本の間隔で走っている。
- 岩村駅から戻る
- 恵那方面の列車も日中から夕方までおおむね1時間に1本。一本逃すと1時間近く空くので、通りへ上がる前に岩村駅の時刻を見ておきたい。ダイヤは2026年3月に改正されているので、手元の古い時刻表ではなく駅の掲示を読むこと。
どんな場所か
岩村は岐阜県の東、恵那市の丘のあいだにある。町のなかを一本通る岩村本通りが、約14.6ヘクタールの重要伝統的建造物群保存地区だ。文化庁の種別は「商家町」。保存された城下町の多くが武家屋敷を残すのに対し、ここに残ったのは商いの側だという意味になる。坂沿いには重厚な塗屋造の主屋と土蔵が続き、太い柱と梁組をわざと見せる構えが、当時の身代の大きさをそのまま語る。うち木村邸と土佐屋の二軒は一般公開されている。藩政期に火縄銃や槍を作っていた鉄砲鍛冶の家も、その並びに現存する。
おすすめの楽しみ方
恵那から岩村までは約30分、列車はおよそ1時間に1本。だから「そのうち戻ればいい」ではなく、一本を決めてから動くほうがいい。一日フリー切符は1,380円で、沿線をもう一駅寄るなら元が取れる。通りを見ながら歩き、公開されている二軒に入って、ちょうど午前がひとつ埋まる。城跡への登りは、そのうえに足す別の行程だと思っておきたい。
歴史・背景
岩村は山城の足元に育ち、江戸時代を通じて東濃地方の政治と経済の中心だった。城のほうは備中松山城・高取城と並ぶ「日本三大山城」の一つに数えられ、いまは尾根に石垣を残すだけになっている。生き残ったのは、その下の商家の通りのほうだった。1998年4月17日、文化庁はこの通りを商家町として重要伝統的建造物群保存地区に選定した。岐阜県では3番目の選定になる。
行く前に
- 現金
- 通りを歩くこと自体は無料。明知鉄道の一日フリー切符は恵那駅と明智駅で売っている。小さなローカル線なので、カードが使える前提にせず現金を持っておくと安心だ。公開されている商家の入館料は、それぞれの建物で受け付けている。
- 知っておきたいこと
- ここは人が住んでいる通りで、開門・閉門があるわけではない。歩くだけならいつでもできる。一般公開の商家は建物ごとに休みと時間が違う。通りは西から東へ上り坂なので、楽なのは帰り道のほうだ。
- 別ルート
- 車なら中央自動車道の恵那インターチェンジから国道257号で約20分。岩村振興事務所の駐車場からは、通りまで徒歩5分ほど。
- 降りたあと
- 岩村駅から南東へ町なかに入ると、本通りの西端に出る。そこから地区は一本道で坂を上り、西町から本町へ、最後は藩主邸跡に突き当たる。城跡への登り口はその先だ。
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