琴平 表参道の門前町
実写(ライセンス済み)Tzuhsun Hsu / CC BY-SA 2.0

香川・琴平No.633★★地図で見る →

琴平 表参道の門前町

〜こんぴらさんの石段下の町〜

local穴場——実はすごい

金刀比羅宮の表参道にできた門前町。石段の下のほうは両側が土産物屋・旅館・うどん屋で、参道と商店街がそのまま同じ道になっている。

  1. 起点高松駅
  2. 約35分JR特急+徒歩
  3. 降車琴平駅(JR土讃線)
  4. 徒歩
  5. 琴平 表参道の門前町

狙い目

金刀比羅宮は四国でも指折りの参拝者を集める神社で、この通りも知られていないわけではない。違うのは、どこに目を向けるかだ。多くの旅程では店の並びは駅と石段のあいだの障害物になっているが、軒先も旅館もほとんど平らな下の段も、この参拝のなかで唯一ゆっくりできる場所である。

場所

香川のほかの記事 19件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

表参道の商店街ラハール / Public domain
  1. 高燈籠琴電琴平駅のそばに立つ木造の燈籠。かつては沖の船の目印
  2. 一之橋公園参道へ向かう途中の小さな公園。月2回の朝市の会場になる
  3. 琴平町公会堂参道沿いに残る戦前の公会堂。国の登録有形文化財
  4. 表参道の商店街石段の下のほうに続く、土産物屋とうどん屋と旅館の並び
  5. 一之坂通りが本格的な坂に変わる、最初の上り

実際の行き方

  1. 高松駅→琴平駅(JR土讃線。特急または普通、多度津乗り換えの場合あり)。
  2. 琴平駅→高燈籠・ことでんの駅前(町を南西へ歩く)。
  3. 一之橋公園、町の公会堂の前を通って、石段の下まで。
  4. 店の並びを一之坂まで上り、通りが坂に変わったところで折り返してうどんにする。
JR土讃線で高松から
高松駅から琴平駅までは特急しまんとが速い。普通列車なら1時間ほどで、多度津での乗り換えが入ることもある。琴平駅は町の東側に建つ古い木造駅舎で、参道は駅から南西へ、山のほうへ延びている。
琴平駅から戻る
高松方面は日中から夜まで列車がある。逆向きの特急南風は瀬戸大橋を渡って岡山へ抜けるので、四国への行き帰りに挟みやすい。遅い時間にうどんを一杯やるなら、先に最終の時刻を確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

琴平は、神社の前にできた町として育った。海の守り神・こんぴらを拝みに全国から人が集まり、その道筋に宿と茶屋と、持ち帰る菓子をつくる店が並んだ。その道が、いまも登り口である。石段は通りのまん中から始まり、下のほうは両側が店の軒先で、商いが途切れるのは上の門をくぐってからだ。名物もこの通りで生きている。灸まん、加美代飴、嫁入りのおいり、骨付鳥、そして讃岐うどん。

おすすめの楽しみ方

御本宮までは片道30分ほどが目安とされる。だから店をのぞくのは下りに回すのがふつうで、この通りは帰り道でこそ時間が戻ってくる。毎月第2・第4日曜には一之橋公園でこんぴら朝市が立ち、農産物や焼きたてのパン、古本の店が並ぶ。

歴史・背景

こんぴらは海の守り神として信仰され、その名は海運の道筋に沿って全国へ広がった。江戸時代の金毘羅参りは伊勢参りに次ぐ庶民の憧れで、自分では行けない家は、代わりに犬を送り出したという。こんぴら狗と呼ばれた習わしである。その人の流れが石段の下に宿と茶屋と菓子屋の町をつくり、いまの軒並みはその名残にあたる。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら無料。石段沿いの店・旅館・うどん屋はそれぞれの値段で、小さな店はカードに対応していないこともある。
知っておきたいこと
石段に屋根はなく、雨も真夏の日差しもそのまま当たる。すり減った石は濡れると滑りやすい。下の通りの店は日中が中心で、街なかの商店街より早く閉まる。
別ルート
ことでん琴平線なら高松築港から琴電琴平まで約1時間、1時間に2本ほど。この駅は高燈籠のそばで、同じ道の入口にあたる。
降りたあと
琴平駅から南西へ徒歩10分ほどで参道の入口。石段より先に店が始まるので、いつのまにか上り始めていることになる。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。