
北海道南・苫小牧No.964★★地図で見る →
ウトナイ湖
北海道の太平洋側、勇払原野にひろがる浅い淡水湖。新千歳空港からバスで着き、ガンやハクチョウ、カモが渡りの途中で羽を休める。北岸には無料で入れる施設が二つ、水辺のすぐそばにある。
- 起点新千歳空港
- 約25分道南バス・空港から直通
- 降車「ウトナイ湖」バス停(道南バス千歳空港線30)
- 徒歩
- ウトナイ湖
狙い目
穴場ではない。国道沿いにあって道の駅が建ち、車を停める人の多くは売店が目当てだ。湖そのものが姿を見せるのは、その建物の裏から続く観察路の先。同じ駐車場に入って、行き先だけが違う。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 道の駅ウトナイ湖バス停の前に建つ道の駅。原野を見渡す展望台がある
- ウトナイ湖野生鳥獣保護センター環境省と市が運営する無料の施設。水辺に面した観察窓
- 湖岸の観察路270種以上が記録された湖の、ひらけた岸辺へ下りる小道
- ヨシとスゲの岸辺ヨシ・スゲ・マコモが帯をつくる、カモが集まる浅瀬
- ウトナイ湖サンクチュアリ ネイチャーセンター岸沿いに東へ歩いた先の日本野鳥の会の施設。開館日は限られる
実際の行き方
- 新千歳空港→「ウトナイ湖」(道南バス千歳空港線30・苫小牧行き)。
- 「ウトナイ湖」バス停→道の駅ウトナイ湖(駐車場を横切る。展望台は上階)。
- 道の駅→ウトナイ湖野生鳥獣保護センターと湖岸の観察路(徒歩数分)。
- 湖岸の観察路→ウトナイ湖サンクチュアリ ネイチャーセンター(岸沿いに東へ)。
- 新千歳空港から道南バス1本で
- 道南バスの千歳空港線30が新千歳空港から苫小牧まで走り、途中の「ウトナイ湖」に停まる。空港から湖までは、事業者の時刻表でおよそ25分。同じ便は苫小牧駅前まで通しで走り、道南バスは所要1時間5分、運賃630円としている。便は日中に散らばっているので、時間の選択肢はある。
- 空港へ戻るか、苫小牧へ抜けるか
- 同じ路線が両方向に走るので、苫小牧駅へ進んでも、空港へ引き返してもいい。夕方以降は便が薄くなり、道の駅が閉まれば停留所には何も残らない。着いたときに、時刻表の最終便を見ておきたい。
どんな場所か
ウトナイ湖があるのは、太平洋に面した苫小牧市の勇払原野だ。面積はおよそ275ヘクタール、周囲は約9キロメートル。ただし水は浅く、苫小牧市も環境省も平均水深を0.6メートルとしている。この浅さが鳥を呼ぶ。水面のほとんどで、カモやガン、ハクチョウが足の届く範囲で餌をとれるからだ。美々川などの清流が注ぎ、岸辺にはヨシやスゲ、マコモの群落が帯をつくり、その背後を落葉広葉樹の林が囲む。北岸には保護センターとサンクチュアリのネイチャーセンターが建ち、それぞれ水辺へ下りる道を持っている。
おすすめの楽しみ方
知られているのは秋から冬にかけてで、オオハクチョウやマガンが渡りの途中に降り、水面で休む。二つのセンターは日中のみの開館で、しかも毎日開いているわけではないから、先に確認しておきたい。入場のいらない湖岸の道を二つのセンターのあいだでたどれば、駐車場からの立ち寄りが、ちゃんとした散歩に変わる。
歴史・背景
ウトナイ湖は、海岸線が前へ出ていく過程で海から切り離されてできた海跡湖だ。1981年、日本野鳥の会が苫小牧市と土地の借用協定を結び、湖と周囲の湿地・林をあわせて日本で最初のバードサンクチュアリとした。1991年には、国内で4番目のラムサール条約湿地として登録される。いまは環境省と市が湖畔で野生鳥獣保護センターを運営し、保護区で傷ついた鳥を収容している。
行く前に
- 現金
- 野生鳥獣保護センターの入館は無料で、サンクチュアリのネイチャーセンターも無料と案内されている。バスの運賃は車内で払うので、小銭か小額紙幣を用意しておく。食べ物や飲み物は、歩き出す前に道の駅で買っておくのが確実だ。
- 知っておきたいこと
- 苫小牧市は野生鳥獣保護センターについて、月曜(祝日にあたる場合は翌日)と年末年始を休館としている。ネイチャーセンターは土日祝のみの開館と案内されているので、施設を軸に一日を組むなら両方を先に確認したい。湖岸の道に照明はなく、原野は太平洋からの風をまともに受ける。
- 別ルート
- JR苫小牧駅からも同じ道南バスの路線で、湖まで約40分。車なら道央自動車道の苫小牧東インターチェンジから約5分の距離にある。
- 降りたあと
- 「ウトナイ湖」バス停は、国道36号沿いの道の駅の前。駐車場を横切って建物の裏へ回ると、野生鳥獣保護センターと、水辺へ下りる観察路に出る。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。

