ニッカウヰスキー余市蒸溜所
実写(ライセンス済み)663highland / CC BY 2.5

北海道西・余市No.714★★地図で見る →

ニッカウヰスキー余市蒸溜所

food穴場——実はすごい

小樽の西の町にある蒸溜所。スコットランドの気候を写して土地を選び、いまも石炭の直火でポットスチルを熱している。場内は自由に歩け、予約が要るのはガイド付き見学だけだ。

  1. 起点札幌駅
  2. 約1時間40分中央バス・ほぼ1時間おき
  3. 降車余市駅前十字街(中央バス・余市駅前)
  4. 徒歩
  5. ニッカウヰスキー余市蒸溜所

狙い目

北海道のウイスキー巡りでは知られた場所で、穴場ではない。誤解されやすいのは予約のほうで、要るのはガイド付き見学だけ。場内そのものは、開いている時間なら誰でも入って歩ける。

場所

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見どころ(歩く順)

蒸溜棟さかおり / CC BY-SA 4.0
  1. 正門と見学者待合室石を積んだアーチの門と、ガイド付き見学の集合場所になる待合室
  2. 乾燥棟(キルン塔)屋根の上に塔を載せた棟。場内でいちばん目を引く形
  3. 蒸溜棟石炭を直にくべて熱するポットスチル。釜の上には注連縄が張られている
  4. 第一貯蔵庫創業期からの貯蔵庫。見学用に開かれ、空樽が並べてある
  5. 旧竹鶴邸創業者の住まいを場内に移して復元した建物。玄関ホールと庭が公開されている

実際の行き方

  1. 札幌駅前→余市駅前十字街(中央バス「高速よいち号」・約1時間40分・ほぼ1時間おき)。
  2. 余市駅前十字街→蒸溜所正門(西へ徒歩約300m)。
  3. 正門から乾燥棟・蒸溜棟を通って旧竹鶴邸へ。最後に博物館棟を見る。
中央バス「高速よいち号」・札幌駅から直通
札幌駅前バスターミナルから余市駅前十字街まで、乗り換えなしで約1時間40分。日中はおおむね1時間に1本の間隔で走り、車内でICカードが使える。降りたバス停から蒸溜所の門までは歩いてすぐだ。
同じバス停から札幌へ戻る
余市駅前のバス停から札幌行きに乗る。夕方を過ぎると本数が減るので、館内のカウンターに落ち着く前に最終便を確かめておきたい。小樽で乗り換えるJR函館本線という手もある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

蒸溜所があるのは、小樽の西、日本海に面した果樹と漁の町・余市の中心部だ。竹鶴政孝がここを選んだのは、冷たく湿った空気と三方の山が、彼が修業したスコットランド・ハイランドの条件に近かったからだった。建っているのは工場らしい建屋ではなく、石を張った低い棟が急勾配の屋根を並べ、あいだに芝が広がる構えである。蒸溜棟では、いまも人の手で石炭をくべて釜を直に熱している。世界でもほとんど残っていないやり方だ。場内の大半は、何にも申し込まずに歩ける。

おすすめの楽しみ方

ガイド付き見学を狙うなら午前中に。日中は一定の間隔で案内が出るが、いずれにしても事前予約が要る。予約なしなら場内を自分の足で歩けばいい。乾燥棟から蒸溜棟、貯蔵庫へと続く動線は、開いている時間なら誰でも通れる。博物館棟は最後に回すと、時間を気にせずに済む。

歴史・背景

竹鶴政孝はスコットランドで蒸溜を学び、ハイランドと同じ骨格のウイスキーを日本でつくると決めて帰国した。前の勤め先を辞めた彼が余市に会社を起こしたのが1934年。社名は「大日本果汁」だった。ウイスキーは樽で年月を待つ酒だから、その間はリンゴの果汁で食いつなぐという算段である。候補地を余市に切り替えた決め手は、冷たく湿った空気と余市川の水、近くで得られる泥炭と石炭、そして果汁のもとになるリンゴの産地だったことだった。

行く前に

現金
場内の見学は無料と案内されている。ガイド付き見学は公式サイトからの事前予約制。博物館棟には有料の試飲カウンターがあるので、現金を少し持っておくとよい。高速バスはICカードが使える。
知っておきたいこと
年末年始は休み。冬の雪は深く、棟から棟への移動はすべて屋外になる。傘よりも足元の装備が効く。
別ルート
小樽からはJR函館本線で余市駅へ。駅はバス停のすぐ隣にある。ただし本数はバスよりかなり少ないので、時刻表を見てから選びたい。
降りたあと
余市駅前十字街のバス停で降りたら、余市駅を背にして国道を西へ。右手に蒸溜所の石の門が現れる。距離にして約300mだ。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。