
沖縄・八重山 日本最西端No.693★★地図で見る →
与那国島
日本の最西端にある島。沖縄本島よりも台湾のほうが近い。西の端の西崎には最西端之地の碑と灯台が立ち、日本で最後の夕日が沈む場所として知られる。
- 起点与那国空港(琉球エアーコミューター・石垣/那覇から)
- 約15分空港からレンタカー・約15分
- 与那国島
狙い目
与那国島は無名の島ではない。日本最西端という一点のためだけに飛んでくる人がいる。それでも混まないのは、距離と便数が人を絞るからだ。飛行機は小さく本数は少なく、船は週に2便。空港から西崎までのあいだには牧場しかない。多くの人は日没の西崎にいて、それ以外の時間は島じゅうに散っている。
場所
沖縄を地図で開く →見どころ(歩く順)

- 西崎日本最西端之地の碑と灯台、海を見下ろす展望台が立つ岬
- 久部良バリ人頭税の時代の伝承が残る、海沿いの岩の裂け目
- ティンダバナ祖納集落の上にせり出す断崖のテラス。北岸を見下ろせる
- 立神岩東海岸の沖に単独でそそり立つ岩柱。道沿いの展望台から望む
- 東崎与那国馬が放牧されている、島の東端の開けた岬
実際の行き方
- 新石垣空港→与那国空港(琉球エアーコミューター)。
- 与那国空港→予約したレンタカーまたは自転車を受け取る。
- 空港→久部良集落を抜けて西崎(車で約15分)。
- 西崎→一本道を東へ戻り、ティンダバナ、立神岩、東崎へ。
- 石垣から空路で
- 琉球エアーコミューターが新石垣空港と那覇空港から与那国空港へ飛んでいる。1時間おきの路線ではなく、1日数便だ。空港から西崎までは久部良集落を抜けて車で約15分。レンタカーは台数が限られるので、来る前に押さえておくこと。
- 与那国空港から戻る
- 復路も同じ与那国空港から石垣・那覇へ。強風や台風で欠航することがあるため、乗り継げないと困る予定の前には一日ぶんの余裕を置いておきたい。
どんな場所か
与那国島は八重山列島の西端にある、東西に細長い島だ。島の人はその形をサツマイモにたとえる。周りの島がサンゴ礁の隆起でできているのに対し、この島の地質は堆積岩で、はっきりとした山がある。南岸は太平洋の波に削られた断崖が続く。集落は北の祖納、西の久部良、南の比川の三つで、これを一本の道が結んでいる。あいだは牧場で、東の岬では在来馬の与那国馬が放し飼いになっている。空気の澄んだ日には、水平線の上に台湾の山が浮かぶ。
おすすめの楽しみ方
一日を日没に合わせて組み立てるといい。西崎は真西を向いていて、国で最後の夕日がここに落ちる。夕方に上がり、そのあと一本道を東へ回るのが素直な順番だ。海底地形へのダイビングは別の日に取っておきたい。新川鼻の沖は経験と凪が要る。三つの集落を結ぶ生活路線バスは無料だが、西崎は終点より先にある。車か自転車があるかどうかで、動ける範囲が変わる。
歴史・背景
与那国島が文献に現れるのは、漂着した人々の記録からだ。琉球王国の時代、済州島から流された男たちがこの島に助けられ、その見聞は朝鮮の王朝実録に残された。王府と、のちの薩摩の支配のもとで課された人頭税は重く、島の伝承には人減らしにまつわる暗い話が残っている。台湾が日本の領土になると海峡は交易の道に変わって人口は膨れ、戦後に境界が引き直されると急速に減った。1986年、島の南の海底で階段状の巨石を見つけたのは地元のダイバーで、以来その正体は議論され続けている。
行く前に
- 現金
- 西崎に入場料はなく、ゲートもない。駐車場と公衆トイレがある。島には郵便局と、祖納に金融機関の窓口があるが、どちらも数は少ない。燃料・食事・レンタルの分の現金は持っておくこと。
- 知っておきたいこと
- 西崎は断崖の上の開けた土地で、縁に柵のない場所が多い。南向きの海岸は一年を通して風が強い。夏から秋の台風の時期は、空路も航路も止まる。島内では車中泊を含む野外キャンプが禁止されている。
- 別ルート
- 福山海運の「フェリーよなくに」が石垣港から週2便。石垣発は月曜と木曜、与那国発は火曜と金曜で、午前10時に出て午後2時頃に着く。時間はかかるが、飛行機以外で渡る道はこれだけだ。
- 降りたあと
- 与那国空港から道は西へ向かい、久部良集落を抜けて港の先まで進むと西崎に出る。頂上に駐車場があり、最西端之地の碑と灯台、展望台はそこから数歩の距離にある。