会津塗
実写(ライセンス済み)Breakover / Public domain

会津・会津若松No.1100★★地図で見る →

会津塗

craft穴場——実はすごい

福島の漆器は会津若松の大町という一区画に集まっている。城下町の商人町だった通りに市の伝承館が建ち、椀や重箱が棚に並ぶ。ガラス越しでなく、手に取って塗りを見比べてから選べる。

  1. 起点会津若松駅
  2. 徒歩約7分周遊バス・約30分間隔
  3. 降車町方伝承館前(まちなか周遊バス)
  4. 徒歩
  5. 会津塗

狙い目

会津塗は無名ではない。福島の土産棚にはどこにでもある。ただ、たいていは箱に入り、ガラスの向こうにある。産地の一区画まで足を運ぶ人はほとんどいない。ここでは同じ椀が会津本郷焼や会津木綿と並んで棚に出ていて、塗りも値段も自分の目で確かめられる。

場所

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見どころ(歩く順)

大町通りBreakover / CC BY-SA 3.0
  1. 伝承館の1階会津漆器・会津本郷焼・絵ろうそくが並ぶ展示販売の棚
  2. 2階のギャラリー(この見どころ項目を削除)
  3. 大町通り城下町の商業の中心だった通り。いまも店構えが続く
  4. 大町四ツ角会津五街道の起点。高札場が置かれ札の辻と呼ばれた
  5. 七日町通り四ツ角から西へ延びる、蔵と洋館と木造商家の並び

実際の行き方

  1. 東北新幹線で郡山へ、JR磐越西線に乗り換えて会津若松駅
  2. 駅前からまちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗る
  3. 町方伝承館前で降り、大町通りを進んで伝承館へ
  4. そのまま大町四ツ角へ歩き、西の七日町通りへ入る
会津若松駅からまちなか周遊バス
会津の玄関はJR会津若松駅。駅前からまちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗り、町方伝承館前で降りる。鶴ヶ城や飯盛山とつなげて一日で回るなら、一日フリー乗車券が売られている。
周遊バスは列車より早く終わる
周遊バスは決まったダイヤで走り、夕方には一日の運行を終える。駅の最終列車よりずいぶん早い。着いたらバス停の掲示で帰りの時刻を見て、折り返す時間を決めておく。乗り遅れても、会津若松駅までは歩ける距離だ。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

会津塗は飾るための漆器ではない。椀、重箱、盆、酒器。どれも使うために作られてきた。仕上げの主役は花塗で、最後の塗りを研がずに置くから、肌はやわらかく、わずかにゆらぐ。加飾は消粉蒔絵が中心になる。乾ききらない漆に細かな金属粉を蒔き、拭き取って絵を残す技法だ。地の塗りにも会津の名前が付いている。斑に散る金虫くい塗、鉄の錆を思わせる鉄さび塗。工房は会津盆地に散らばっているが、店先と組合が集まっているのは大町である。

おすすめの楽しみ方

開館は朝9時。先に伝承館を見てから通りへ出ると、歩きが一方向につながる。館では工芸の絵付け体験もやっているので、買うより自分で塗ってみたい人は、着いてすぐ受付で聞いておくといい。見比べることそのものが目的になるから、買い物のつもりより時間を多めに取っておく。

歴史・背景

会津で漆が扱われていたのはもっと前だが、産業として立ち上がったのは天正18年(1590年)。会津の領主となった蒲生氏郷が、前の領地だった近江の日野から木地師と塗師を呼び寄せた。以後の藩主も漆の木と木地師を手厚く扱い、江戸を主な売り先として、丈夫な日用の器を出し続けた。技法が国の伝統的工芸品として並べられたのは1975年のことだ。商人が売りさばいた大町は、いまも組合と店先の集まる場所であり続けている。

行く前に

現金
伝承館の入館は無料。それでも現金は持っていく。買うために来る場所だし、この一帯の小さな店はカードが使えないこともある。
知っておきたいこと
休館日は月曜。祝日と重なった日は翌日が休みになる。閉館は冬のほうが夏より早い。会津は雪の土地なので、12月から3月は通りの足元がぬかるむ。
別ルート
車なら磐越自動車道の会津若松インターチェンジが最寄り。館の駐車場は小さいので、混む時間に着くなら中心部の有料駐車場を当てにしておく。
降りたあと
町方伝承館前は大町通りに面したバス停で、館は通りを1分ほど上ったところ。バス停の名前がそのまま館の名前なので、降りてから迷うところがない。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。