石見畳ヶ浦
実写(ライセンス済み)Suikotei / CC BY-SA 4.0

島根西・浜田No.808★★地図で見る →

石見畳ヶ浦

〜浜田の隆起海床と千畳敷〜

nature穴場——実はすごい

島根の海岸に現れた、古い海底の平らな棚。畳ほどの大きさに割れ目が走り、丸い団塊が点々と乗る。浜の奥に掘られたトンネルをくぐって、その岩の上に直接立てる。

  1. 起点浜田駅
  2. 電車+徒歩20〜25分JR山陰本線+徒歩
  3. 降車下府駅(JR山陰本線)
  4. そこから
  5. 石見畳ヶ浦

狙い目

ここは隠れた海岸ではない。国の天然記念物で、駐車場も案内板もある。それでも人が少ないのは、山陰の観光ルートから少し外れていることと、棚の全体を歩けるのが干潮前後に限られることによる。

場所

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見どころ(歩く順)

千畳敷のノジュールSuikotei / CC BY-SA 4.0
  1. 入口のトンネル浜の奥から岩場へまっすぐ抜ける短い隧道
  2. 千畳敷節理が縦横に走り、畳を並べたように見える平らな岩の棚
  3. ノジュール(団塊)化石を核に丸く固まり、腰かけのように列をなす岩
  4. 馬の背千畳敷の中央を貫くように延びる低い岩の尾根
  5. 犬島・猫島棚の先の海に立つ二つの奇岩

実際の行き方

  1. 浜田駅から下府駅へ(JR山陰本線・普通列車)。
  2. 下府駅から国分町の海岸まで徒歩。石見畳ヶ浦の案内表示に従う。
  3. 入口のトンネルを抜けて波食棚に出る。
  4. 団塊の列を横切って中央の馬の背まで歩き、同じ道を戻る。
JR山陰本線・浜田駅から
浜田駅がこの海岸への玄関口になる。JR山陰本線の普通列車で北へ向かい、無人駅の下府(しもこう)で降りて海岸まで歩く。徒歩時間は公式の案内で20分とも25分とも書かれている。列車の間隔は空くので、出かける前に時刻表を確かめておきたい。
下府駅から戻る
来た道を下府駅まで戻り、JR山陰本線で浜田へ。日中でも本数は多くない。海岸へ下りる前にホームの時刻表を控えておくと安心で、遅い時間の列車はあてにしない方がよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

石見畳ヶ浦は、島根県浜田市の西端、国分町の海岸にある。約49,000平方メートルの平らな波食棚が広がり、背後には礫岩と砂岩の海食崖が立ちはだかる。岩の表面は無数の節理で区切られ、畳を並べたように見えることが名の由来だ。棚の上には、化石を核にして丸く固まった団塊(ノジュール)が、腰かけのように点々と顔を出している。地層そのものにも鯨の骨や貝、流木の化石が閉じ込められている。沖には犬島・猫島と呼ばれる奇岩が浮かぶ。

おすすめの楽しみ方

出かける前に潮見表を確かめたい。干潮の前後がいちばん広く乾いて歩け、潮が満ちてくると先端側は渡れなくなる。午前の低い光は節理の線を浮かび上がらせ、畳の模様がよく読める。馬の背まで往復するなら、潮に追われない程度の余裕をみておくとよい。

歴史・背景

この岩は中新世中期、およそ1600万年前の海底に積もった地層で、長いあいだ地中に眠っていた。海岸の隆起によって地表に現れ、1872年の浜田地震でさらに持ち上がって、波食棚がいまの姿を見せた。学術的な関心は早くから寄せられ、1932年に国の天然記念物へ指定されている。化石も地質構造も露天のまま観察できることから、この海岸は天然の地学博物館とも呼ばれてきた。

行く前に

現金
海岸そのものに入場料はない。隣接する駐車場は有料で、確認時点で1台200円。下府は無人駅なので、乗る前に切符やICカードを用意し、現金も持っておきたい。
知っておきたいこと
濡れた岩は起伏があって滑りやすく、波の高い日や満潮時は避けたい。「めがね橋」は安全上の理由で通行禁止になっている。海岸に照明はないので、日のあるうちに訪れること。
別ルート
浜田駅から江津方面行きの路線バスに乗り、「千畳苑口」で降りて海岸へ下る道もある。
降りたあと
下府駅から北西へ、国分町の海岸を目指す。案内表示に従って浜へ出ると、その奥にトンネルの入口がある。抜けた先が波食棚だ。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。