宍道湖のしじみ
実写(ライセンス済み)MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0

島根・松江 袖師No.1053★★★地図で見る →

宍道湖のしじみ

food王道を、いちばんいい形で

海水と淡水が混ざる宍道湖で育つヤマトシジミは、川のしじみより粒が大きく肉厚になる。南岸の袖師町では、舟が漁に出た日だけ、その朝の貝が漁協の直売所に大きさ別で並ぶ。

  1. 起点松江駅
  2. 約20分JR山陰本線・1駅
  3. 降車乃木駅(JR山陰本線)
  4. 徒歩
  5. 宍道湖のしじみ

場所

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見どころ(歩く順)

袖師地蔵Spiegel / CC BY 4.0
  1. 漁協シジミ直売所湖岸に開く漁協の窓口。その日に揚がった貝が大きさ別に並ぶ
  2. 宍道湖夕日スポット駐車場とテラスが整えられた湖岸の見晴らし。西に水面が開ける
  3. 嫁ヶ島岸の少し沖に浮かぶ小さな島。時期によって沈む夕日と重なる
  4. 袖師地蔵水際に立つ石の地蔵。夕日スポットの目印になっている
  5. 島根県立美術館岸を北東へ数分。湖に面して建ち、芝生がそのまま水際まで続く

実際の行き方

  1. 松江駅→乃木駅(JR山陰本線・1駅)。
  2. 乃木駅から北へ、湖岸の国道9号まで徒歩15分ほど。
  3. 国道の湖側に建つ漁協の直売所で、その日の貝を見る。
  4. 岸を北東へ。夕日のテラス、袖師地蔵、県立美術館とたどる。
松江駅から山陰本線で1駅
松江駅から山陰本線で隣の乃木駅へ。改札を出たら北へ、住宅地の道を歩いて15分ほどで湖岸の国道9号に出る。乃木は本数の多くない小さな駅なので、帰りの時刻はホームの表示で先に確かめておきたい。
乃木駅から戻る
帰りも山陰本線で松江駅まで1駅。ただし普通列車の間隔が空く時間帯があるので、腰を落ち着ける前に発車時刻を見ておくとよい。待つより歩きたければ、湖岸沿いに松江駅へ戻る道もある。平坦で、県立美術館の前を通る。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

この湖の水は、川の水でも海の水でもない。中国山地から斐伊川が淡水を運び、大橋川を通って中海の側から潮が差してくる。その混ざり具合がヤマトシジミに合っていて、島根のしじみは全国のどこよりも多く揚がる。全国で七番目に大きいこの湖で、漁師はジョレンという長柄の熊手を舟から下ろし、湖底を掻いて貝を採る。漁は野放しではない。舟を出せる曜日も、働ける時間も、持ち帰れる量も決められている。袖師町の直売所は、その暦のとおりに開く。

おすすめの楽しみ方

働いている湖を見たいなら朝がいい。舟は早い時間に出て、揚がった貝はそのまま直売所の台に載る。もうひとつの顔は夕方だ。直売所の前の岸は西を向いていて、日は嫁ヶ島の向こうへ落ちていく。松江では、しじみは味噌汁のしじみ汁として当たり前に出てくるから、自分で煮なくても味は確かめられる。

歴史・背景

この湖の幸は七つで数える。宍道湖七珍といい、地元では「スモウアシコシ」の語呂で覚える。スズキやウナギと並んで、しじみはその最後の一文字にあたる。どれも川の魚でも海の魚でもなく、汽水にしかいない顔ぶれだ。産業になったのはしじみだった。掻き尽くした湖底はすぐには戻らないと知っていたから、漁師たち自身が日と量を縛る決まりをつくった。2005年11月、宍道湖は隣の中海とともにラムサール条約の登録湿地となっている。

行く前に

現金
直売所は店であって観覧施設ではないので、見るだけなら払うものはない。しじみは重さで売られ、大きさで選り分けられている。値は季節と漁の具合で動く。漁協の窓口がカードに対応しているとはかぎらないので、買うつもりなら現金を持っていきたい。
知っておきたいこと
直売所は商いの都合ではなく漁の暦で開く。営業は月・火・木・金曜日で、水曜と土日、祝日は閉まる。岸そのものはいつでも歩けるが、ここは日本海側の気候だ。西を向いた土手は、冬になると湖面を渡ってきた風をまともに受ける。
別ルート
松江駅から電車を使わず歩く手もある。西へ出て湖岸に降り、県立美術館の前を通って岸を南西へたどると、袖師で国道9号に合流する。国道9号にはこの南岸を走る路線バスもある。
降りたあと
乃木駅から北へ、浜乃木の住宅地を抜けて国道9号まで。漁協は国道の湖側に建つ。夕日のテラスと嫁ヶ島は、そこからすぐ西にある。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。