氣比神宮
実写(ライセンス済み)Saigen Jiro / CC0

福井・敦賀No.1089★★地図で見る →

氣比神宮

history穴場——実はすごい

敦賀の目抜き通りの北端に立つ、越前国の一之宮。朱塗りの大鳥居は春日大社・厳島神社と並ぶ日本三大木造鳥居で、境内は街が動き出すよりも早く開く。

  1. 起点敦賀駅(北陸新幹線)
  2. 約15分敦賀駅から徒歩
  3. 氣比神宮

狙い目

ここは敦賀でいちばん知られた神社で、隠れた場所ではない。違うのは時間帯だ。門が開くのは夜明けの頃で、バスもまだ走らず、通りの店もシャッターを上げていない。同じ境内が、入る時刻によってまるで別の顔を見せる。

場所

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見どころ(歩く順)

外拝殿Saigen Jiro / CC0
  1. 大鳥居高さ約10.9m、朱塗りの榁材でできた両部鳥居。国の重要文化財
  2. 中鳥居参道の奥、街の気配が途切れて境内へ変わるところに立つ
  3. 外拝殿参拝者が手を合わせる開けた拝殿。背後に屋根が幾重にも重なる
  4. 本殿戦後に建て直された社殿。外拝殿の裏手、塀越しに見える
  5. 長命水境内に湧く水。毎年元旦の零時に汲まれ、延命長寿にちなむ

実際の行き方

  1. 敦賀駅→氣比神宮(目抜き通りを北へ歩く)。
  2. 大鳥居をくぐり、参道を進んで中鳥居から外拝殿へ。
  3. 本殿と長命水をまわり、同じ通りを戻って街へ出る。
敦賀駅から徒歩
敦賀は現在の北陸新幹線の終着駅で、神宮は駅の北およそ1kmにある。駅の西側に出て目抜き通りをまっすぐ北へ進むと、突き当たりに大鳥居が見えてくる。全区間が平坦な舗装路で、徒歩およそ15分。
敦賀駅へ戻る
同じ通りを南へ引き返せば駅に着く。敦賀からは新幹線が金沢・東京方面へ、在来線の特急が京都・大阪方面へ出ているが、どちらも夕方以降は本数が減っていく。夕食まで街に残るつもりなら、先に最終の時刻を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

氣比神宮は越前国の一之宮であり、北陸道全体の総鎮守とされてきた社だ。主祭神の伊奢沙別命をはじめ七柱を祀り、衣食住と海上安全、そして交通安全の神として敦賀の暮らしに結びついてきた。山中ではなく市街の一角にあるため、参道は商店の並ぶ通りから始まり、朱塗りの大鳥居のところで景色が不意に切り替わる。鳥居の材は、海を隔てた佐渡から運ばれた榁(ねず)の木と伝わる。日本海に開いた港町の歴史が、この境内に集まっている。

おすすめの楽しみ方

開門は4月から9月が午前5時、10月から3月が午前6時で、閉門はいずれも午後5時。開いたばかりの参道はまだ静かで、戻る頃にちょうど街が動き出す。お守りや御朱印の授与は朝のうちからではないので、早い時間に参拝するなら、受けるのは戻ってからになる。

歴史・背景

社殿の造営は大宝2年(702年)と記録されている。参道口の大鳥居は正保2年(1645年)の建立で、国の重要文化財。江戸前期の木造鳥居がこの規模で残る例は多くない。その奥の社殿は残らなかった。昭和20年(1945年)の敦賀空襲で焼け落ち、本殿は昭和25年(1950年)に建て直されている。松尾芭蕉は『おくのほそ道』の旅の途中でこの社に立ち寄っており、境内には芭蕉の像と句碑が置かれている。

行く前に

現金
境内への入場に料金の掲示はない。お守りや御朱印は現金で扱われ、参道沿いの店は現金と電子決済が混在する。敦賀駅ではICカードが使える。
知っておきたいこと
閉門は夕方で、街歩きが終わる時刻よりも早い。開門は夏と冬で1時間ずれる。参道は舗装されて平坦だが、この海沿いの冬は雨と雪が多いので、それに耐える靴で行きたい。
別ルート
京都・大阪方面からは在来線の特急で敦賀まで北上できる。敦賀は新幹線と特急が接続する駅なので、どちら側から着いても神宮までの道のりは変わらない。
降りたあと
敦賀駅からは、目の前の通りを北へ進めばよい。駅前からコミュニティバスも出ており、「気比神宮前」で降りると大鳥居のすぐ脇に着く。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。