
木曽谷・塩尻No.754★★地図で見る →
木曽平沢 漆工町
木曽谷にある、旅人を泊めるためではなく漆器をつくるために生まれた町並み。旧中山道に店構えが連なり、その裏手には漆を固めるための土蔵が控えている。
- 起点塩尻駅
- 約25分JR中央本線・塩尻から直通
- 降車木曽平沢駅(JR中央本線)
- 徒歩
- 木曽平沢 漆工町
狙い目
国が選んだ保存地区であって、知られていない場所ではない。静かなのは道順のせいだ。木曽谷をめぐる旅の目的地はたいていひと駅先の奈良井宿で、平沢は通過されていく。
場所
長野のほかの記事 27件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 木曽平沢駅前保存地区の南端。鉄道と旧街道が出会う場所
- 旧中山道の本通り二階が張り出す出梁造の主屋が軒を連ねる、町の背骨
- 塗蔵主屋の裏、細長い敷地の奥に建つ二階建ての土蔵
- 金西町と諏訪神社まわり店構えの列から離れた、保存地区の北側
実際の行き方
- 塩尻駅→木曽平沢駅(JR中央本線・普通で約20〜25分、乗り換えなし)。
- 木曽平沢駅→旧中山道の本通り(徒歩2〜3分)。
- 店構えと塗蔵を見ながら、通りを北の諏訪神社側まで歩く。
- 余裕があれば、駅から徒歩十分ほどの木曽漆器館へ寄ってから帰りの列車に乗る。
- JR中央本線・塩尻から直通
- 塩尻駅→(JR中央本線・普通で約20〜25分)→木曽平沢駅。乗り換えなし。上下それぞれ一日十一本前後なので、出発前に帰りの列車を決めておきたい。
- 木曽平沢駅から戻る
- JR中央本線を北へ、塩尻駅まで約20〜25分。塩尻で特急しなのや松本方面に接続する。夕方以降は本数がぐっと減るため、着いたらホームで最終の時刻を確かめておくとよい。
どんな場所か
町は奈良井川の右岸、中山道が木曽谷を抜けていく道筋にある。保存地区の広さは約12.5ヘクタール。東西およそ200メートル、南北およそ850メートルという細長い形で、町そのものが一本の通りとして読める。通りに面して建つ主屋は、二階が張り出す出梁造。その裏手、奥行きの深い短冊状の敷地には塗蔵が並ぶ。漆が固まるのに要る湿りを一定に保つための、二階建ての土蔵だ。店と仕事場と住まいが、ひとつの敷地に収まっている。人の往来ではなく、仕事が町の形を決めた。
おすすめの楽しみ方
駅から北へ、通りに沿って歩く。店をのぞきながらでおよそ一時間。道具と工程から見たいなら、駅から徒歩十分ほどの木曽漆器館を先に回るといい。列車の本数が少ないので、帰りの一本を決めてから歩く時間を配分するのが現実的だ。
歴史・背景
平沢は中山道の宿場ではなく、漆と木曽の木を扱う生産の集落として育った。江戸期から近代へと仕事が受け継がれ、通りに残る建物もその両方の時代にまたがっている。2006年7月5日、国はこの一帯を重要伝統的建造物群保存地区に選定した。日本遺産「木曽路はすべて山の中」の構成文化財でもある。漆器の産地としての町の性格は、いまも軒先の看板がそのまま示している。
行く前に
- 現金
- 通りを歩くだけなら無料。木曽漆器館は入館料が必要で、工房の見学は店ごとに扱いが違う。個人経営の小さな店が多いので、現金を持っておきたい。
- 知っておきたいこと
- 店構えの奥では人が働き、暮らしている。通りから眺めるにとどめ、敷地や作業場に無断で立ち入らないこと。冬は雪が積もり、谷あいなので日が落ちるのも早い。
- 別ルート
- 名古屋・中津川方面からは、JR中央本線で木曽谷を北上して木曽平沢へ。松本からは塩尻で乗り換える。
- 降りたあと
- 木曽平沢駅を出て旧街道に出たら北へ。二、三分歩けば保存地区の町並みが始まる。
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