
千葉西・市川No.935★★地図で見る →
中山法華経寺の門前と参道
市川の住宅地に、黒い総門から門前町を抜けて朱の五重塔へ続く石畳の参道がある。日蓮宗大本山の境内には、屋根を二つ並べた祖師堂をはじめ国指定重要文化財が並ぶ。
- 起点東京駅
- 約30分JR・市川で乗り換え1回
- 降車下総中山駅(JR総武線)
- 徒歩
- 中山法華経寺の門前と参道
狙い目
知られていない寺ではない。駅名にまでなっている大本山だ。ただ、東京から鎌倉・日光へ延びる観光の線からは外れていて、東へ向かう人はたいてい成田まで行ってしまう。おかげで、門と塔のそろった門前町がまるごと、都心からすぐの場所に残っている。
場所
千葉のほかの記事 50件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 黒門(総門)道路をまたいで立つ黒塗りの高麗門。掛川城主・太田資順の筆による扁額が掛かる
- 門前町の石畳黒門と仁王門のあいだに続く石畳と、古い店構え、赤い幟の並び
- 仁王門(赤門)参道の途中に立つ朱塗りの門。くぐると正面に五重塔が見えてくる
- 五重塔総高31.6mの朱塗りの塔。最上層だけを扇垂木にした落ち着いた和様
- 祖師堂入母屋の屋根を二つ並べた比翼入母屋造の七間堂
実際の行き方
- 東京駅→市川駅(JR総武線快速)。
- 市川駅→下総中山駅(総武線各駅停車・二駅)。
- 下総中山駅の北口→黒門。北へ歩き、京成の線路を越える。
- 黒門→門前町の石畳→仁王門→五重塔と祖師堂。
- 東京駅からJR総武線、市川で乗り換え
- 東京駅→(JR総武線快速・千葉方面)→市川駅で総武線各駅停車に乗り換え→二駅目が下総中山駅。乗り換え一回で、合わせておよそ30分。どちらの区間も日中は本数が多く、時刻表を調べておく必要はない。
- 下総中山駅から戻る
- 参道を下って下総中山駅へ戻り、総武線各駅停車で西へ。市川で快速に乗り継げば東京駅へ、そのまま各駅停車に乗り続ければ秋葉原・御茶ノ水方面にも出られる。どちらも夜遅くまで動いているので、門前で日が暮れても帰りの心配は要らない。
どんな場所か
法華経寺があるのは市川市中山、JRと京成の線路が並んで走るあたりだ。線路の北側から石畳の道がゆるやかに上り、商店と赤い幟のあいだを抜け、二つの門をくぐって境内に出る。郊外の寺としては珍しく、国指定重要文化財が一か所にまとまって残っている。五重塔、祖師堂、法華堂、四足門。日蓮宗の大本山のひとつで、冬になると全国から僧が集まり、境内の道場で寒中の荒行がはじまる。
おすすめの楽しみ方
参道は公道なので、門と店の並びはいつでも歩ける。境内のほうは日中の開門時間に合わせたい。11月1日から翌年2月10日までの100日間は大荒行の期間にあたり、門前の空気も普段とは変わる。三月の終わりから四月のはじめには、石畳の上を桜が覆う。
歴史・背景
はじまりは文応元年(1260年)。鎌倉を追われた日蓮を土地の領主が迎え入れ、信徒だった富木常忍の持仏堂が寺になったと伝わる。朱塗りの五重塔が建ったのは元和8年(1622年)で、刀剣の鑑定と漆芸で知られた京の本阿弥家の光室が、加賀藩主の援助を受けて父母の供養のために建てた。いま立つ祖師堂は延宝6年(1678年)の再建で、同じ場所にあった堂を建て替えたものだ。
行く前に
- 現金
- 参道を歩き、門をくぐるだけなら費用はかからない。境内の拝観の扱いは変わることがあるので、当日は門の掲示を確かめたい。両駅ともICカードと現金が使える。
- 知っておきたいこと
- 境内には開門時間があり、夕方には閉まる。門の外の参道は時間に関係なく歩ける。石畳の道には雨をしのぐ場所が少ないので、天気は先に見ておきたい。
- 別ルート
- 京成本線の京成中山駅は参道のすぐ脇にあり、歩く距離はこちらのほうが短い。上野方面からは京成本線でそのまま入れる。
- 降りたあと
- 下総中山駅は北口へ出て、そのまま北へ徒歩約10分。京成の線路を越えると、道の上にまたがるように黒門が見えてくる。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。