奥尻島
実写(ライセンス済み)Soica2001 / Public domain

北海道南西・奥尻No.905★★地図で見る →

奥尻島

local穴場——実はすごい

北海道の南西、日本海に浮かぶ島。江差港からフェリーで渡る。透明度の高い海と港口の鍋釣岩に加え、島に自生するぶどうから起こしたワイナリーの畑がある。

  1. 起点江差港
  2. 約2時間10分江差からハートランドフェリー
  3. 降車奥尻港フェリーターミナル
  4. そこから
  5. 奥尻島

狙い目

奥尻は知られていない島ではない。北海道の公式観光サイトも取り上げているし、フェリーは通年動き、空港もある。静かなのは、着くまでに必ず船に乗るからだ。江差から2時間あまり、その江差自体が鉄道から遠い。便数も多くなく、日帰りはかろうじて成り立つかどうかという線になる。

場所

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見どころ(歩く順)

奥尻島津波館ブルーノ・プラス / CC BY 4.0
  1. 鍋釣岩港口に立つ穴の空いた奇岩。島のシンボルで、日が落ちるとライトアップされる
  2. うにまる公園港を見下ろす高台の巨大なウニのモニュメント。鍋釣岩と同じく夜は明かりが入る
  3. 球島山島の中ほどにある山。車道が山頂近くまで伸びている
  4. 奥尻島津波館青苗にある施設。津波と復興を七つの展示室で伝え、遺跡展示室も併設する

実際の行き方

  1. 函館→江差(函館バス)、江差港へ移動して奥尻行きの便に乗る。
  2. 江差港→奥尻港(ハートランドフェリー、約2時間10分)。
  3. ターミナルから海沿いを南へ歩いて鍋釣岩、その上のモニュメント公園へ。
  4. 町内バスで南の青苗へ移動して津波館。帰りの便に間に合うよう港へ戻る。
江差港からハートランドフェリー
江差港から奥尻港まで、外海を渡っておよそ2時間10分。便数は多くなく、冬はさらに減る。一日の組み立ては予定ではなく時刻表が決める。江差までは函館から函館バスで入る。町へ来ていた鉄道はすでにない。
同じ航路で江差へ戻る
帰りの便も同じ細い時刻表の上にある。寒い時期は一日一往復ということもあるので、上陸する前に帰りを決めておきたい。船に乗らず、奥尻空港から飛ぶという手もある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

奥尻島は北海道の南西の肩から日本海へ少し出たところにある小さな島だ。朝のうちに渡れる近さでありながら、海の色が変わるだけの距離はある。島の人はその色を奥尻ブルーと呼ぶ。透明度が高く、ダイビングやシーカヤックで訪れる人がいるのはそのためだ。入港する船は鍋釣岩の脇を回っていく。真ん中に穴の空いた低い岩のアーチで、島の印刷物にはたいていこの形が載っている。島の暮らしを支えるのはその海から採れるもの、なかでもウニ、そしてアワビだ。陸では、島に自生するぶどうから育てた畑が、もうひとつの産物を生んでいる。

おすすめの楽しみ方

津波館は開館期間中、9時から17時まで。映像ホールの記録映像は約10分で、英語字幕版もある。受付で聞けば出してもらえるので、黙って座らないほうがいい。島のワイナリーの見学は1日1回、15時から30分ほど。前日までの予約が要る。この二つの時刻を船の便に合わせて置けば、あとの時間は自然に決まっていく。

歴史・背景

島の名はアイヌ語に由来し、人の暮らしは古い。津波館の遺跡展示室には、縄文早期からオホーツク期、擦文時代までの資料が並び、その中心に彫り物のある勾玉が置かれている。だが島の名を全国に知らせたのは、はるかに新しい出来事のほうだ。1993年、北海道南西沖の地震が起こした津波が、南端の青苗地区を襲った。津波館はその青苗に、そこで起きたことを伝えるために建てられている。

行く前に

現金
町内バスはどちらの路線でも全線同額の200円。乗るときに現金で先払いで、キャッシュレス決済は使えない。津波館の入館料は確認時点で大人660円、小中高生220円。鍋釣岩と港の上の公園は無料。
知っておきたいこと
津波館は通年ではなく季節開館で、目安は4月後半から10月末まで。7月・8月と祝日を除いて月曜が休館日になる。ワイナリーの見学は前日までの予約が要る。渡る日を決める前に、この二つは確かめておきたい。
別ルート
日本航空が函館から奥尻まで約30分で飛んでいる。週末には札幌からの便もある。瀬棚航路は運休しているので、船で渡るなら江差だけになる。
降りたあと
フェリーターミナルは奥尻の市街の北端にある。鍋釣岩は海沿いの道を南へ1kmに満たない距離で、右手にずっと海を見ながら歩ける。町内バスもこのターミナルから出ている。