
北海道・登別No.716★★★地図で見る →
登別地獄谷
〜登別温泉の源泉地〜
登別温泉の背後にある爆裂火口跡。噴気孔と湧出口が下の温泉街ぜんぶの湯をまかなっている。灰色の岩の底には木道が渡され、道は尾根の向こうのより大きな沼へ続く。
- 起点登別駅
- 約20分道南バス・1日20便以上
- 降車登別温泉バスターミナル(道南バス登別温泉線)
- 徒歩
- 登別地獄谷
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 地獄谷展望台駐車場からスロープで上がる、火口を見下ろす最初の台
- 火口の木道噴気孔と色づいた鉱物の膜の上を渡っていく遊歩道
- 鉄泉池火口のほぼ中央にある小さな間欠泉。木道の先から望む
- 日和山谷の背後に立つ標高377mの活火山。いまも白い煙を上げる
- 大湯沼尾根の向こうのひょうたん型の沼。表面でも40〜50℃ある
実際の行き方
- 登別駅→登別温泉(道南バス登別温泉線・約20分)。
- 温泉街を上って谷の入口へ。「第一滝本前」まで乗れば徒歩5分ほど。
- 駐車場からスロープで展望台へ上がり、そのまま火口の木道を進む。
- 尾根を越えて大湯沼まで足を延ばし、来た道を戻る。
- 登別駅から道南バス登別温泉線
- 登別は室蘭本線の駅で、特急「北斗」が停まる。駅前から道南バスの登別温泉線に乗り、終点の登別温泉バスターミナルへ。事業者の時刻表で所要は約20分、1日20便を超える。登別伊達時代村を経由する便は少し早く着く。
- 登別温泉から戻る
- 帰りも同じ路線で登別駅へ下る。夕方以降は本数が減り、最終は都市部の感覚より早い。歩き終えてから調べるのではなく、歩き出す前に帰りの便を決めておく。
どんな場所か
地獄谷は、ふつうの意味での谷ではない。背後に立つ日和山の火山活動が残した爆裂火口の跡で、差し渡しはおよそ450m、広さは約11haある。灰色の岩肌のいたるところに噴気孔と湧出口が開き、そこから出る湯は1日1万tという桁で、そのまま下の温泉街へ送られている。火口の底には木道が渡してあるので、温泉街ひとつを支えている源泉のただ中に立つことができる。
おすすめの楽しみ方
火口だけで1時間は見ておきたい。そのうえで展望台で引き返さず、尾根を越えて大湯沼まで行ってほしい。この道が面白くなるのは後半だからだ。暖かい季節には木道が「鬼火の路」として夜に灯され、同じ場所が昼とはまったく別の顔になる。冬は上部の道と大湯沼駐車場が閉まるので、上がる前に確かめておく。
歴史・背景
ここの地形をつくったのは溶岩ではなく水だ。およそ1万年前の火山活動が、いま谷になっている窪みを吹き飛ばした。尾根の向こうの大湯沼も、同じ働きの産物である。湯は何百年も使われてきたし、下の温泉街はそれを使うためだけに生まれた町だ。辻に置かれた鬼の像は、湯気を上げる大地を地獄と読んだ古い見立ての名残で、谷の名もそこから来ている。北海道遺産にも選ばれている。
行く前に
- 現金
- 同じ路線に運賃のしくみが二つある。前乗り先払いの均一運賃の便は、確認時点で大人450円・小人230円、クレジットカードが使える。それ以外は整理券を取って降車時に現金で払う。どちらにしても小銭は要る。谷の駐車場は有料で、北海道観光振興機構の案内によれば、地獄谷駐車場と大湯沼駐車場のどちらかに停めればもう一方は無料になる。
- 知っておきたいこと
- 冬は上部の遊歩道と大湯沼駐車場が閉じる。取付道路のゲートにも積雪時閉鎖の表示がある。木道には日陰も雨よけもなく、噴気には硫黄が混じるので、この場所の歩きやすさを決めるのは気温より風と雨だ。
- 別ルート
- 車なら道央自動車道の登別東ICから約10分。道南バスは新千歳空港から約1時間、札幌から約1時間20分の予約制高速バスを登別温泉まで直行させているので、鉄道を使わずに入ることもできる。
- 降りたあと
- ターミナルは一本きりの温泉街の、いちばん下の端にある。そこから坂を上りきるまで街を歩き、泉源公園の間欠泉を過ぎると谷の入口に出る。ひとつ先の「第一滝本前」まで乗れば、上り坂は5分ほどですむ。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。