西条のうちぬき
実写(ライセンス済み)ぺ有家音 / CC BY-SA 3.0

愛媛東・西条No.955★地図で見る →

西条のうちぬき

〜名水百選の自噴井戸〜

local穴場——実はすごい

西条の市街地は圧のかかった地下水の上にあり、管を打ち込めば水がひとりでに湧く。そんな井戸が町じゅうに点在し、公共の水場は歩いてつなげる。

  1. 起点松山駅
  2. 約1時間15分JR特急・ほぼ1時間おき
  3. 降車伊予西条駅(JR予讃線)
  4. 徒歩
  5. 西条のうちぬき

狙い目

西条の水は国内ではよく知られている。ただし門も行列もない。井戸は暮らしの町のあちこちに散らばっていて、見にいくというより、生活道路を数ブロック歩くことになる。

場所

愛媛のほかの記事 29件・地図で開く →

見どころ(歩く順)

弘法水ブルーノ・プラス / CC BY 4.0
  1. 伊予西条駅前広場改札を出てすぐ、噴き上がるうちぬきの水場
  2. アクアトピア水系市街地を縫う親水の水路。ホタルの里や水舞台がある
  3. 陣屋跡のお堀城下町の名残をとどめる堀。鯉やあひるが泳ぐ水面
  4. うちぬき広場市役所のわきの石畳。湧水と、選定を記念した石碑がある
  5. 弘法水本陣川が海に出るところ、海の中から湧く清水

実際の行き方

  1. 松山駅→伊予西条駅(JR予讃線の特急で約1時間)。
  2. 伊予西条駅前→アクアトピア水系と陣屋跡のお堀(徒歩10分ほど)。
  3. そのまま市役所わきのうちぬき広場へ(駅から通しで15分ほど)。
  4. さらに北へ、海の中から湧く弘法水まで。
松山から特急で東へ
松山駅→(JR予讃線・特急しおかぜ/いしづちで約1時間)→伊予西条駅。特急は日中ほぼ1時間おきに走るので、時刻表に合わせて予定を組む必要はない。駅からうちぬき広場までは、北西へ徒歩15分ほど。
伊予西条駅から戻る
松山方面の特急は夜まで走っている。同じ線を東へ行けば瀬戸大橋を渡って岡山へ抜けられるので、本州へ戻る日にも使える。普通列車は本数が少なく時間もかかるため、次に来るのがどちらか、ホームの案内で確かめてから座るとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

西条の町は、石鎚の山々と瀬戸内海のあいだに広がる平地にある。地下では、水を通しにくい層に挟まれた帯水層が圧を受けていて、そこへ管を打ち込むと、水は自分の力で地表まで上がってくる。市内にはこうした自噴井がおよそ3,000本。庭先にも、工場の敷地にも、神社の境内にもある。呼び名の「うちぬき」は、鉄の棒を打ち込み、くり抜いた竹を通した昔の工法から来ている。公共の水場もいくつかあり、飲むのに料金はいらない。

おすすめの楽しみ方

水場はどれも屋外にあり、料金はかからない。駅からうちぬき広場までは平らな道を15分ほど。空のボトルを持っていくといい。総合福祉センターの南側には持ち帰り用の水汲み場があって、こちらは一日じゅう開いているわけではなく時間が決まっている。水温は年間を通してほとんど動かないので、八月でも二月でも味は変わらない。

歴史・背景

工法が始まったのは江戸時代の半ばごろ。人の力で鉄の棒を地面に打ち込み、くり抜いた竹を差し入れて水を採った。打ち込み、貫く——名前はここから来ている。棒と竹の時代は昭和20年ごろまで続き、その後はエアーハンマーと鉄パイプに代わった。1985年に環境庁の名水百選に選ばれ、1995年と1996年には全国利き水大会で二年続けて日本一になっている。

行く前に

現金
公共の水場で水を飲むのに料金はいらず、この散歩には入場券も改札もない。伊予西条駅はICカードと現金の両方が使える。特急に乗るときは、運賃のほかに特急料金がかかる。
知っておきたいこと
歩く先はすべて屋外で、季節よりも雨のほうが一日を左右する。総合福祉センター南側の水汲み場は開いている時間が決まっており、建物が閉まると駐車場の出入口も施錠される。
別ルート
本州側からは、岡山駅から特急しおかぜが瀬戸大橋を渡って伊予西条まで直通する。今治からも同じ予讃線で西から入れる。
降りたあと
伊予西条駅は、鉄道歴史パークと観光交流センターのある側に出る。そこから旧市街を北西へ1キロほど歩けば、市役所とうちぬき広場に着く。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。