
北海道北・猿払No.1143★★地図で見る →
猿払のホタテ
〜オホーツク沿岸のホタテの村〜
オホーツクの海沿いに村が構えた道の駅。猿払の名を知らしめたホタテを、獲れた海を目の前にして買い、食べられる。稚内からのバスは公園の前で止まる。
- 起点稚内駅
- 約2時間宗谷バス・1日数便
- 降車さるふつ公園前(宗谷バス 天北宗谷岬線)
- 徒歩
- 猿払のホタテ
狙い目
隠れた場所ではない。村は自分の看板にホタテを掲げているし、宗谷岬をまわる道がそのまま門前を通っている。見落とされやすいのは、ここが観光施設ではなく村の設備だという点だ。売店は春から秋の季節営業、道の駅の窓口は寒い時期に閉まる時刻が早まり、玄関前まで来るバスは数えるほどしかない。ホタテは後から足した土産物ではなく、この村が立て直しの軸に選んだものだ。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 道の駅の管理棟道路側にいちばん近い村の窓口と観光案内所
- 売店「夢喰間」ホタテの加工品や道の駅弁当が並ぶ、春から秋の季節営業の売り場
- レストラン「風雪」ホテルさるふつの中にある食堂。ホタテや地の魚介を使った料理を出す
- 公園の広場と碑いさりの碑と、沖で座礁したインディギルカ号の慰霊碑が立つ芝地
- 公衆浴場「憩いの湯」同じ敷地にある村の公衆浴場
実際の行き方
- 稚内駅前バスターミナル→さるふつ公園前(宗谷バス 天北宗谷岬線・宗谷岬経由)。
- 降りたら、道路側にいちばん近い管理棟から入る。
- 芝地を順に横切る。売店、食堂、碑、浴場。
- 腰を落ち着ける前に、バス停で帰りの時刻を確かめておく。
- 宗谷バス「天北宗谷岬線」・稚内駅から
- 稚内駅前のバスターミナルから天北宗谷岬線に乗り、さるふつ公園前で降りる。宗谷岬をまわってオホーツク側へ出て、浜頓別方面へ下っていく路線だ。時刻表のデータでは2時間弱、村の公式案内も稚内との間を約2時間としている。この路線だけは平日と休日の区別がなく、通年ひとつのダイヤで走る。
- 稚内へ戻る
- このバス停から稚内方面へ出る便は、平日で2便。浜頓別方面や鬼志別方面はそれぞれ別の時刻で走っているので、乗る前に行き先表示を確かめる。腰を落ち着ける前に帰りの便を決めておかないと、次が数時間後になる。この路線には自由乗降区間があるため、降りたい場所は運転手に聞くとよい。
どんな場所か
猿払村は日本最北の村で、国道238号がオホーツク海と牧草地のあいだを縫って走る。ここのホタテは縄から吊るして育てるものではない。稚貝を海底にまき、そのまま自然の海で太らせる。漁場は四つに区切ってあり、毎年ひと区画ずつまいて、四年目に入ったその区画だけを桁網で起こす。順番に休ませるから、毎年どこかが育ちきっている。この組み替えが、村の名前になっている水揚げを支えてきた。獲れた貝が訪ねた人の前に出てくるのは、海沿いの村営施設、道の駅さるふつ公園である。
おすすめの楽しみ方
公式の案内を見ると、売店は春から秋の季節営業、道の駅の窓口は寒くなると閉まるのが早く、食堂は昼と夕方の二本立てで開く。つまり昼どきに着くのが、いちばん多くの施設が同時に開いている時間帯になる。ただし予定を決めるのはバスのほうだ。便数が少ないので、着いた時刻と乗りたい帰りの時刻のあいだが、そのまま滞在時間になる。
歴史・背景
この海岸のニシンもホタテも戦後に獲り尽くされ、村を支えていた炭鉱も相次いで閉じた。漁協が選んだのは、追う漁から育てる漁への転換だった。1971年、日本で初めてとなるホタテ稚貝の大規模放流をこの村が実施し、以来まいて休ませるやり方で漁場を組み直してきた。同じ海沿いの道に道の駅が開いたのは1998年で、村の売店と食堂と浴場がひとつの芝地にまとまった。
行く前に
- 現金
- 公園を歩くだけなら費用はかからない。売店・食堂・浴場・ホテルはそれぞれ別会計で、料金は現地に掲示されている。路線バスの運賃は車内で払うので、現金は持っておきたい。
- 知っておきたいこと
- 売店は春から秋の季節営業、道の駅の窓口は11月から閉まる時刻が早まり、年末年始は休みになる。日を決める前に公式の案内で確かめておきたい。公園は吹きさらしの芝地で建物のあいだに遮るものがなく、冬は流氷が寄せる海になって漁自体が止まる。
- 別ルート
- 車なら稚内から国道を南東へ、宗谷岬をまわってオホーツク沿岸を下る。村の案内では約1時間で、公園には普通車112台分の駐車場がある。そのまま先へ進むと、電柱もガードレールもない一直線の村道「エサヌカ線」に出る。
- 降りたあと
- バス停の名前がそのまま公園を指していて、国道に面した公園の端に立っている。歩く距離はほとんどなく、前庭を横切れば建物が並んでいる。
近くのノート
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。
