瀬戸焼
実写(ライセンス済み)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

愛知・瀬戸No.1051★★地図で見る →

瀬戸焼

〜せとものの語源になった窯のまち〜

craft穴場——実はすごい

名古屋の北東、丘に開けた瀬戸は何百年もやきものを焼いてきた。「せともの」という言葉の生まれた土地だ。まちをいちばん語るのは、使い古した窯道具を積んだ塀の続く一本の坂道である。

  1. 起点名古屋駅
  2. 約50分名鉄+徒歩
  3. 降車尾張瀬戸駅(名鉄瀬戸線)
  4. そこから
  5. 瀬戸焼

狙い目

瀬戸は観光地というより仕事のまちで、見どころは店・窯元・博物館に散らばっている。ひとつの入口に人が集まる構造ではない。小径そのものは人の住む生活道路で、駅からしっかり歩く距離にあるぶん、中心部がにぎわう日でも静かなままだ。

場所

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見どころ(歩く順)

窯垣の小径資料館Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. 瀬戸蔵ミュージアム昭和の駅舎を再現した館内に石炭窯まで収まる、まちのやきもの博物館
  2. 深川神社・陶彦社瀬戸の陶祖・藤四郎を祀る境内社をもつ、まちの氏神
  3. 窯垣の小径窯屋の家が並ぶ洞町を上っていく、塀に囲まれた坂道
  4. 窯垣の小径資料館洞町の窯とそこで働いた人を伝える、小径沿いの無料の展示館

実際の行き方

  1. 名古屋駅→栄(地下鉄東山線)、地下通路で名鉄栄町駅へ。
  2. 栄町→尾張瀬戸(名鉄瀬戸線・終点まで)。
  3. 尾張瀬戸駅→瀬戸蔵・深川神社(徒歩。瀬戸蔵は駅のそば、神社はその先の北東)。
  4. 瀬戸蔵→洞町の窯垣の小径(東へ徒歩約20分、またはバスで陶祖公園)。
名鉄瀬戸線・栄町から
名古屋駅から地下鉄東山線で栄へ出て、地下でつながる名鉄瀬戸線の栄町駅へ。尾張瀬戸はこの路線の終点で、急行のほうが各駅停車より早い。乗り換えを含めて片道1時間ほどを見ておくとよい。
尾張瀬戸から戻る
帰りは尾張瀬戸から栄町へ。栄町は地下鉄栄駅とつながっていて、そのまま名古屋駅方面に乗り継げる。夕方を過ぎると本数が落ちるので、夕食まで滞在するなら小径へ上がる前に発車案内を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

瀬戸は名古屋の北東、丘のあいだに開けたまちだ。やきものを焼き続けた歴史が長すぎて、地名がそのまま陶磁器を指す「せともの」になった。象徴はガラスケースの中ではなく一本の道にある。窯垣の小径は洞町を約400メートル抜ける坂道で、両側の塀も石垣も、窯の中で器を支えたり重ねたりした窯道具の再利用でできている。道は曲がりながら上り、いまも窯屋の家が並ぶ。柵も改札もなく、窯道具の壁がただ土地を支えている。

おすすめの楽しみ方

まずは駅前の瀬戸蔵から始めて、川沿いを東へ進み、洞町の坂を上っていくといい。小径は屋外なので時間を選ばず歩ける。ただし小径の資料館は11時から15時ごろまでと短く、週のはじめは閉まっているので、中も見たいなら昼前後に着くのがちょうどいい。入館は無料だ。

歴史・背景

瀬戸の谷に窯が広がったのは平安時代の終わりごろ。中世には、釉薬をかけた器を焼く日本で唯一の産地になった。伝承では加藤四郎左衛門景正(藤四郎)が1223年に道元とともに宋へ渡り、釉薬の技を持ち帰ったとされる。発掘で分かった年代とは噛み合わないが、まちは彼を深川神社の境内社・陶彦社に祀り続けてきた。磁器はずっと後、江戸時代に九州から技法が伝わって始まる。2017年には他の五産地とともに「日本六古窯」として日本遺産に認定された。

行く前に

現金
小径は生活道路なので無料、沿いの資料館も無料。駅前の瀬戸蔵ミュージアムは受付で観覧料がかかる。地下鉄も名鉄もICカードが使える。
知っておきたいこと
小径は細く傾斜があり、塀の内側では人が暮らしている。道からはみ出さず、声の大きさにも気をつけたい。夜間の観光用照明はなく、石の路面は雨で滑りやすい。
別ルート
尾張瀬戸駅から名鉄バスの赤津方面に乗り、陶祖公園で降りれば坂を登らずに小径へ近づける。車なら小径のそばに駐車場がある。
降りたあと
尾張瀬戸駅から川の方へ出て、川沿いを東へ徒歩20分ほど。舗装路が続き、洞町で坂を上ると窯垣が始まる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。