志々島の大楠
実写(ライセンス済み)せんえふ / CC BY-SA 4.0

香川・塩飽諸島No.649★★地図で見る →

志々島の大楠

nature穴場——実はすごい

三豊市の沖に浮かぶ小島・志々島の、ただ一つの集落を見下ろす斜面に立つ楠。幹は低い位置で分かれ、太い枝が上ではなく横へ長く伸びる。木の先の展望台からは、その樹冠を上から見下ろせる。

  1. 起点詫間駅
  2. 約1時間宮の下港から高速船+上り坂
  3. 降車志々島港(粟島汽船)
  4. 徒歩
  5. 志々島の大楠

狙い目

県の天然記念物であり、環境省の巨樹データベースにも載っている。よく記録された木だ。静けさをつくっているのは道のりのほうで、島へは一日数便の小さな船しかなく、最後は徒歩20分の上り坂になる。

場所

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見どころ(歩く順)

志々島Twilight2640 / CC BY-SA 3.0
  1. 海沿いの埋め墓波打ち際に並ぶ小屋のような低い墓。両墓制の名残
  2. 本村の集落島でただ一つの集落。海沿いに路地と石段で組み上がっている
  3. 大楠県指定の楠。支柱に支えられた太い枝が、小さな鳥居の上に広がる
  4. 楠の倉展望台大楠の少し先にある展望台。樹冠とほぼ同じ高さに立つ

実際の行き方

  1. 詫間駅→宮の下港(バス)。
  2. 宮の下港→志々島港(粟島汽船・約20分)。
  3. 志々島港→大楠(集落を抜ける舗装路を上って約20分)。
  4. 楠の倉展望台まで足を延ばし、港へ下って帰りの船に乗る。
詫間駅から粟島汽船で志々島へ
詫間駅→バスで宮の下港→粟島汽船の高速船で約20分→志々島港。港からは舗装された小道が集落を抜けて上がり、大楠まで徒歩約20分。便数が少ないので、詫間へ向かう前に時刻表を確かめておく。
志々島港から宮の下港へ戻る
帰りも同じ船で宮の下港へ渡り、そこからバスで詫間駅に戻る。便は一日数便に限られるので、上りに余裕を持たせておきたい。下りは上りより短くて済むが、遅い時間に上り始めて間に合う幅があるわけではない。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

志々島は詫間の沖、塩飽の島々のひとつで、島のものはすべて斜面の上に並んでいる。集落は港のそばの海沿いに一つきり。家と家のあいだを結ぶのは路地と石段で、車が通る道はない。集落から山へ向かって舗装された小道が上がり、分かれ道には案内板が立つ。大楠は最後の曲がり角まで姿を見せない。曲がった瞬間に視界が開けて、目の前に現れる。低いところで分かれた幹が、太い枝を左右へ長く伸ばし、その枝が支柱で支えられている。高い木というより、横に広い木だ。

おすすめの楽しみ方

宮の下港からの船は約20分、港から木までの上りも約20分。訪問そのものは短く、組み立てが要るのは時刻表のほうだ。先に上りきって、帰りに集落を抜けて下るほうがいい。下りでこそ、家並みのすきまに海が見えることに気づく。下りる前に、木の先の展望台に腰を下ろしておきたい。樹冠を上から見られる場所はここだけだ。

歴史・背景

樹齢はおよそ1200年と伝えられ、香川県は1970年にこの木を天然記念物に指定した。木より変わったのは、まわりの島のほうだ。志々島はかつて花の島で、斜面いっぱいに切り花が育てられ、本土へ送り出されていたが、その仕事はすでに絶えた。いまは花を斜面に取り戻そうという地元の取り組みが続いている。港に近い海沿いには、この島々にあった両墓制の名残である、低く盛られた墓が並んでいる。

行く前に

現金
食べ物と飲み物、それに現金は持ち込む。三豊市の案内も、必要なものは乗船前に買うようにと書いている。島にあるのは商店ではなく、小さな休憩所だけだ。
知っておきたいこと
道は舗装され案内板もあるが、傾斜はきつく、濡れると滑る場所がある。歩きやすい靴で行きたい。暖かい季節は蚊が本当に多く、山側に照明はない。
別ルート
須田港から粟島を経由して志々島へ渡る便もある。二つの島をひと日で回りたいときはこちらが向く。
降りたあと
志々島港から小道が集落へ入り、そのまま斜面を上がっていく。全線舗装で分岐には案内板が立ち、大楠までは港から約20分。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。