種差海岸
実写(ライセンス済み)くろふね / CC BY 4.0

青森・八戸No.837★★地図で見る →

種差海岸

nature穴場——実はすごい

八戸市の東の端、天然の芝生が岩場まで、そして太平洋のきわまで続く段丘。三陸復興国立公園のなかにある国指定名勝で、柵も料金もなく、その端にJRの駅が立っている。

  1. 起点八戸駅
  2. 約40分JR八戸線・普通列車
  3. 降車種差海岸駅(JR八戸線)
  4. 徒歩
  5. 種差海岸

狙い目

国の名勝で、インフォメーションセンターも駐車場もある。穴場ではない。人が薄いのは立地と時間帯のせいだ。八戸から出るローカル線の終盤にあり、朝のバスや車が着く前がいちばん静かになる。

場所

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見どころ(歩く順)

葦毛崎展望台Ippukucho / CC BY 3.0
  1. 葦毛崎展望台鮫角灯台の先、岬に突き出た砦のような展望台。海岸遊歩道の北の起点でもある
  2. 中須賀「花の渚」と呼ばれる岩礁の入り江。海浜植物と高山植物が同じ道沿いに咲く
  3. 大須賀海岸踏むとキュッと鳴る鳴砂の砂浜。長い弧を描いて続く
  4. 道の碑東山魁夷『道』の風景とされる場所に、海岸道路沿いに立つ石碑
  5. 種差天然芝生地岩場まで下る芝生の段丘。目の前にインフォメーションセンターと無料休憩所が建つ

実際の行き方

  1. 八戸駅→種差海岸駅(JR八戸線・久慈行き普通、約35〜40分)。
  2. 種差海岸駅→芝生地とインフォメーションセンター(海岸道路を渡って徒歩約3分)。
  3. 遊歩道を北へ、大須賀海岸か葦毛崎まで歩いて折り返す。
  4. 最後は芝生に戻り、休憩所のカフェを背にして海を眺める。
八戸駅からJR八戸線
八戸駅から久慈行きの普通列車で種差海岸駅まで、およそ35〜40分。終盤は線路が海沿いを走るので、席は海側に取るとよい。種差海岸駅は単式ホーム1面の無人駅。
種差海岸駅から戻る
帰りも同じ八戸線で八戸駅方面へ。ただし南半分は本数が少ないので、着いたらまずホームの時刻表を撮っておくこと。列車の間隔が空くときは、種差海岸遊覧バス「うみねこ号」が海岸沿いの各所と鮫駅方面を結んでいる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

名勝に指定された海岸線は、北の蕪島から南の大久喜まで約12キロ。その大半は岩と砂だが、種差海岸駅のそばだけは様子が違う。天然の芝生におおわれた段丘が、そのまま岩場と海に落ちていく。この一帯では古くから馬が放牧されてきた。芝が低く保たれ、視界がひらけたままなのは、その放牧の結果である。海岸全体では650種を超える植物が自生し、一本の遊歩道の両側に海浜植物と高山植物が並んで咲く。芝生地に柵はなく、無料。目の前にインフォメーションセンターと無料の休憩所が建つ。

おすすめの楽しみ方

芝生地は東の外洋に向いている。一日の最初の光は海から来るし、駅がすぐそこなので、車がなくても早い時間に立てる。昼になれば芝生はいい具合に賑わい、レジャーシートが並び、休憩所のカフェも動きだす。半日あるなら、ひと駅北まで乗って葦毛崎から遊歩道を南へ歩き、この芝生で締めるといい。

歴史・背景

種差海岸が国の名勝に指定されたのは1937年。海岸線とその後背地までが対象になった。戦後に県立自然公園となり、いまは三陸復興国立公園の北端をなす。画家の東山魁夷は、この海岸の背後にある牧場と一本道を写生し、それが代表作『道』になった。戦後の日本絵画でもっともよく知られた一枚である。描いたとされる場所には、いま海岸道路のわきに碑が立つ。

行く前に

現金
芝生地も遊歩道も休憩所も無料。種差海岸駅には窓口がないので、切符は持ったまま八戸で精算する。
知っておきたいこと
芝生地に門はなく、照明もない。日が落ちれば見るものはなく、海沿いの道も暗い。初夏には「やませ」と呼ばれる冷たい海風が霧を運び、数分で視界を消してしまうことがある。インフォメーションセンターは冬期に閉館が早まる。
別ルート
車なら八戸駅からも市街地からも1時間かからない。インフォメーションセンターに無料の駐車場があり、近くに第二駐車場もある。鮫駅から海岸を巡る遊覧バス「うみねこ号」もインフォメーションセンター前に停まる。
降りたあと
種差海岸駅を出て海岸道路を渡り、徒歩3分ほど。インフォメーションセンターと休憩所の前で芝生がひらける。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。