大地の芸術祭 越後妻有
実写(ライセンス済み)Kentaro Ohno / CC BY 2.0

新潟南部・松代No.1240★★地図で見る →

大地の芸術祭 越後妻有

culture穴場——実はすごい

田んぼと里山を、そのまま展示室として使う。十日町と津南の集落にあるものを素材に作品が置かれ、恒久作品は会期が終わっても外に出たままだ。松代のまとまりは、駅のホームから歩いて届く。

  1. 起点東京駅
  2. 約2時間上越新幹線+ほくほく線
  3. 降車まつだい駅(ほくほく線)
  4. 徒歩
  5. 大地の芸術祭 越後妻有

狙い目

穴場ではない。地域でいちばん名前の通った観光資源で、会期の夏には同じ場所に人が集まる。見落とされているのは、その大半が一時的な展示ではなく恒久作品だという点のほうだ。会期でない年に来ても、作品は同じ場所に立っている。

場所

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見どころ(歩く順)

棚田Makoto Shimokoshi / CC BY 2.0
  1. 花咲ける妻有駅前の広場に立つ草間彌生の水玉の花
  2. まつだい「農舞台」ホームと通路でつながる拠点。部屋や什器も作家の手によるもの
  3. 棚田デッキの詩の枠越しに読む、カバコフの人型が並ぶ斜面
  4. 西洋料理店 山猫軒宮沢賢治の物語から名を取った、白井美穂の扉だらけの作品
  5. 城山の屋外作品手をたずさえる塔、人生のアーチ、そして松代城の展望台

実際の行き方

  1. 東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅へ。
  2. 越後湯沢でほくほく線に乗り換えてまつだい駅へ(ICカード不可・切符を買う)。
  3. 南口を出て、そのまま連絡通路で農舞台へ。
  4. デッキ→棚田→山猫軒→城山の順に歩く。
越後湯沢まで新幹線、その先はほくほく線
公式のアクセス案内では、東京駅から越後湯沢駅まで上越新幹線で約1時間10分、そこから上越線とほくほく線を乗り継いで十日町駅まで約30分とされている。まつだい駅は同じ線をもう少し進んだところにある。越後湯沢のJR券売機では、ほくほく線の連絡きっぷを売っている。
まつだい駅から帰る
帰りはほくほく線で越後湯沢へ戻り、新幹線に乗り換える。最後の接続を決めているのは新幹線ではなくローカル線のほうなので、城山を登る前に帰りの列車を確かめておく。駅舎には道の駅まつだいふるさと会館が同居していて、待つあいだの居場所になる。
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どんな場所か

芸術祭といっても、会場が一か所にあるわけではない。作品は旧市町村の線をそのまま引き継いだ六つのエリアに散っていて、それぞれが集落にもとからあったもの——棚田、学校、斜面——の上に置かれている。松代エリアは、そのなかで列車で行くことを前提に組み立てられた場所だ。駅に接する拠点「農舞台」は、オランダの建築家集団MVRDVが設計した。部屋や什器そのものを作家が手がけていて、中に入る前から建物が作品になっている。背後の地面は城山へ向かって上がり、屋外の作品はその斜面を登りながら続く。

おすすめの楽しみ方

公式の開館案内は午前10時からで、展望デッキは朝いちばんより遅い午前に向く。まず棚田を読み、そのあと1時間ほど城山にあてて、下りてから食堂に戻る順がいい。半日しか取れないなら、守るのは屋外のほうだ。

歴史・背景

第1回は2000年。旧市町村にまたがる土地に153点が置かれ、三年に一度のサイクルが始まった。会期が終わっても残す作品を決め、撤去せずにそのままにしたことが、いまの越後妻有をつくっている。駅前の拠点が建ったのは2003年の第2回に合わせてで、会期の外でも松代に入口を残しておくためだった。正式名称は雪国農耕文化村センターという。館内の組み立ても、その名のとおり雪国の農耕文化に寄っている。

行く前に

現金
ほくほく線ではSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えない。切符を買う必要があり、越後湯沢のJR券売機ではほくほく線の連絡きっぷを扱っている。館内の鑑賞は有料で、公式の案内には農舞台だけの個別券と、屋外エリアや松代城まで含むフィールドミュージアム券の2種類が並んでいる。どこまで歩くかを決めてから買うほうがいい。小さな売り場もあるので現金は持っておく。
知っておきたいこと
季節に左右されるのは屋外のほうだ。公式サイトは屋外作品の公開期間を5月から10月末としていて、冬のあいだは見られない。館の休みは火曜と水曜と案内されている。豪雪地帯なので、城山の足元は月によってまったく別物になる。
別ルート
車なら関越自動車道の六日町ICで降り、国道253号を西へ。公式の案内では、この道で十日町市街まで約30分。拠点の建物も同じ国道沿いにある。時期によっては周辺の作品を回るためのシャトルバスやレンタサイクルが出るので、受付で聞くとよい。
降りたあと
まつだい駅はほくほく線の駅で、南口から連絡通路がそのまま拠点につながっている。歩くというほどの距離はない。駅舎には売店とトイレがある。水玉の花は、外の広場に立っている。

近くのノート

距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。