
青森・下北半島No.804★★地図で見る →
仏ヶ浦
〜下北半島西岸の奇岩海岸〜
青森県・下北半島の西岸に、白緑色の岩が削られたまま立ち並ぶ海岸。浜まで届く車道はなく、佐井からの遊覧船か、国道から下る急な遊歩道でしか行けない。
- 起点下北駅
- 約3時間バス+遊覧船
- 降車アルサス・佐井(下北交通 佐井線/遊覧船乗り場)
- そこから
- 仏ヶ浦
狙い目
国の指定を受けた景勝地で、夏の遊覧船は席が埋まる。知られていない場所ではない。それでも人が薄いのは、行き方が限られているからだ。浜まで通じる車道はなく、季節運航の船に乗るか、急な遊歩道を下って登り返すかの二択になる。どちらも、ついでに寄るということを許さない。
場所
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- 仏ヶ浦の船着き場遊覧船が着く桟橋。浜歩きはここから始まる
- 極楽浜海岸の中ほどに広がる砂利の浜。名は浄土に由来する
- 如来の首如来の頭に見立てられた岩。名を持つ岩のひとつ
- 五百羅漢細い岩柱が群れて立つ一角。羅漢の列に見立てられた
- 遊歩道(国道338号から)船を使わない唯一の道。崖の上の駐車場から階段まじりに下る
実際の行き方
- 下北駅→アルサス・佐井(下北交通 佐井線の直通バス)。
- アルサス館内の窓口で乗船手続き→建物前の桟橋から乗船。
- 佐井→仏ヶ浦(仏ヶ浦海上観光の定期遊覧船。春から10月末までの運航)。
- 仏ヶ浦→同じ船で佐井へ。陸路なら、遊歩道を国道338号まで登り返す。
- 下北駅から佐井線バス、佐井から船
- 起点はJR大湊線の下北駅。下北交通の佐井線が下北駅からアルサス(津軽海峡文化館)まで直通で走っており、船会社はこの区間を約2時間20分と案内している。乗り場はアルサスの前の桟橋で、受付は出航の少し前に締め切られる。バスと船のあいだには余裕をとっておきたい。
- 同じ船で佐井へ戻る
- 浜から出る定期便はこの船だけなので、帰りも同じ便になる。アルサスからは佐井線のバスで下北駅へ。本数が少ないため、船の便を決める前にバスの時刻と突き合わせておきたい。車で来た場合は、アルサスの無料駐車場が一日の起点になる。
どんな場所か
下北半島の西岸は、ここだけ色が抜けたように白い。海岸線に沿っておよそ2キロ、浸食された岩が柱や尖塔のかたちで立ち並び、その足元に砂利の浜が細く延びている。岩は海底火山の灰が固まった凝灰岩で、もろく崩れやすいため草木が根を張れない。緑に覆われないまま風と波に削られ続け、輪郭はしだいに人のかたちに近づいていった。人々はそれを仏の姿と読み、ひとつひとつに名前をつけた。
おすすめの楽しみ方
定期便は午前の遅い時間と午後のはじめに佐井を出る。片道はおよそ30分、上陸できるのも30分ほどで、浜を歩くにはちょうどよく、腰を落ち着けるには足りない。混む時期は臨時便も出るが予約が優先されるので、行き当たりばったりは避けたい。海が荒れれば欠航になり、着岸できず海上からの遊覧だけになることもある。
歴史・背景
岩ができたのは、名がつくよりずっと前のことだ。海底火山が吐いた灰が固まって凝灰岩になり、波がそれを削り、残ったかたちが人の目に仏と映った。海岸の名も、ひとつひとつの岩の名も、そこから生まれている。真ん中の浜が極楽浜と呼ばれるのも同じ流れだ。国はこの一帯を名勝かつ天然記念物として守っている。地元には、北へ落ちのびた源義経を岩に結びつける言い伝えも残っている。
行く前に
- 現金
- 浜そのものは無料。船は往復券で、確認時点で大人3,000円、小学生は半額、未就学児は無料。予約はネットか電話で受け付けており、当日分は電話のみになる。
- 知っておきたいこと
- 定期便はシーズン運航で、10月末で終わる。天候や海の状況によっては欠航になる。遊歩道は積雪があると立ち入り禁止になり、観光協会は野生動物との遭遇にも注意を促している。浜には売店がないので、飲み物は持参してゴミは持ち帰りたい。
- 別ルート
- 陸からは国道338号。崖の上に駐車場と展望台があり、そこから遊歩道を20〜30分下ると浜に出る。帰りは同じ道を登り返すことになる。下北駅から佐井までは、船会社の案内で車約1時間20分。国道279号で大間へ北上し、そこから西へ回る。
- 降りたあと
- アルサスに着いたら館内の窓口で乗船手続きをして、建物の前の桟橋へ。仏ヶ浦では船着き場に降り、目の前の砂利浜から岩の列が左右に延びていく。
近くのノート
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。

