
熊本東・高森No.1200★★地図で見る →
上色見熊野座神社
阿蘇カルデラの南東の縁に立つ神社。植林された杉のなかを、苔むした石灯籠のあいだに石畳が上っていく。社殿の上には、風穴が貫いた巨大な岩が立っている。
- 起点熊本駅
- 高森駅からバス・タクシー南阿蘇鉄道+町民バス
- 降車高森駅(南阿蘇鉄道高森線)
- そこから
- 上色見熊野座神社
狙い目
ここは秘密の場所ではない。石灯籠の参道の写真がSNSで広く出回り、いまは国外からの参拝者も多い。写真に写らないのは傾斜のほうだ。道路から岩まで、濡れた石の上りがずっと続く。だから見どころは一点に集まらず、斜面に沿って散らばっている。
場所
熊本のほかの記事 18件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 参道の鳥居道路から石畳が離れ、上りが始まるところに立つ石の鳥居
- 石灯籠の列参道の両側にどこまでも続く、苔をかぶった石灯籠の二列
- 御神木のなぎ縁が切れないようにと葉を持ち歩いた、丈夫な葉脈をもつ社の神木
- 社殿石段を上りきった先、斜面の窪みに収まる小さな社殿
- 穿戸岩社殿の上の岩山を貫く、縦横10メートル以上の大風穴
実際の行き方
- 熊本駅→立野(JR豊肥本線)→高森駅(南阿蘇鉄道高森線)。
- 高森駅前から町民バス色見環状線、またはタクシーで参道の登り口へ。
- 石灯籠の並ぶ参道を上り、窪みに据わった社殿まで。
- 社殿の脇からさらに上って穿戸岩へ。帰りは同じ道を下る。
- JR豊肥本線で立野へ、南阿蘇鉄道に乗り換え
- 熊本駅からJR豊肥本線を東へ立野まで。立野はカルデラの外輪山が切れるところで、ここで南阿蘇鉄道に接続する。乗り換えて終点の高森駅へ。午前中には肥後大津から乗り換えなしで入る便もある。運賃は車内か窓口で払う。
- 高森駅へ戻る
- この一帯は鉄道も町民バスも一日の終わりが早い。参道を上りはじめる前に帰りの便を決めておきたい。最終のバスが出てしまったら、神社から駅まではタクシーで下りることになる。
どんな場所か
高森町は阿蘇カルデラの南東の隅、草原が尽きて山がせり出してくるあたりにある。神社は上色見の集落の上、岩山の裾の斜面に鎮座していて、そこへ向かう道は植林された杉のなかを一本、石畳が上っていくだけだ。その両側に、石灯籠が100基近く二列に並ぶ。年の大半は苔をかぶって緑がかっている。祀られているのは三柱で、そのうちの石君大将軍は阿蘇の神の荒魂とされる。最後のひと区切りは石段で、社殿を過ぎてもなお上へ続いていく。
おすすめの楽しみ方
距離から思うより時間を見ておきたい。時間を食うのは社殿から上の石段のほうだ。杉が影を抱えこみ、参道には照明もないので、歩くなら明るいうちがいい。御朱印が要るなら、出かける前に高森駅そばの観光案内所で受けておく。
歴史・背景
いまの姿になったのは鎌倉時代の終わりから室町のころとされる。修験者が運んできた熊野の信仰が、もとからあった岩そのものへの信仰に重なって根づいた。かつては穿戸権現と呼ばれ、単に熊野社とも呼ばれた。社殿の上の岩に穴が空いている理由は、地質ではなく物語で語り継がれている。阿蘇の神・健磐竜命の従者である鬼八法師が蹴破ったのだという。
行く前に
- 現金
- 参拝そのものに料金はいらない。町民バスは町内均一の運賃で、現金で払う。御朱印は神社ではなく、高森駅近くの観光案内所で受けられる。
- 知っておきたいこと
- 参道に照明はなく、杉が日暮れよりずっと早く暗さを連れてくる。歩くのは明るいうちにしたい。石段も土の道も雨のあとは滑りやすく、社殿から上の区間は下よりきつい。
- 別ルート
- 車なら高森駅から10分ほど。参道の登り口に小さな駐車場がある。
- 降りたあと
- 高森駅前から、町民バスの色見環状線が参道の登り口まで通っている。降りればあとは参道を上るだけだ。便は一日に数えるほどしかないので、乗ると決める前に時刻表を見ておきたい。タクシーなら同じ道を直接入れる。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。