笠森観音(笠森寺)
実写(ライセンス済み)Σ64 / CC BY 4.0

千葉内陸・長南町No.1288★★地図で見る →

笠森観音(笠森寺)

history穴場——実はすごい

千葉県長南町の森の丘で、巨岩の四方を木の柱で支えて建てた観音堂。この造りは国内でここだけで、国の重要文化財に指定されている。

  1. 起点東京駅
  2. 約1時間+路線バス特急+路線バス
  3. 降車茂原駅(JR外房線)
  4. そこから
  5. 笠森観音(笠森寺)

狙い目

穴場ではない。千葉を代表する古刹のひとつで、古くから巡礼の人々が訪れてきた。旅程に入りにくいのは道のりのせいで、内陸の丘陵地にあるため、茂原駅からの最後の区間は路線バスかタクシーになる。

場所

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見どころ(歩く順)

床下の柱組Σ64 / CC BY 4.0
  1. 切り通しの参道岩壁に挟まれ、シイやクスの森に覆われて昼でもひんやりした参道
  2. 床下の柱組巨岩から立ち上がり、貫でつながれてお堂を支える61本の木の柱
  3. 木の階段柱組のかたわらを上ってお堂へ至る75段の木の階段
  4. 観音堂の回廊高欄の付いた縁から、南房総の山並みと足もとの天然記念物の森を見渡す

実際の行き方

  1. 東京駅→茂原駅(JR特急わかしお・約1時間)。
  2. 茂原駅南口→「笠森」バス停(小湊バス「笠森霊園」行き・時刻表は事前に確認)。
  3. 「笠森」バス停→お寺の入口(徒歩約5分)。
  4. 参道と木の階段を上って観音堂へ。
JR特急で茂原へ+小湊バス
東京駅→(JR特急わかしお・約1時間)→茂原駅。南口から小湊バス「笠森霊園」行きに乗り「笠森」で降りれば、お寺まで徒歩約5分。出発前に小湊バスの時刻表を確かめておきたい。バスが合わなければ茂原駅からタクシーを使う。
バスで茂原へ戻り、JRで東京へ
「笠森」から小湊バスで茂原駅南口へ戻り、JR外房線で東京方面へ。お堂へ上がる前に帰りのバスの時刻を控えておくと安心。乗り遅れたときは、寺のアクセス案内に載っている地元のタクシー会社(長南タクシー)を呼べる。
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どんな場所か

笠森寺は、千葉県の内陸・長南町の森に包まれた丘に建つ天台宗の寺で、「笠森観音」の名で親しまれている。観音堂は丘の頂の巨岩の上にあり、地面に据えるのではなく、四方すべてを木の柱で支え上げている。この造りを「四方懸造(しほうかけづくり)」と呼び、京都・清水寺の舞台を支える懸造の仲間にあたる。堂にまつられるのは十一面観世音菩薩。坂東三十三観音の第31番札所でもあり、寺を囲む森は国の天然記念物に指定されている。

おすすめの楽しみ方

まずお堂の足もとで柱組を見上げ、それから回廊へ上がってぐるりと一周したい。開堂は4〜9月が8:00〜16:30、10〜3月が8:00〜16:00で、雨の日は閉堂になる。丑年と午年には10月17日〜11月18日に本尊の御開帳を行うのが寺の習わしで、2026年は午年にあたる。出かける前に寺の告知を確かめておきたい。

歴史・背景

寺伝では、延暦3年(784年)に天台宗を開いた最澄が楠の霊木から十一面観音を刻み、この地にまつったのが始まりとされる。観音堂は長元元年(1028年)、後一条天皇の願いで建てられたと伝わる。ただし1960年に終えた全解体修理の際に見つかった墨書から、いまの建物は16世紀後半、桃山時代のものとわかった。1908年に旧国宝に指定され、1682年には松尾芭蕉が訪れて句を残したと記録にある。

行く前に

現金
拝観料は大人300円・小人100円で、お堂と山林の維持のために納めるもの。拝観料とバス代のために現金を持っておくとよい。
知っておきたいこと
雨天や荒天の日は閉堂となり、閉堂の知らせは寺の公式サイトに出る。お堂までは長い木の階段なので、ゆっくり上ること。ペットは観音堂内ではキャリーに入れ、境内ではリードを付ける決まり。
別ルート
羽田空港や横浜駅からは、茂原駅行きの高速バスで「長南駐車場」下車。そこからお寺までは約4km、タクシーで5分ほど。車なら圏央道・茂原長南ICから約5kmで、無料駐車場がある。
降りたあと
茂原駅南口から小湊バス「笠森霊園」行きで「笠森」下車、お寺まで徒歩約5分。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。