玉前神社
実写(ライセンス済み)ChiefHira / CC BY-SA 3.0

千葉東部・一宮町No.1297★★地図で見る →

玉前神社

history穴場——実はすごい

千葉の太平洋岸、サーフィンの町・一宮にある上総国一之宮。黒漆塗りの社殿がひと続きに並び、毎年9月の祭りでは神々が海辺へと向かう。

  1. 起点東京駅
  2. 約70分JR特急・乗り換えなし
  3. 降車上総一ノ宮駅(JR外房線)
  4. 徒歩
  5. 玉前神社

狙い目

地域ではよく知られた古社で、穴場ではない。9月の祭りには関東一円から人が集まる。見落とされやすいのは、この神社と海との結びつきの深さだ。社伝では祭神はこの地に海から上がったとされ、年に一度、神々は再び浜へと運ばれる。

場所

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見どころ(歩く順)

玉前神社 本殿Saigen Jiro / CC0
  1. 拝殿黒漆塗りの社殿の正面。左甚五郎作とも伝わる高砂の彫刻がある
  2. 芭蕉の句碑本殿の西側、マキの大木に囲まれて立つ句碑
  3. 本殿ひと続きの社殿のいちばん奥。拝殿と同じく黒漆で塗られている
  4. イヌマキの群生千葉の県木イヌマキの杜。最古の一本は本殿の東側に立つ

実際の行き方

  1. 東京駅→上総一ノ宮駅(JR特急わかしお・約60分)。
  2. 上総一ノ宮駅西口→玉前神社(徒歩約8分)。
  3. 拝殿で参拝し、芭蕉の句碑とイヌマキの杜を通って社殿をひと回りする。
  4. 帰る前に、子宝・子授けのイチョウを順に触れて回る。
JR特急わかしおで上総一ノ宮へ
東京駅から京葉線・外房線経由の特急わかしおに乗れば、乗り換えなしで約60分で上総一ノ宮駅に着く。全車指定席。神社は駅から徒歩約8分。
上総一ノ宮駅から戻る
駅まで歩いて戻る。上総一ノ宮駅はJR快速の始発駅なので、特急券なしで東京方面へ帰ることもできる。そのぶん時間は長くかかる。特急わかしおは本数が多くないので、先に時刻表を確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

玉前神社は、九十九里浜の南端に近い一宮町にある。祀るのは神武天皇の母・玉依姫命で、縁結びや子授け、安産を願う参拝者が多い。拝殿・幣殿・本殿がひと続きになった権現造の社殿は黒漆で塗られ、神社自身も珍しい社殿だと紹介している。年に一度の大祭が上総十二社祭りだ。千名を超える裸の男たちが神輿を担いで渚を駆け、鳥居が砂浜に立つ釣ヶ崎海岸をめざす。この浜はのちに、東京2020オリンピックのサーフィン競技の会場にもなった。

おすすめの楽しみ方

上総一ノ宮駅から徒歩約8分なので、海辺で過ごす一日にも組み込みやすい。子宝・子授けのイチョウでは、雄株、雌株、子どものイチョウの順に触れて祈る。上総神楽は年に7回奉納され、9月13日の祭りでは、午後に浜へ向かった神輿が夜に戻り、本殿のまわりを回る。

歴史・背景

創建の時期はわかっていない。16世紀の永禄年間の戦火で、社殿や記録の多くが焼けたためだ。平安時代にまとめられた『延喜式』神名帳にはすでに名神大社として名が見え、上総国一之宮の格式を保ってきた。現在の社殿は1687年の造営で、千葉県指定有形文化財。十二社祭りは807年に始まったと伝わり、県の無形民俗文化財に指定されている。

行く前に

現金
上総一ノ宮駅ではSuicaなどの交通系ICカードが使える。東口はICカード専用の改札。境内の拝観料については、神社の公式サイトにも県の観光サイトにも記載がない。お守りは授与所で頒布しており、ご祈祷も受け付けている。
知っておきたいこと
9月13日の祭りの日は、神社にも浜にも大勢の人が集まる。釣ヶ崎海岸まで足を延ばすなら、先に町の案内を確認したい。2026年9月30日には、一宮町観光協会が冠水のため釣ヶ崎広場周辺の道路を通行止めにしていると告知していた。
別ルート
東京からは、総武線や京葉線のJR快速も上総一ノ宮駅まで乗り換えなしで直通し、特急料金はかからない。千葉駅からはJR外房線で向かう。
降りたあと
上総一ノ宮駅は駅舎のある西口から出る。神社は駅の北西にあり、徒歩約8分。

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