黒石 中町こみせ通り
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

青森・黒石No.815★★地図で見る →

黒石 中町こみせ通り

〜雪国の木造アーケード〜

local穴場——実はすごい

青森県黒石市の商家町。雪をよけるために各戸が自分の間口の前へ張り出した木造の庇が、本来の建物に付いたまま途切れずに続いている通りだ。

  1. 起点弘前駅
  2. 約40分弘南鉄道+徒歩
  3. 降車黒石駅(弘南鉄道弘南線)
  4. 徒歩
  5. 黒石 中町こみせ通り

狙い目

黒石は東北の定番ルートから外れた、支線の終点にある小さな町だ。隠れているわけではない。案内も出ているし、選定も受けているし、手入れもされている。それでも人が薄いのは、通りが短く、町が小さく、青森を旅する人の多くがこの支線に乗り換えないからだ。

場所

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見どころ

鳴海醸造店掬茶 / CC BY-SA 4.0
  1. こみせの庇家並みの前に続く木柱と板張りの屋根。端から端まで歩ける
  2. 高橋家住宅黒石津軽家の御用達だった商家。建物は国の重要文化財
  3. 鳴海醸造店通りで今も仕込んでいる造り酒屋。銘柄は菊乃井
  4. 松の湯交流館もとは中町の銭湯。庭の松とともに、無料の交流施設として残る

実際の行き方

  1. 弘前駅→黒石駅(弘南鉄道弘南線・終点まで)。
  2. 黒石駅→中町(南東へ、古い町なかを抜けて歩く)。
  3. こみせの下を、高橋家住宅と造り酒屋の前を通って端まで歩き、反対側を戻る。
  4. 黒石駅→弘前駅(同じ線。どの列車も弘前方面へ戻る)。
弘前から弘南鉄道で終点まで
起点は弘前駅。JRの駅に隣り合う弘南鉄道弘南線が東へ走り、その終点が黒石駅になる。列車は朝が30分間隔、日中はおよそ1時間間隔、夕方以降はまた少し詰まる。黒石駅から中町までは徒歩10分ほど。
黒石駅から戻る
黒石は終点なので、ホームを出る列車はすべて弘前方面へ向かう。乗り間違えようがない代わりに日中は本数が減るので、着いたときにホームの時刻表を見ておきたい。弘前ではJRのホームがすぐ隣にある。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

こみせは公共の設備ではない。商家がそれぞれ自分の間口の前に木の柱を立て、板張りの屋根を差し掛けた。積もっても歩けるように、夏の日差しを避けられるようにという、実用から出てきた形だ。同じ工夫は北国の各地にあったが、たいていは復元されるか、一軒だけ残るかで終わっている。中町では柱の列が家から家へと続き、その後ろに立つ建物も、もともとこの庇を持っていた家だ。日本の道百選に選ばれたのも、この連なりがあってのことだった。

おすすめの楽しみ方

こみせ自体は屋外で誰でも歩けるので、建物が閉まっていても通り抜けとして成立する。松の湯交流館は日中開いていて、入館は無料。高橋家住宅は独自の予定で公開されるので、中に入るつもりなら先に確かめておきたい。庇の意味がいちばんよく分かるのは雪の季節だが、開いている家がいちばん少ないのもその時期だ。

歴史・背景

黒石は津軽家の分家が治めた城下町で、中町はその商人の通りだった。こみせもその時代のもので、町が一括して造ったのではなく、各家が自分の間口の分だけ費用を持った。柱の列は続いていても、細部が一軒ごとに違うのはそのためだ。国はこの一帯を2005年に重要伝統的建造物群保存地区として選定している。通りに残る高橋家住宅は黒石津軽家の御用達だった商家で、その建物は国の重要文化財になっている。

行く前に

現金
通りを歩くのは無料で、こみせは屋外にある。松の湯交流館の入館も無料。高橋家住宅と造り酒屋は、それぞれの条件による。弘南鉄道は小さな私鉄なので、現金を持っておくのが安全だ。
知っておきたいこと
黒石は雪が深く、こみせが本領を発揮するのもその季節だが、冬は営業時間を縮めたり休んだりする家が出てくる。建物は今も住まいや店として使われているため、内部がすべて公開されているわけではなく、屋内の撮影は各戸の判断による。中町は道幅の狭い生活道路で、車も通る。
別ルート
車なら東北自動車道・黒石ICから近く、市街地から案内が出ている。青森市方面から来るなら、弘前での乗り換えを省ける。
降りたあと
黒石駅を出て南東へ、古い町なかへ入っていく。中町はその向こうで、家の前面が柱の上に張り出しはじめたら着いたということだ。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。