
青森・弘前No.1078★★地図で見る →
津軽塗
津軽塗は漆を何層も重ね、そのあと研いで下の色を掘り起こす漆器だ。弘前市立観光館は、その工程を上の階に常設で並べている。弘前公園の南の入口、料金はいらない。
- 起点弘前駅
- 約30分土手町循環バス・約15分
- 降車市役所前(弘南バス・土手町循環)
- 徒歩
- 津軽塗
狙い目
隠れた場所ではない。弘前の観光動線でいちばん賑わう角にあり、桜の時期には人の流れが途切れない。素通りされているのは階段のほうだ。入口で地図を取ってそのまま公園へ向かう人が多く、工程を説明している部屋は頭の上にある。
場所
青森のほかの記事 34件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 1階の物産販売コーナー津軽塗の椀や盆、箸が、津軽の他の品と並んで置かれた売り場
- 津軽塗コーナー上の階の常設展示。下地から仕上げまでが順を追って並ぶ
- 民工芸品コーナーこぎん刺しなど、津軽の手仕事を同じ階に集めた一角
- 山車展示館隣に建つ収蔵館。八幡宮祭礼の山車と大太鼓が置かれている
- 追手門広場観光館の外に開けた広場。弘前公園の南側の入口にあたる
実際の行き方
- 弘前駅→市役所前(弘南バス土手町循環線・確認時点で一律100円)。
- 追手門広場に入り、広場側を向いた観光館の入口から入る。
- 階段で上の階へ上がり、津軽塗コーナーと民工芸品コーナーを見る。
- 下りて隣の山車展示館を見てから、公園の門へ歩く。
- 弘前駅から弘南バス・土手町循環
- 弘前駅→(弘南バス土手町循環線で約15分)→市役所前。確認時点で運賃は一律100円、日中は続けて回っているので時刻表を調べる必要はない。観光館は広場に面した低い建物で、道路の公園側に建っている。
- 市役所前から駅へ戻る
- 同じ循環バスで弘前駅まで15分ほど。夕方以降は本数が減り、終電よりかなり早く終わる。夜まで残るなら、土手町を下って歩くか、市役所前のタクシー乗り場から拾うことになる。
どんな場所か
この技法は、塗るというより積むことに近い。漆を置き、乾かし、また研ぐ。埋まった層を削り抜いたところで、はじめて模様が現れる。なかでも知られた唐塗は、仕上がるまでに48の工程を踏む。地元で「馬鹿塗り」と呼ばれてきたのは、その手間のことだ。七々子塗は魚の卵のような細かい輪を浮かせる。紋紗塗は炭粉を蒔き、艶を消した文様を漆黒のなかに沈める。錦塗は七々子の地に唐草や紗綾形を描き込んだものだ。木地に使われるのは、青森で伐り出されるヒバである。
おすすめの楽しみ方
確認時点の開館は朝9時から夕方6時まで。まつりの期間はもう少し遅くまで開く。津軽塗コーナーと民工芸品コーナーを急がずに見て30分ほど。だから、ここは最後ではなく最初に寄る場所になる。門はすぐ外で、何を見ているのかを分かったうえで公園へ入れる。
歴史・背景
弘前で漆の仕事が根づいたのは、4代藩主・津軽信政が塗師の池田源兵衛を召し抱えたときからだと伝わる。青森県はこの技を約300年前からのものとしている。明治に入るまでは藩の仕事で、そこから外へ売る産業の形をとった。国が津軽塗を伝統的工芸品に指定したのは1975年。2017年には技術そのものが重要無形文化財となり、青森県では初めての指定になった。
行く前に
- 現金
- 建物にも展示室にも入館料はかからない。物産の売り場と地下の駐車場は現金が使える。駐車場は最初の一定時間が無料で、そのあとは時間制の料金になるので、入口の掲示で確かめたい。工芸品の売り場のために現金を少し持っておくとよい。
- 知っておきたいこと
- 休館は年末年始。まつりの期間は開館が延びる。弘前は12月から3月まで雪が深く、広場は除雪されるが凍る。雪どけの時期は道路へ下る坂が滑りやすい。
- 別ルート
- 弘前駅からは土手町の商店街をまっすぐ歩いて約30分。この道自体が歩く価値のある通りだ。天候が崩れたときは、駅前のタクシー乗り場から向かえばいい。
- 降りたあと
- 市役所前の停留所は広場の下の道路沿い、市役所の向かいにある。観光館まではおよそ徒歩1分。入口が道路側ではなく広場側を向いているので、建物のあいだを抜けて広場に出るとよい。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。