
茨城・結城No.968★★地図で見る →
結城紬
〜ユネスコ登録の手織り絹〜
手で紡いだ糸、くくって染め分けた絣、体で張る地機。ユネスコに登録された三つの工程で織られる結城の絹だ。つむぎの館では産地問屋の敷地が開かれ、その流れをひと続きに見られる。
- 起点東京駅
- 約1時間JR水戸線+徒歩10分
- 降車結城駅(JR水戸線)
- 徒歩
- 結城紬
狙い目
結城紬は無名の工芸ではない。国の重要無形文化財であり、ユネスコにも登録されている。珍しいのは、その仕事のそばに立てることのほうだ。着物の生地は普通、旅行者の目に触れない工房で分業されている。ここでは地機の実演も、反物の陳列も、手を動かす部屋も、ひとつの敷地の中にあり、門から先は無料で入れる。
場所
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- 奥順店舗通りに面した大正初期の町家。国の登録有形文化財
- 結の見世総合案内を兼ねた建物。地機織の実演を見学できる
- 古民家陳列館移築した古民家に結城紬の反物を並べ、手に触れられる
- 手緒里染めと織りをたどる染織資料館。見学は別料金
- 織場館はたおりと草木染を体験できる工房棟
実際の行き方
- 東京駅→小山駅(東北新幹線・約45分)。
- 小山駅→結城駅(JR水戸線・約7分)。
- 結城駅北口→つむぎの館(徒歩約10分)。
- 結の見世で地機の実演を見てから、陳列館、資料館、織場館とたどる。
- 東京から小山、水戸線で結城
- 東京駅→(東北新幹線・約45分)→小山駅→(JR水戸線・約7分)→結城駅。北口から徒歩約10分。新幹線を使わない場合は、上野東京ラインで小山まで約75分、新宿から湘南新宿ラインで約80分。
- 結城駅から戻る
- つむぎの館から結城駅へ歩いて戻り、JR水戸線で小山駅へ。小山からは新幹線と宇都宮線のどちらでも南へ帰れる。水戸線は普通列車だけで本数に間があくので、敷地を出る前に発車時刻を見ておきたい。
どんな場所か
結城紬は鬼怒川沿いの結城で商われてきた絹で、この地が産地の中心になったのは鎌倉のころにさかのぼる。特徴は三つの工程にある。糸は繭から繰らず、真綿から指で引き出して紡ぐ。柄は織りはじめる前に決まっていて、糸の定まった位置をくくり、染料を入らせないことで生まれる。その糸を、織り手が自分の体で経糸を張る地機で織り上げる。つむぎの館は、この流れを町家と蔵の並ぶひと敷地にまとめている。
おすすめの楽しみ方
まず総合案内を兼ねた結の見世で地機の実演を見てから、反物を見に行くといい。織る手つきを先に見ておくと、生地の表情の読み方が変わる。はたおりと草木染は織場館で、入館とは別に申し込む形になっている。開館時間と休館日は公式のページどうしで記載が食い違っているので、運営側のサイトで確かめてから出かけたい。
歴史・背景
この地方の絹は、奈良時代に「絁(あしぎぬ)」として朝廷に納められていたとされる。鎌倉時代には常陸紬と呼ばれ、結城が生産の中心になった。室町時代には結城紬の名で幕府や関東管領に献上され、産物として広く知られていく。糸つむぎ・絣くくり・地機織りの三工程が国の重要無形文化財に指定されたのは1956年、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのは2010年のことだ。
行く前に
- 現金
- 門から先の見学は、茨城県公式観光サイトでは無料とされている。資料館の見学と染織体験は別料金。反物や小物の販売もあり、駐車場は無料。
- 知っておきたいこと
- 開館時間の記載は運営側の公式サイトと県の観光サイトで食い違っていて、休館日は平日にもある(年末年始とお盆も休み)。出かける前に確かめたい。敷地内の登録有形文化財には、外からしか見られない建物もある。
- 別ルート
- 水戸・笠間方面からは、JR水戸線を西へ進んで結城駅で降りる。同じ駅に反対側から着く形だ。車なら、北関東自動車道の桜川・筑西ICか東北自動車道の佐野・藤岡ICから国道50号で結城へ入る。
- 降りたあと
- 結城駅は北口から出て、旧市街のほうへ十分ほど歩く。木の門に「つむぎの館」の額が掛かっていて、その脇の通りに問屋の店舗が面している。
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