
群馬北西・六合No.952★★地図で見る →
六合赤岩
〜群馬初の重伝建 養蚕の山村〜
白砂川の上流、背の高い養蚕農家が一本道に並ぶ山あいの集落。群馬で最初に国が選定した重要伝統的建造物群保存地区で、通り沿いの家々にはいまも人が暮らしている。
- 起点長野原草津口駅(JR吾妻線)
- 15〜20分駅から路線バス
- 六合赤岩
狙い目
赤岩は隠れた場所ではない。国の選定を受け、案内所ではガイドの予約も受けている。それでも静かなのは、観光地としてつくり直されなかったからだ。本道は生活道路で、主屋は私有の住まい。見えているのは、暮らしの続いている集落の外側そのものである。
場所
群馬のほかの記事 20件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 赤岩ふれあいの家駐車場とトイレ、ガイド受付を兼ねた集落の案内所
- 本道の家並み石垣と前庭の奥に並ぶ、背の高い主屋の通り
- デバリ(出梁)外壁より前へ張り出した梁と、その上にできた二階の通路
- 湯本家集落の中心に建つ主屋。二階に逃亡者の名を冠した部屋が残る
- 集落の外縁家並みを取り巻く農地・御堂・墓地。保存地区はここまでを含む
実際の行き方
- 長野原草津口駅→南大橋(六合地区路線バス・約12〜15分)。
- 南大橋→赤岩ふれあいの家(徒歩約5分)。
- 本道を集落の端まで歩いて折り返し、同じバス停から谷を下る。
- 長野原草津口駅から六合地区路線バス
- JR吾妻線・長野原草津口駅の5番のりばから、花敷温泉・野反湖方面へ向かう六合地区の路線バスが白砂川沿いに谷を上る。降りるのは「南大橋」。町と県の案内では乗車はおよそ12〜15分とされ、そこから集落までは徒歩5分ほどだ。
- 同じ路線で谷を下る
- 帰りも同じ路線で長野原草津口駅へ戻る。駅からは吾妻線が高崎方面へ下り、特急は上野まで直通する。便は時間が空くので、着いたときにバス停の時刻表を読み、帰りの一本を決めてから歩き始めるとよい。
どんな場所か
集落があるのは白砂川左岸の河岸段丘、両側を山の斜面に挟まれた細長い土地だ。一本の本道に沿って、背の高い主屋が並ぶ。上の階は寝室ではなく、蚕棚を置く作業場としてつくられている。家並みの外側には農地と小さな御堂、墓地が広がり、約63ヘクタールがまるごと保存地区に含まれる。主屋の多くは正面の端を外壁より前へ張り出させた「デバリ(出梁)」を持ち、その上に二階の通路が生まれる。生業が変わるたびに建て替えでなく手を入れて使い続けたことが、いまの姿を残した。
おすすめの楽しみ方
案内所から入って本道を往復するのが基本の歩き方になる。ガイド付きの見学は有料で、1週間ほど前の予約が必要とされ、所要はおよそ1時間。谷を上るバスは本数でなく時刻で動くので、着いたらまず帰りの便を確かめておきたい。
歴史・背景
赤岩を形づくったのは蚕だ。明治に近代養蚕の技術が谷へ入り、主屋には蚕棚を並べる上階が積み上げられた。幕末には、幕府に追われた蘭学者・高野長英がこの集落の湯本家にかくまわれたと伝えられ、二階には彼の名を冠した一室が残る。2006年7月5日、赤岩は群馬県で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
行く前に
- 現金
- 本道を歩くこと自体は無料。ガイドは案内所を通した予約制で、確認した時点ではガイド1名2,000円、1週間ほど前の予約が求められていた。谷の中で買い物をするなら現金を用意しておきたい。
- 知っておきたいこと
- 主屋は私有の住まいだ。通りから眺めるにとどめ、公開の表示がない敷地や建物には立ち入らない。本道は生活道路なので車にも注意したい。冬は山あいの谷道になるため、出かける前に路面の状況を確かめること。
- 別ルート
- 車なら白砂川沿いの谷の道を長野原方面から上る。赤岩ふれあいの家の前に無料で5台ほどの駐車スペースがあり、大型車は南大橋の手前に停める場所がある。
- 降りたあと
- 長野原草津口駅からの最後の一区間は六合地区の路線バス。「南大橋」で降りて徒歩5分ほどで集落の本道に着く。まずは赤岩ふれあいの家から歩き出すとわかりやすい。
近くのノート
Aspere / CC0温泉 · 群馬★★★
草津温泉の湯畑
直線5.8km
On-chan / CC BY-SA 3.0食 · 群馬★★
嬬恋高原キャベツ
直線17.0km
osami / Public domain自然 · 群馬★★
鬼押出し園
直線17.0km
DJ Quietstorm / CC BY 2.0温泉 · 群馬★
四万温泉
直線17.9km
距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。