
千葉・九十九里No.1070★★地図で見る →
九十九里浜
房総の外海側を一本に続く砂浜。長すぎて、砂の上からは全体が見えない。北の端で陸が岬に持ち上がり、そこに無料で入れる展望デッキがある。弧の全体が、そこで一度に視界に入る。
- 起点東京駅
- 約2時間30分JR+海沿いの路線バス
- 降車灯台入口(旭駅からの路線バス)
- 徒歩
- 九十九里浜
狙い目
九十九里浜は知られていない場所ではない。関東でも指折りの浜で、夏のサーフポイントは混む。ただ、訪れる人は何十キロにも並ぶ駐車場と浜への入口へ散っていくので、どこか一点が目的地になりにくい。北端の岬は、その散った先には入っていない。人が集まるのは年に一度、元日の夜明けだ。
場所
千葉のほかの記事 50件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 上永井公園バス停からの坂を上りきったところに広がる、崖上の園地
- 光と風のデッキ高さ約60メートルの崖の上に張り出した、3階の屋外展望床
- 飯岡漁港岬の真下に見下ろす漁港。防波堤が波打ちぎわへ伸びる
- 飯岡灯台岬の先端近くに立つ白い小さな灯台。デッキから歩いてすぐ
- 東へ続く崖線岬の反対側、銚子方面へ延びていく海食崖の眺め
実際の行き方
- 東京駅→旭駅(JR総武本線)。
- 旭駅→灯台入口(銚子方面の海沿い路線バス)。
- 上永井公園まで坂を上り、展望館の上階のデッキへ出る。
- 岬の先の灯台まで歩いてから、坂を下って帰りのバスに乗る。
- JR総武本線で旭へ、そこから海沿いの路線バス
- 東京駅→(JR総武本線・特急しおさい、または快速)→旭駅。そこから銚子方面のバスに乗り、海沿いの道を東へ進んで灯台入口で降りる。弱点はバスのほうで、通勤時間帯を外すと本数が少ない。行きの便に乗る前に、帰りの時刻を先に見ておきたい。
- 灯台入口から戻る
- 同じ道を旭駅へ戻り、総武本線で東京へ。灯台のすぐそばまで入るコミュニティバスもあり、そちらのほうが歩きは短いが、一日の便数が決まっている。最終が出たあとは、坂を下って飯岡の町まで歩き、そこでタクシーを拾うことになる。
どんな場所か
浜は房総半島の太平洋側を、旭市の刑部岬からいすみ市の太東崎まで約60キロ続く。その大半が途切れない砂浜だ。ところが、この長さがそのまま厄介でもある。どこで砂に降りても、汀線は左右へまっすぐ伸びて視界の外へ消えていくだけで、どこも同じ景色に見える。北の端の岬が、それを解く。ここで陸が高く盛り上がり、縁に立つと、浜はようやく本来のかたち――水平線へ向かって閉じていく浅い弧――になる。線を区切っている低いコンクリートの突起は自然の岬ではなく、侵食を止めるための人工岬である。
おすすめの楽しみ方
ここへ来る理由は夜明けにある。岬は国内の朝日の名所として選ばれていて、太陽は陸ではなく外洋から上がる。光が横から入るので、平坦なはずの浜に起伏が出る。夕景と夜景でも選定を受けているから、夕方に来ても外れではない。デッキで折り返さず、灯台まで歩く時間を残しておきたい。
歴史・背景
名の由来は言い伝えとして残っている。源頼朝が浜に一里ごとの間隔で矢を立てさせ、その数がそのまま地名になったという話だ。砂のほうの由来はもっと即物的で、弧の両端の崖が波に削られ、その土砂が沿岸の流れに運ばれて、あいだの浜を築いた。崖に護岸が入って供給が細ってからは、千葉県が人工岬と養浜で汀線を支えている。
行く前に
- 現金
- 展望館の入館料はかからず、駐車場も無料。着いた時点で支払うものはない。それでも現金は持っておきたい。岬の下、漁港のまわりの店は小さく、高台に金融機関はない。
- 知っておきたいこと
- 展望館には開館時間と休館日がある。遠出になるので、旭市のページで先に確かめておきたい。3階のデッキは開館時間の外でも入れるとされているが、それを前提に夜明けの予定を組む前にひと確認を。崖の上はさえぎるものがなく、穏やかな日でも太平洋からの風が強い。
- 別ルート
- 車なら銚子連絡道路の匝瑳インターから海沿いへ。旭側ではなく銚子側から入ると、途中に海食崖の景色が挟まる。一日で二つを組み合わせると自然な順路になる。
- 降りたあと
- 灯台入口で降りると、道は海から内陸側へ折れて岬へ上っていく。旭市の案内では徒歩約10分。終始のぼりで、最後は海沿いではなく崖上の園地のなかを通る。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。