尾張七宝
実写(ライセンス済み)KAMUI / CC BY-SA 4.0

愛知西部・あま市No.1073★★地図で見る →

尾張七宝

〜あま市と名古屋の七宝焼〜

craft穴場——実はすごい

銅や銀の素地にガラス質の釉薬を焼き付け、図柄の輪郭を細い銀線で起こす工芸。名古屋の西・あま市には、その工程がまるごと並ぶ市の資料館があり、自分の一枚を焼いて帰ることもできる。

  1. 起点名古屋駅
  2. 電車+徒歩25分名鉄津島線
  3. 降車七宝駅(名鉄津島線)
  4. そこから
  5. 尾張七宝

狙い目

隠れた名所というより、名古屋の観光の軸から外れた場所だ。工芸としての尾張七宝は広く知られているのに、その産地は無人の小さな駅から歩く農地のなかにある。だから工房の手つきを、混まない距離で見ていられる。

場所

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見どころ(歩く順)

八幡神社(七宝町遠島)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0
  1. 作品展示ゾーン七宝焼の作品と製作道具を体系立てて並べた、常設と企画の展示室
  2. 動態展示ゾーン素地・覆輪、絵付・植線、施釉、焼成、研磨と工程ごとに分かれた工房
  3. 体験工房教わりながら小さな一枚を自分で仕上げられる工房
  4. ふれあい広場伝承館の外に広がる、入館しなくても歩ける屋外の広場
  5. 八幡神社(七宝町遠島)七宝焼の起源を記した碑と林庄五郎の顕彰碑が立つ、地区の神社

実際の行き方

  1. 名鉄名古屋駅→七宝駅(名鉄津島線)。
  2. 七宝駅→七宝焼アートヴィレッジ(南南西へ徒歩約25分)。
  3. 先に作品展示ゾーン、そのあと工程ごとに分かれた工房の順に回る。
  4. 帰りは七宝駅へ戻るか、徒歩約15分の「安松」バス停から名鉄バスで名古屋駅へ。
名鉄津島線・名鉄名古屋駅から
名鉄名古屋駅から津島線の電車で七宝駅へ。駅員のいない小さな駅で、そこから南南西へ歩いて約25分。日中は本数があるので、時刻表を細かく調べなくても動ける。
七宝駅から戻る
来た道を北へ戻り、七宝駅から津島線で名鉄名古屋方面へ。無人駅なので、乗る前に券売機で用意しておく。夕方以降まで残るなら、ホームの表示で終電を確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

尾張七宝は、銅または銀の金属素地に、ガラス質の釉薬を焼き付けてつくる。まず平たい銀線を図柄の輪郭どおりに曲げ、素地の上へ立てていく。線で区切られたひと枡ずつに釉薬を差し、焼いてから表面を研ぎ下ろすと、面は平らになり、銀の線だけがくっきり残る。この銀線を使う手法を有線七宝と呼び、尾張の七宝を代表する技になっている。産地はあま市と名古屋市。なかでもあま市の遠島は七宝焼が根を下ろした地区で、七宝町という町名もこの焼きものから来ている。

おすすめの楽しみ方

開いているのは午前9時から午後5時まで。月曜と、祝日の翌平日は休みになる。工房より先に展示室を見ておくと、銀線を一本ずつ立てていく手つきの意味がわかって面白い。体験工房を使うつもりなら、帰りぎわではなく着いてすぐ受付で聞いておきたい。

歴史・背景

製法が生まれたのは天保年間(1830〜1844年)。尾張の梶常吉が、オランダ船で入ってきた七宝の皿を手がかりに、つくり方を解き明かしたと伝わる。やがて現在のあま市・遠島のあたりに工房が集まり、明治に入ると尾張の七宝は欧米へさかんに輸出された。国が伝統的工芸品に指定したのは1995年4月5日。遠島の八幡神社には、七宝焼の起源を記した碑と、林庄五郎をたたえる碑が並んで立っている。

行く前に

現金
入館と体験の料金は館が定めていて、改定もある。行く前に公式サイトで確かめておきたい。七宝駅は駅員無配置駅で、精算は券売機で済ませる。
知っておきたいこと
休館は月曜と、祝日の翌平日、それに年末年始。駅からの道は平坦な生活道路なので、雨や風の日は時間に余裕をみておく。
別ルート
名古屋駅の名鉄バスセンターから津島線のバスに乗り、「安松」で降りれば徒歩約15分。車なら名古屋駅から西へ約10km、約20分。名鉄「木田」駅からタクシーで約5分という行き方もある。
降りたあと
七宝駅を出たら南南西へ。遠島の集落を生活道路づたいに歩いていくと、七宝焼アートヴィレッジに着く。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。