
北海道北部・利尻島No.721★★地図で見る →
利尻島
北海道の北端沖に浮かぶ丸い火山島。海抜ゼロから始まってそのまま登り続ける一つの山が、島のかたちそのものになっている。稚内からのフェリーは鴛泊港に着き、最初の展望台は桟橋脇の岬を上がった先にある。
- 起点稚内港
- 約1時間40分稚内からハートランドフェリー
- 降車鴛泊港フェリーターミナル(ハートランドフェリー)
- そこから
- 利尻島
狙い目
利尻は無名の島ではない。夏のフェリーには登山客が乗り、山も眺めもよく知られている。見落とされがちなのは、登らなくてもいい、ということだ。フェリーターミナルのすぐ隣の岬に上がれば、山と港と礼文島がひと続きに見える。かかる時間は「時間」ではなく「分」で足りる。
場所
北海道のほかの記事 102件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 鴛泊ペシ岬広場と会津藩士の墓碑岬の中腹に開けた草地。北方警備に送られた藩士たちの墓碑が並ぶ
- ペシ岬の展望台岩山の頂上。方位盤が据えられ、鴛泊の港と利尻山、礼文島までを見渡せる
- 姫沼港の東の森にある小さな沼。水面が凪ぐと利尻山がそのまま映り込む
- 利尻山・鴛泊コース登山口山への主要な入口。携帯トイレの回収ボックスが登山口に置かれている
実際の行き方
- 稚内港フェリーターミナル→利尻島・鴛泊港(ハートランドフェリー・約1時間40分)。
- ターミナルを出て港沿いに北へ歩き、ペシ岬のふもとで遊歩道に入る。
- 岬を上って展望台へ。下りはもう一方のコースを使う。
- 島内をまわるなら港でバス・レンタサイクル・レンタカーを確保する。本数が少ないので、上陸前に一日の道筋を決めておく。
- 稚内からハートランドフェリー
- 稚内はJR宗谷本線の終点で、フェリーターミナルは港のそばにある。ハートランドフェリーで利尻島・鴛泊港まで約1時間40分。便数は冬より暖かい時期のほうが多い。空港を使わない限り、島へ渡る定期便はこの航路だけだ。
- 稚内への復路
- 帰りも同じ航路。冬は1日数便まで減り、荒天のときはそもそも欠航する。飛行機に接続する旅程なら、1便に賭けずに予備日を1日はさんでおきたい。
どんな場所か
利尻島は稚内の西の日本海に浮かび、利尻礼文サロベツ国立公園に含まれる。島はほぼ利尻山そのものだ。標高1721メートル、その裾が四方から海へ落ちていく形で、その姿から利尻富士とも呼ばれる。島は西の利尻町と東の利尻富士町に分かれ、フェリーの着く鴛泊港は北東岸にある。港のすぐ北には、ペシ岬という緑の岩山が海へ突き出している。ここに遊歩道が通っていて、島の全体像へ最短で届く道になっている。
おすすめの楽しみ方
岬には1時間を見ておきたい。遊歩道は下の方で二手に分かれるので、片方から上がってもう片方から下りることができる。入口はターミナルを出て北へ少し歩いたところだ。同じ日に礼文島へ渡るなら、この道は船と船の待ち時間にちょうど収まる。上りはじめる前に、出航の掲示だけは確かめておきたい。
歴史・背景
利尻山は海底から島を押し上げるようにして育った火山で、その尾根にはリシリヒナゲシやリシリオウギなど、ここにしかない植物が根づいている。のちにこの島は、隣の礼文島と対岸のサロベツ原野とともに、国内でもっとも北の国立公園としてひとまとめに守られることになった。港を見下ろすペシ岬の先端には灯台が立つ。そこへ向かう道の途中には、北方の海岸警備に送られた会津藩士の墓碑が残っている。
行く前に
- 現金
- 岬の遊歩道と展望台は無料で、時間の制限もない。乗船券はターミナルの窓口で購入でき、運賃表は運航会社が公開している。島内の地図や道の状況は、港の観光案内で確かめられる。
- 知っておきたいこと
- 岬は遮るものがなく、海からの風が絶えない。雪や氷がつく時期の上部は、気軽に歩ける道ではなくなる。フェリーも天候で止まる。山のほうでは、町が登山者全員に携帯トイレの携行を求めており、登山口に回収ボックスが置かれている。姫沼側の探勝路も同じ扱いだ。
- 別ルート
- 島には空港があり、札幌からの便が飛ぶ。ハートランドフェリーには鴛泊と礼文島・香深を結ぶ航路もあるため、稚内へ引き返さず、片方から入って片方から出る回り方が一般的だ。
- 降りたあと
- 鴛泊港フェリーターミナルが島の玄関で、交通の起点でもある。建物を出て北へ、港沿いの道を進む。ペシ岬の緑の岩山が正面に見えたまま、遊歩道の入口まで続く。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。
