塩原温泉郷
実写(ライセンス済み)Miyuki Meinaka / CC BY-SA 4.0

栃木北・那須塩原No.915★★地図で見る →

塩原温泉郷

onsen穴場——実はすごい

栃木の北、箒川の渓谷に十一の温泉地が連なる湯の谷。源泉は150を超え、6種類の泉質が湧く。集落と集落は吊橋と遊歩道で結ばれていて、歩いて回るとつながりが見えてくる。

  1. 起点那須塩原駅
  2. 約1時間新幹線駅からJRバス
  3. 降車塩原温泉バスターミナル(JRバス関東)
  4. そこから
  5. 塩原温泉郷

狙い目

塩原は古くから知られた湯治場で、隠れた温泉ではない。それでも混雑を感じにくいのは形のせいだ。数キロの谷に十一の集落が散っているので、宿が埋まっていても人は一か所に集まらない。

場所

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見どころ(歩く順)

塩原もの語り館妖精書士 / CC0
  1. 塩原もの語り館バスターミナル脇の公共施設。谷の歴史と文人を伝える展示室、直売所、足湯がある
  2. 紅の吊橋もの語り館の裏手にかかる橋。川沿いのモミジが赤く染まることから名がついた
  3. 七ツ岩吊橋川下側の長い吊橋。たもとに足湯の園地があり、塩釜の集落を見返せる
  4. 塩原温泉ビジターセンター日光国立公園の自然情報施設。渓谷の遊歩道を案内し、観察会も開いている
  5. 天皇の間記念公園旧塩原御用邸の天皇の間を、そのまま移して公開している一角

実際の行き方

  1. 東京駅→那須塩原駅(東北新幹線・約70分)。
  2. 那須塩原駅→塩原温泉バスターミナル(JRバス関東・塩原温泉方面)。
  3. バスターミナル→塩原もの語り館。館の裏手からそのまま紅の吊橋へ抜ける。
  4. 渓谷を川下へたどり、七ツ岩吊橋、ビジターセンター、天皇の間記念公園へ。
東北新幹線とJRバスで谷へ入る
東京駅から東北新幹線で那須塩原駅まで約70分。駅前から塩原温泉方面のJRバス関東に乗り換える。所要は降りる場所によって変わり、谷の入口側なら40分ほど、いちばん奥まで行くと1時間を少し超える。
バスターミナルから戻る
同じ塩原温泉バスターミナルから那須塩原駅行きのJRバス関東に乗り、新幹線で南へ。便は日中に集まっていて夕方以降は急に減るので、着いた時点で掲示の時刻表を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

塩原はひとつの温泉町ではなく、それぞれ湯を持つ十一の集落の総称だ。栃木の北、山へ切れ込む箒川の谷筋に沿って散らばっている。源泉は150を超え、湧く湯も一様ではない。この谷では6種類の泉質が採れるので、歩いて数分の距離にある二つの湯が、成分も色も違うということが起こる。谷そのものが集落をつないでいる。一定の間隔で吊橋が渡され、その間を遊歩道が結んでいるから、車で通り抜けるより歩いたほうが土地の形が見えてくる。バスターミナルの隣に建つもの語り館は、たいていの人が最初に立ち寄る場所だ。

おすすめの楽しみ方

ひとつの湯を目指すというより、湯のついた散歩道だと思って歩くほうがこの谷には合う。塩原もの語り館は8時30分から18時まで無休で開いているので、最初に寄っても最後に寄っても成立するし、足湯で歩き終わりを締めるのも悪くない。半日しか取れないなら、もの語り館から七ツ岩吊橋までを歩けば、バスに乗り直さずに渓谷のいちばん見応えのある区間をたどれる。

歴史・背景

この谷で湯が使われるようになってから1,200年以上が経つ。最初の湯は、いちばん奥の元湯で9世紀の初めに見つかったと伝わる。以来、塩原は遊興の町ではなく湯治の谷として育った。文人が長逗留するようになったのはずっと後のことで、小さな集落の規模に不釣り合いなほど文学の縁が残っているのはそのためだ。畑下に滞在した尾崎紅葉が『金色夜叉』を書き進めたとも言われる。谷には長く御用邸が置かれ、天皇が使った一室はいまも保存されて公開されている。

行く前に

現金
谷の遊歩道と吊橋を歩くだけなら費用はかからない。宿の立ち寄り湯や小さな資料館はそれぞれ有料で、料金は各施設の入口に掲示されている。バスは車内で運賃を払うので、小銭と小額紙幣を用意しておくとよい。
知っておきたいこと
冬は雪国で、谷の道は凍る。川沿いの遊歩道に夜間の照明はない。ビジターセンターは火曜が休みで、祝日にあたるときは翌日に振り替わる。
別ルート
宇都宮線の西那須野駅も、JRバス関東で谷へ入れるもうひとつの起点だ。新幹線ではなく在来線で上がってくるときに使える。
降りたあと
塩原温泉バスターミナルから川のほうへ下る。展示室と足湯のある公共施設、塩原もの語り館は古町の一角にあり、歩いて数分で着く。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。