玉川温泉
実写(ライセンス済み)Raita Futo / CC BY 2.0

秋田・玉川No.1075★★地図で見る →

玉川温泉

onsen穴場——実はすごい

秋田北部、十和田八幡平国立公園にある地熱の谷。日本一の湧出量を持つ源泉のまわりを舗装の自然研究路が巡り、噴気孔と黄色い硫黄、人が横になる岩盤浴の地面をつないでいく。

  1. 起点田沢湖駅
  2. 約75分季節運行バス・約75分
  3. 降車玉川温泉バス停(羽後交通 急行玉川線)
  4. そこから
  5. 玉川温泉

狙い目

秋田の温泉を挙げれば必ず出てくる名で、穴場ではない。見落とされやすいのは歩く側のほうだ。噴気孔も硫黄も温まった地面も湯船の外にあり、日中に着けば誰でも入れる公開の遊歩道の上に並んでいる。

場所

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見どころ(歩く順)

天然岩盤浴の地面Thirteen-fri / CC BY-SA 3.0
  1. 湯治棟と浴場歩き出しの地点。一泊でなく数週間の滞在を前提にした宿
  2. 大噴(おおぶけ)谷全体がここを中心に動く単一の源泉。噴き出す音が絶えない
  3. 地獄谷遊歩道が横切る噴気の窪地。舗装のすぐ脇に噴気孔が開く
  4. 天然岩盤浴の地面簡素な屋根の下、下から温まった岩肌に横になって体を温める場所
  5. 新玉川温泉同じ源泉を引く、道をもう少し進んだ先のもう一つの湯

実際の行き方

  1. 東京→田沢湖駅(秋田新幹線こまち・乗り換えなし)。
  2. 田沢湖駅→玉川温泉(羽後交通「急行玉川線」約75分・季節運行)。
  3. 宿の脇から自然研究路へ。大噴→地獄谷→岩盤浴の地面の順に一周する。
  4. 同じ路線で戻るか、道を進んで新玉川温泉まで足を延ばす。
田沢湖駅から羽後交通のバス
田沢湖駅→(羽後交通「急行玉川線」)→玉川温泉、およそ75分。田沢湖駅には秋田新幹線が停まるので、列車からバス乗り場までは駅前で完結する。ただしこの路線は通年ではなく季節運行で、道路の状況によって時刻も変わる。日を決める前に事業者か宿で確かめておきたい。
田沢湖駅へ戻る
同じ路線で田沢湖駅へ戻る。ただし本数は一日に数便で、その時刻に合わせて動くことになる。谷を歩き出す前に帰りの便を決めておくほうがいい。逃せば山道をタクシーで下ることになる。バスが走らない季節は、行き帰りとも車が前提になる。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

玉川温泉は十和田八幡平国立公園のなか、仙北市の山あいにある。源泉は大噴(おおぶけ)と呼ばれ、98度の湯がおよそ毎分9,000リットル噴き出す。一つの湧出口から出る量としては国内で最も多い。塩酸を主成分とする湯で、酸性度も日本一とされる。宿の前からは自然研究路が延び、噴気孔と黄色い硫黄のあいだを、ロープの手すり付きの舗装路が抜けていく。ここは一泊の旅館ではなく、何週間も湯に通う湯治のための宿だ。

おすすめの楽しみ方

自然研究路は一周およそ30分。一日を埋める散歩ではなく、湯の前後に挟むくらいがちょうどいい。噴気は空気が冷たいほどよく立ち、この標高だと紅葉も早く始まる。岩盤浴は岩肌に直接ではなくござを敷いて横になる形なので、あてにする前に施設に確かめておきたい。

歴史・背景

この谷を秋田の外まで知らせたのは鉱物のほうだ。熱い湯が沢に落ちるあたりには厚い皮殻が育ち、それが鉛を含む重晶石の一種であることがわかった。産地は世界に二か所しかない。ここと、名前の由来になった台湾の北投温泉だ。玉川温泉の北投石は1922年に天然記念物、のちに最上位の特別天然記念物に指定された。採集は禁じられており、地面に育ったものは地面に残る。

行く前に

現金
自然研究路そのものにゲートはない。入浴や館内の施設は別料金で、金額は宿が定めているので最新は公式で確認したい。町から離れた山の中の施設なので、どの窓口でもカードが使える前提では行かないほうがいい。
知っておきたいこと
本館は冬期に休館し、暖かい季節に開く。真冬にここを訪ねることはできない。谷へ入る国道341号も季節や夜間に規制がかかる。遊歩道の外は地面が熱く、噴気孔からはガスが出る。舗装とロープは飾りではない。
別ルート
岩手側からは、盛岡から八幡平を越えて車で入る道がある。ただし峠を越える道なので、通れる期間は一年より短い。
降りたあと
バスは集落ではなく温泉の敷地そのものに着く。降りれば目の前が宿で、自然研究路はその脇から始まる。

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