伊弉諾神宮
実写(ライセンス済み)Saigen Jiro / CC0

兵庫・淡路島No.1151★★地図で見る →

伊弉諾神宮

history穴場——実はすごい

淡路島の内陸に鎮まる淡路国一宮。古事記が「最初に生まれた島」と記す土地の中心にあたる。境内は無料で日中いつでも参拝でき、神戸からの高速バスが鳥居のすぐそばに止まる。

  1. 起点神戸三宮
  2. 約1時間15分高速バス・予約不要
  3. 降車伊弉諾神宮前(三ノ宮・西浦線 高速バス)
  4. 徒歩
  5. 伊弉諾神宮

狙い目

ここは穴場ではなく、淡路国一宮として古くから知られた社であり、島の日本遺産を構成する一つでもある。それでも境内が急かされないのは、島の交通事情のためだ。鉄道が通っておらず、多くの人は高速道路をそのまま南下して渦潮へ向かう。高速バスで降りれば参道の入口に立てるので、往復の時間を気にせず、ゆっくり歩いて奥まで行ける。

場所

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見どころ(歩く順)

表神門Saigen Jiro / CC0
  1. 大鳥居道路に面した外構えの鳥居。ここから一直線の参道が始まる
  2. 放生の神池参道脇の池。御陵を囲んでいた濠の名残と伝わる
  3. 陽の道しるべ日時計のような石のモニュメント。伊勢をはじめ各地の社と結ぶ線を図で示す
  4. 表神門茅葺きの正門。ここから先が神域になる
  5. 夫婦大楠二株が合体して一株に育った樹齢約900年の御神木。兵庫県指定天然記念物で、根元に小社が鎮まる

実際の行き方

  1. 神戸三宮バスターミナル→伊弉諾神宮前(三ノ宮・西浦線の高速バス、約70分・予約不要)。
  2. 伊弉諾神宮前→大鳥居(道沿いに北へ数分歩く)。
  3. 大鳥居→表神門→拝殿(参道は一直線。夫婦大楠は拝殿の脇手に立つ)。
三ノ宮・西浦線の高速バスで直通
神戸三宮バスターミナル→(淡路交通・神姫バス「三ノ宮・西浦線」)→伊弉諾神宮前、およそ70分。予約は取らず座席定員制なので、混む時間帯は満席も見込んでおきたい。同じ便は高速舞子にも停まり、神戸の西側から向かうならそちらが近い。
伊弉諾神宮前から戻る
神戸方面のバスは道路の反対側の停留所から出る。夕方を過ぎると本数が減り、最終は深夜よりだいぶ早い。帰り際ではなく、着いたときに停留所の時刻表を見ておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

伊弉諾神宮があるのは、淡路島の内陸・多賀の地だ。淡路国一宮で、祀るのは伊弉諾尊と伊弉冉尊。古事記と日本書紀の冒頭で、日本の島々を生んだとされる二柱である。国生みを終えた神は、最初に生んだこの島に幽宮を構えて余生を過ごしたと記され、その跡地に創祀されたのが神宮の起こりと伝わる。参道は一直線だ。大鳥居、二の鳥居、手水舎と続き、その先に茅葺きの神門が構える。門をくぐると白砂利の庭が開け、正面に拝殿が立つ。

おすすめの楽しみ方

境内は日中ずっと開いていて料金もいらない。だから予定はバスの時刻に合わせればよく、その逆に縛られない。決まった時間で動くのは社務所だけで、確認時点では8時半から17時まで。授与品や御朱印はここで受ける。参道に入る前に陽の道しるべを読んでおきたい。伊勢神宮の内宮がほぼ同緯度の真東にあたると分かると、この一直線の参道の意味が変わって見えてくる。

歴史・背景

記録の層が厚い。10世紀の『延喜式』神名帳は、この社を名神大社という最上位に載せる。平安末から鎌倉期の文書には、すでに淡路国一宮として名が見える。明治の制度では国が支える神社の最高位に列し、のちに「神宮」の号を受けた。兵庫県でこの号を持つのはここだけだ。境内は今、島の成り立ちを語る日本遺産の物語に組み込まれている。

行く前に

現金
境内に入るのは無料。高速バスは車内で支払うので現金を用意しておきたい。運賃表は両社が停留所ごとに公表しているので、出発前に確かめておくとよい。神宮前の停留所に窓口はない。
知っておきたいこと
淡路島には鉄道がなく、バスを一本逃すと待ち時間が長い。参道は日陰の少ない砂利道で、海峡から風雨が入る日は外構えにほとんど逃げ場がない。
別ルート
車なら神戸淡路鳴門自動車道の津名一宮ICから北へ約10分。淡路島内を回る市のコミュニティバスも同じ停留所に停まる。
降りたあと
停留所は神宮の南側、幹線道路沿いにある。神宮側へ渡って北に数分歩くと大鳥居が立ち、そこから参道がまっすぐ奥へ延びる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。