上桧木内の紙風船上げ
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

秋田・仙北市西木町No.1286★★地図で見る →

上桧木内の紙風船上げ

culture穴場——実はすごい

毎年2月10日、秋田県仙北市の上桧木内では、絵を描いた巨大な紙風船を真冬の夜空へ放つ。灯した火の熱で雪原から浮き上がり、明かりをまとったまま昇っていく。

  1. 起点角館駅
  2. 約45分秋田内陸線
  3. 降車上桧木内駅(秋田内陸線)
  4. そこから
  5. 上桧木内の紙風船上げ

狙い目

秋田では知られた冬の行事で、隠れた祭りではない。見落とされやすいのは、時間と足の二つだ。打ち上げは暗くなる前から始まり、夜にかけて続く。そして会場へ通じる鉄道は秋田内陸線だけで、大雪で止まった年もある。

場所

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見どころ(歩く順)

紙風船広場Wc018 / CC BY-SA 4.0
  1. 上桧木内駅秋田内陸線の小さな駅。会場の広場まで歩いてすぐ
  2. 紙風船広場国道105号沿いの広場。紙風船をふくらませ、ここから空へ放つ
  3. 武者絵と美人画の紙風船高さ3〜8m、大きいものは12mにもなる。武者絵や美人画が描かれる
  4. 願い事の紙風船五穀豊穣や無病息災、家内安全、商売繁盛の願いを書いた紙風船

実際の行き方

  1. 角館駅→上桧木内駅(秋田内陸線・市の案内で約45分)。
  2. 上桧木内駅→紙風船広場(徒歩約7分)。
  3. 明るいうちに最初の風船を見届け、暗くなってからの打ち上げまで残る。
  4. 帰りの最終列車を確かめたうえで駅へ戻り、秋田内陸線で角館駅へ。
角館駅から秋田内陸線で
角館駅から秋田内陸線で北へ向かい、上桧木内駅で降りる。角館からの所要は、市の案内で約45分。紙風船を上げる広場へは、駅から歩いて7分。
秋田内陸線で角館駅へ
上桧木内駅まで歩いて戻り、秋田内陸線で角館駅へ。打ち上げは夜まで続くので、帰りの最終列車は運行会社の時刻表で事前に確かめておきたい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

上桧木内は仙北市西木町の一地区で、国道105号と秋田内陸線が通る。祭りの日、ここの広場には巨大な紙風船が次々に運び出される。風船に火を灯すと、中の空気が少しずつ温まっていく。十分に温まった風船は、明かりをまとったまま雪原を離れ、冬の空へ昇っていく。上げる前の紙には、それぞれの願い事が書き込まれる。

おすすめの楽しみ方

夕方の明るいうちに着くと、最初の風船が淡い空へ上がるところから見られる。暗くなってからも打ち上げは続き、中の火が風船を大きな灯籠のように光らせる。会場は冬の野外なので、雪と寒さへの備えは欠かせない。その年のプログラムは、市が事前に公表している。

歴史・背景

紙風船上げは100年以上続く小正月の行事で、仙北市の無形民俗文化財に指定されている。始まりははっきりしないが、地元には一つの言い伝えが残る。江戸時代の科学者・平賀源内が銅山の技術指導でこの地方を訪れた折、熱気球の原理を応用した遊びとして伝えた、というものだ。真偽はさておき、温めた空気で紙の袋を浮かべる仕組みは、今の紙風船上げにもそのまま生きている。

行く前に

現金
2026年の市の案内に観覧料の記載はなかった。臨時駐車場も用意されたが、市は列車での来場を勧めていた。
知っておきたいこと
会場は真冬の雪原で、すべて屋外で行われる。大雪で秋田内陸線が止まることがあり、2026年は雪で不通になっていた角館側の区間が祭りまでに再開できない見込みだと、市が直前に知らせていた。同じ年、広場に隣接する紙風船館は豪雨災害の復旧工事中で、暖房が使えず館内の一部も立ち入り禁止だった。その年の市の案内を確かめてから出かけたい。
別ルート
北からは、鷹巣駅から同じ秋田内陸線で南下できる。車なら会場は国道105号沿いだが、祭りの日は渋滞すると市が呼びかけている。
降りたあと
上桧木内駅から、国道105号沿いの紙風船広場まで歩いて約7分。紙風船はここから上がる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。