鶴の舞橋
実写(ライセンス済み)掬茶 / CC BY-SA 4.0

青森・鶴田No.842★★地図で見る →

鶴の舞橋

〜津軽富士見湖に架かる木橋〜

nature穴場——実はすごい

弘前の西、灌漑用のため池に架かる三連の木橋。材は青森ひばで、奥には岩木山が立つ。渡るのは無料。長い通行止めを経て床板が新しくなり、いまは冬のあいだも通れる。

  1. 起点弘前駅
  2. 約50分JR五能線+タクシー
  3. 降車陸奥鶴田駅(JR五能線)
  4. そこから
  5. 鶴の舞橋

狙い目

町のポスターにも刷られている、青森ではよく知られた一枚だ。掘り出し物ではない。人が集中しないのは行き方のほうに理由がある。湖へ向かう路線バスは数年前に廃止された。車がなければ五能線の小さな駅からタクシーになるので、弘前発の日帰りではそこで外されることが多い。

場所

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見どころ(歩く順)

津軽富士見湖Ippukucho / CC BY 3.0
  1. 富士見湖パーク橋の西のたもとにある湖畔の公園。入園無料で、町の休憩施設が併設されている
  2. ひばの橋脚浅瀬に並ぶ青森ひばの丸太。渡る前に岸から見たほうがよくわかる
  3. 屋根つきの舞台アーチのつなぎ目に二カ所。ここを鶴の胴に見立てたのが橋の名の由来
  4. 岩木山の眺めいちばん奥のアーチの向こうに立つ岩木山。風のない日は湖面に姿を映す
  5. 丹頂鶴自然公園対岸で町が丹頂鶴を飼育する公園。橋はこの二つの岸を結んでいる

実際の行き方

  1. 弘前駅→陸奥鶴田駅(JR五能線・川部経由、約40分)。
  2. 陸奥鶴田駅→富士見湖パーク(タクシーで約10分。湖行きの路線バスはない)。
  3. 三連のアーチを渡って対岸の丹頂鶴自然公園へ。途中の舞台で一度足を止める。
  4. 来た道を戻る。岩木山を正面に置けるのは、この向きのほうだ。
五能線で陸奥鶴田へ、そこからタクシー
弘前駅から五能線で陸奥鶴田駅へ。川部から奥羽本線を直通してくる列車もある。所要はおよそ40分。駅から橋のたもとの富士見湖パークまでは、タクシーで10分ほど。
陸奥鶴田駅へ戻る
湖に路線バスはないので、渡る前に帰りのタクシーを押さえるか、町の観光案内所で呼んでもらう。五能線は弘前方面も本数が空くので、まず帰りの列車を決め、そこから逆算して組み立てるとよい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

橋は三つのアーチをつないで、津軽富士見湖(廻堰大溜池)を300メートル渡る。材は青森県産ひばの一等材。橋脚には樹齢150年以上の丸太がおよそ700本使われている。アーチのつなぎ目には屋根つきの舞台が二カ所あり、名前の由来はここにある。舞台を鶴の胴と見れば、左右のアーチは広げた羽になる。背後の湖は青森県で最大の人造湖で、その向こうに津軽富士と呼ばれる岩木山が立つ。

おすすめの楽しみ方

渡るだけならすぐ終わるので、橋を目的地にせず、公園から橋、鶴の飼育場、そして戻るという輪の真ん中に置くといい。ここでは時間帯より風のほうが効く。狙いは水面に映る山なので、光がどれだけよくても風が出れば消えてしまう。列車で行くなら、往復ぶんのタクシーを見込み、運転手に迎えを頼んでおくこと。

歴史・背景

ため池が築かれたのは1660年。四代藩主が岩木山からの自然流水をせき止め、西の新田に水を引くための用水池にした。堤はその後たびたび豪雨と融雪で決壊し、現在の堤防は二十世紀に国の事業として完成した。堤の長さは同種のものでは日本一とされる。橋のほうはずっと若い。1994年、農業水利施設を人が訪れる場所として使えるようにする県の事業のなかで架けられた。それから三十年ほどを経て、床板の張り替えと橋脚の補強を含む三年がかりの改修が行われた。

行く前に

現金
橋も富士見湖パークも無料。運賃のほかにかかるのは陸奥鶴田からのタクシー代だけで、降りるときに迎えの時刻まで決めておくと確実だ。
知っておきたいこと
床板の張り替えと橋脚の補強を終え、2026年春に開通した。冬期も通行できる。ただし橋の上は水面の上でさえぎるものがなく、門より先に風と吹雪が限界を決める。
別ルート
車なら五所川原から約15分、青森市からは約50分。橋だけを目的にするより、津軽平野を回る一日の途中に挟むほうが収まりがいい。
降りたあと
陸奥鶴田駅に湖行きのバスはない。駅前からタクシーに乗り、富士見湖パークで降りる。芝生の先が橋のたもとになる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。