柳井 白壁の町並み
実写(ライセンス済み)Asturio Cantabrio / CC BY-SA 4.0

山口東・柳井No.622★★地図で見る →

柳井 白壁の町並み

〜江戸の商家町と金魚ちょうちん〜

history穴場——実はすごい

瀬戸内の港町に残る商家町。駅から歩いて十分ほどの石畳の一本道に、江戸の白壁の家並みが続く。頭上には町の名物、赤い金魚ちょうちんが揺れている。

  1. 起点岩国駅
  2. 約45分JR山陽本線+徒歩10分
  3. 降車柳井駅(JR山陽本線)
  4. 徒歩
  5. 柳井 白壁の町並み

狙い目

ここは看板の立った指定地区で、発見ではない。観光バスも来るし、町は金魚ちょうちんをよく売り込んでいる。この通りにあるのは、使われ続けているという事実のほうだ。建物の中身は展示ではなく現役の店と醸造蔵で、通りは二度歩ける短さで、八月の祭りを外せば流れているのは小さな田舎町の速度である。

場所

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見どころ(歩く順)

本町通り(WT-shared) Suhobei / CC BY-SA 1.0
  1. 本町通り白壁の商家が両側に続く石畳の通り。保存地区の本体
  2. 国森家住宅通りに面した商家。国の重要文化財に指定されている
  3. 甘露醤油資料館土地の醤油屋の蔵をそのまま使った小さな資料館。仕込みの道具が残る
  4. 柳井市町並み資料館町の歴史を収めた資料館。歌手・松島詩子の記念室を併せ持つ
  5. やない西蔵蔵を改装した工房。金魚ちょうちんづくりを自分の手で試せる

実際の行き方

  1. 岩国駅→柳井駅(JR山陽本線、約35分)。
  2. 柳井駅→本町通り(北へ徒歩約10分)。
  3. 保存地区の通りを端から端まで歩き、醤油の蔵と町並み資料館に入る。
  4. 最後にやない西蔵で金魚ちょうちんを一つ作ってから、駅へ戻る。
JR山陽本線・岩国から
岩国駅→(JR山陽本線で約35分)→柳井駅、そこから北へ徒歩約10分。広島駅からも同じ線でつながり、およそ1時間半。通勤帯を外れると本数は多くない。着いたらまず帰りの時刻を確かめておきたい。
柳井駅から戻る
通りを南へ下って柳井駅へ。山陽本線で岩国・広島方面、あるいは西の徳山まで出れば新幹線に乗り継げる。日中は列車の間隔が開くので、町を歩き出したあとではなく、その前に時刻表を見ておくほうがいい。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

柳井は瀬戸内海に面した港町で、江戸の頃は岩国藩の商都だった。藩の「お納戸」——いまも土地の人が自分たちを語るときに使う言い方である。古市・金屋の二つの町に、その頃の商人が建てた通りが残っている。長さはおよそ二百メートル。妻を道に向けた二階建てが軒を連ね、重い本瓦の屋根が載り、厚い白漆喰の壁が深い影を落とす。足元は石畳だ。商店と醤油屋の蔵と小さな資料館がいまも建物を使い、赤い金魚ちょうちんが道の上に列をなす。

おすすめの楽しみ方

通りの資料館と工房は昼の時間で動いている。町がいちばん開いているのは日中だ。端から端まで歩いて終わりにせず、どこか一軒に入る時間を残しておきたい。8月13日には、駅から続く道と町並み一帯に灯りの入った金魚ちょうちんが下がる。金魚ちょうちん祭りは、夕方から夜へと続く。

歴史・背景

柳井は内海の港として育ち、岩国藩の勘定を預かる町として商人の金が集まった。古市・金屋の一帯が国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたのは1984年のことだ。金魚ちょうちんは、家より若く、選定より古い。柳井の商人が、遠い北国・弘前の「金魚ねぷた」に着想を得て持ち帰り、赤と白の紙細工に仕立て直したと伝わる。

行く前に

現金
通りを歩くだけなら無料で、観光協会のガイドも料金はかからない。資料館の入館とちょうちん作りの体験はそれぞれ別料金。小さな町だから、現金を持っておくほうが確実だ。
知っておきたいこと
資料館も工房も昼のうちに閉まる。午後遅くに着くと、通り沿いの戸がもう下りていることがある。石畳は場所によって凹凸がある。八月の祭りの日は、細い一本道にかなりの人が入る。
別ルート
車なら山陽自動車道の玖珂インターチェンジから約20分。四国側からは、松山・三津浜と柳井を結ぶフェリーがあり、片道およそ2時間30分。遅いが、乗り換えのない着き方だ。
降りたあと
柳井駅から線路を背にして北へ、徒歩10分ほど。新しい商店街が途切れると、石畳と白漆喰の本町通りが始まる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。