
亀岡・保津峡No.1197★★地図で見る →
保津川下り
亀岡から乗って嵐山で降りる、保津峡の川下り。船頭が竿と櫂で舟を操り、道の通らない山あいをそのまま抜けていく。景色を見ているうちに、西の京都へ着いている。
- 起点京都駅
- 約30分JR・1時間に数本
- 降車亀岡駅(JR嵯峨野線)
- 徒歩
- 保津川下り
狙い目
ここは昔から知られた舟旅で、穴場ではない。見落とされがちなのは、これが電車の代わりになるという点だ。嵐山にそのまま着くので戻る手間がなく、瀬と瀬のあいだの静かな流れこそ、実は見どころになる。
場所
京都のほかの記事 90件・地図で開く →見どころ(歩く順)

- 亀岡の乗船場駅から歩いてすぐ、左岸にまとまった切符売場と桟橋
- 名前のついた岩書物岩やかえる岩など、下りながら船頭が指していく奇岩
- 竿の跡と綱の跡岩に残る、竿を突いた傷と空舟を曳き上げた綱のすじ
- 琴ヶ瀬茶屋途中で舟に横付けしてくる、水上の売店船
- 嵐山の着船場峡谷が開けて観光地に変わる、下流側の船着き場
実際の行き方
- 京都駅→亀岡駅(JR嵯峨野線・山陰本線、快速で約20分)。
- 亀岡駅の北口→保津川下りの乗船場(案内看板に沿って徒歩約8分)。
- 乗船場で切符を買うか受け取り、下りの舟に乗る。
- 嵐山の着船場で降り、そのまま嵯峨野の街へ歩く。
- 京都駅からJR嵯峨野線
- 京都駅→(JR嵯峨野線・山陰本線、快速で約20分)→亀岡駅。北口から川辺の乗船場まで徒歩約8分。快速も普通も走り、日中は1時間に数本あるので、時刻表を細かく調べる必要はない。
- 帰りは亀岡でなく嵐山から
- 舟は嵐山に着くので、帰路もそこから始まる。JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅で京都駅へ戻るか、阪急嵐山線で大阪方面へ抜ける。夕方まで本数は多いが、遅い便に乗るなら終電の時刻をホームで確かめておきたい。
どんな場所か
保津川は亀岡盆地を抜けると、山あいの細い回廊に姿を変えて嵐山へ向かう。木造の川舟はその流れを端から端まで、およそ16キロぶん下っていく。動かすのは人の手だけだ。舳先の竿、中ほどの櫂、艫の舵を使い分けて岩を避ける。瀬と瀬のあいだでは水が深い緑の淵になり、両岸の岩壁がぐっと近づく。下りきった舟はトラックで亀岡へ運び戻される。流れは行きの一方通行なのだ。
おすすめの楽しみ方
所要はおよそ2時間。往復する寄り道ではなく、嵐山への行き方として組むといい。降りればもう竹林のあたりまで歩いていける距離だ。春の花と秋の紅葉は両岸が色づき、冬も定期の便が組まれている。出るかどうかは水量が決めるので、予約か当日の運航確認を先に済ませておきたい。
歴史・背景
丹波の木材は古くからこの川を筏で流されていたが、峡谷は荷を積んだ舟には荒すぎた。慶長11年、西暦1606年に京都の豪商・角倉了以が開削の許可を得て、巨岩を曳き出し、水中の岩を砕き、浅瀬を埋めて高瀬舟の通る水路をつくる。以後三百年近く、米や炭や薪が都へ運ばれた。1899年に山陰の鉄道が亀岡へ届くと荷の舟は姿を消し、先に始まっていた遊覧の舟が川を引き継いだ。
行く前に
- 現金
- 切符は亀岡の乗船場で買えるほか、事前のオンライン予約もできる。料金は運航する組合が定めていて、公式サイトに掲載されている。亀岡駅はICOCAやSuicaなどのICカードと現金の両方が使える。
- 知っておきたいこと
- 増水や悪天候のときは運休になり、その日の運航状況は出発前に公式サイトへ出る。舟の上は風と水しぶきを直に受けるので、歩く服装より、濡れる前提の支度をしておきたい。
- 別ルート
- 嵯峨野の観光鉄道を使うなら、亀岡側の終点駅から京阪京都交通の連絡バスで乗船場へ行ける。大阪方面からは阪急で桂まで出て、京阪京都交通バスに乗り継げば亀岡駅前までおよそ40分。
- 降りたあと
- 亀岡駅は北口から出て、川の方へ歩く。途中でサンガスタジアムの横を通る。道中に案内看板が立ち続けるので迷いにくい。切符売場と桟橋は堤防沿いにまとまっている。
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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。