美保関 青石畳通り
実写(ライセンス済み)Flow in edgewise / CC BY-SA 3.0

島根・美保関No.820★★地図で見る →

美保関 青石畳通り

〜港町に残る江戸の参道〜

local穴場——実はすごい

美保関の港町に残る石畳の道。美保神社の鳥居をくぐったところから、突き当たりの仏谷寺まで続く。敷石は近くの浜から運ばれた凝灰岩で、雨に濡れると青みが増す。

  1. 起点松江駅
  2. 約80分バス・1回乗換
  3. 降車美保関バス停(美保関コミュニティバス)
  4. そこから
  5. 美保関 青石畳通り

狙い目

隠れた場所ではない。美保神社は名の通った社で、観光バスも来る。ただ、その裏の一本は事情が違う。門も切符も順路の案内もない生活道路なので、多くの人は参拝で引き返してしまう。もう一つ静かな理由は天気だ。この石畳がいちばん美しいのは雨の日で、団体客がいちばん少ないのも雨の日である。

場所

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見どころ(歩く順)

美保神社SNHRRN / CC BY-SA 3.0
  1. 美保神社通りの起点。鳥居をくぐった数歩先から石畳が始まる
  2. 越前石の一区間神社前の通り。船で運ばれてきた越前石が敷かれている
  3. 凝灰岩の本通り近くの海岸から運ばれた敷石が続く長い道。大きなものは八十センチ四方ほど
  4. 旧旅館の町並み参拝と廻船で栄えたころの木造の正面が、通りに面して残る
  5. 仏谷寺通りの突き当たりの寺。石畳の参道はここで終わる

実際の行き方

  1. 松江駅→美保関(万原)バスターミナル(一畑バス・約45分)。
  2. 美保関コミュニティバスに乗り換え、港のそばの美保関まで(約30分)。
  3. 美保神社まで歩き、鳥居をくぐって右へ折れて石畳へ入る。
  4. 突き当たりの仏谷寺まで進み、同じ道を逆から歩いて戻る。
松江駅から一畑バス+コミュニティバス
松江駅→(一畑バス・約45分)→美保関(万原)バスターミナル→美保関コミュニティバスに乗り換え(約30分)→港のそばの美保関。全体で約80分。どちらも本数が少ないので、出る前に接続を確かめておきたい。
美保関から戻る
帰りも万原で乗り継ぐ同じ二本立てになる。コミュニティバスは夕方に早く終わるので、石畳を歩き出す前に帰りの便を決めておきたい。乗り継ぎを逃したときは、宇井渡船場で乗り換えて境港へ抜けるルートが残っている。
現在地からの経路を開く(Google マップ)↗

どんな場所か

美保関は松江の北東、海へ突き出した先にある港町だ。江戸時代には北前船の西廻り航路の寄港地で、船の出入りと美保神社への参拝客が、岸壁の裏の町を育てた。青石畳通りは、その参拝道の名残である。神社の鳥居をくぐって右へ折れると石畳が始まる。神社前の一区間は船で運ばれてきた越前石、その先の長い道は近くの海岸から運び上げた凝灰岩だ。石の形はそろっていない。正方形に近いものも長方形もあり、大きなものは八十センチ四方ほどある。

おすすめの楽しみ方

狙うなら雨の日だ。この道の名になっている青は、石が濡れてはじめて出てくる色で、避ける天気ではなく待つ天気になる。歩く向きは神社側から。参拝道として使われていた順にたどれる。短い道なので、突き当たりで折り返して逆から見ると、また違う顔になる。

歴史・背景

この石畳は、美保神社と仏谷寺を結ぶ江戸時代の参拝道の遺構だ。美保関はもともと風待ちの港で、北前船の西廻り航路が通うようになると寄港地として賑わい、廻船問屋や旅館が水際に並んだ。岸壁の裏を走るこの道は、その商いと参拝の両方を受けていた。だから石が敷かれた。参拝客を相手にした宿や店が軒を連ね、いま残る木の正面は、その通りの線をそのまま伝えている。

行く前に

現金
通りは公道で、歩くのに費用はかからない。バスは小さな路線なので、カードを当てにせず小銭と少額紙幣を持っておきたい。この石畳沿いに券売所の類はない。
知っておきたいこと
石畳は平らではなく、濡れるとよく滑る。いちばん美しいのが雨の日である以上、靴は滑らないものを選びたい。冬は日本海の風が、岸壁からまっすぐ入ってくる。
別ルート
鳥取側からなら、JR境線で境港へ出て、宇井渡船場で美保関コミュニティバスに乗り換える。米子から来るなら、松江を回るより短い。
降りたあと
コミュニティバスは港のそばで降ろしてくれる。岸壁沿いに美保神社まで歩き、鳥居をくぐって右へ折れると、数歩で石畳が始まる。

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距離は地図上の直線で、移動時間ではありません。